今月の野鳥(JB2015年11月号)
「葉は美しく茂り、実は豊かに実って/すべてを養うに足るほどであった。その木陰に野の獣は宿り/その枝に空の鳥は巣を作り/生き物はみな、この木によって食べ物を得た。」(ダニエル4:9)
冬鳥が身近でも見れる季節になりました。写真の鳥、ジョウビタキも身近な環境でよく見られる冬鳥です。特にオスは腹部のオレンジ色が目立つ鳥で、頭のグレーが名前の由来(ジョウビタキは尉鶲で、尉とはロマンスグレーのことである)になっています。イスラエルにも、これと同属のシロビタイジョウビタキというのが居りますが、さらに派手な色をしています。この冬ヒッヒッという鳴き声を聞いたら、ご自宅の近所で探してみるのはいかがでしょうか。(撮影2014/11/29自宅近所にて)
小学校の高学年の頃、4年生だったか5年生だったか、実家の傍の林の法面に止まっているジョウビタキのメスを見た。それがこの鳥との初めての出会いだったが、いわゆるフライアンドキャッチを繰り返す姿が特に印象的だった。都会の住宅街に暮らしていると、ジョウビタキのメスによく出会うがオスにはあんまり出会わない気がするが、バードリサーチの調査だと、オスメスによる棲み分けはそれほど極端にはないらしい。温暖化による変化なのか、国内(特に長野県の高原)で繁殖する例が増えているようだ。渡りを鳥が行うかの究明の一助となればいいのだが。
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