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今月の野鳥(JB2017年2月号)

「主に望みをおく人は新たな力を得、鷲のように翼を張って上る。走っても弱ることなく、歩いても疲れない。」(イザヤ40:31)

 今月はオオワシを選びました。魚類を主食にしている猛禽類、その中でも大きく、翼を広げた幅が2m40にもなります。大きなワシが翼を広げて空を滑空する姿は、圧倒的な力を示す存在でもあり、弱い雛を庇護するイメージでもあったのでしょう。出エジプト記19:4では、イスラエルを導く存在として、このワシが用いられています。
 北海道と流氷のイメージが強いオオワシですが、本州でも、東北以南でも数箇所、一番西は琵琶湖に18年連続でやってきていることをご存知でしょうか。体が縮こまるシーズンですが、近くのスポットに訪れ、見ることができたらきっと感動しますよ。
(撮影2016/2/25北海道羅臼漁港にて)

冬鳥であり、一部を除いては北海道に渡来するオオワシは、やはり簡単に見ることのできる鳥というわけにいきません。しかし、東京圏では手軽に姿をみることができる場所があります。それは、上野動物園です。ここに、1973年に千葉県の外房で負傷して発見されたメスの個体が飼育されています。不忍池側から動物園に入園すると見ることができます。自然の鷲が飼育されているのは、なんだか可哀想になりますが、知っておくといいかも。他に多摩動物公園にもいるそうです。


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