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今月の野鳥(JB2016年2月号)

「森ふくろう、魚みみずく、大このはずく、」(レビ11:17)

レビ記11章は、おもしろい聖書箇所です。忌むべき動物の名が列挙され、鳥の名前もあります。そして、魚みみずくという鳥が挙げられています。魚を取るフクロウ!最初はイメージがわきませんでした(鷹のミサゴのように海に飛び込むフクロウというのは想像ができません)。しかし、調べてみると意外にも魚を取るフクロウが日本にもいました。天然記念物のシマフクロウです。北海道に160頭ほどしか棲息しないといわれているフクロウ(ミミズクというのは、羽があたかも耳のようになっているフクロウ)です。この鳥は海でなく、川に飛び込んで魚を取るのです。イスラエルの魚ミミズクは既に絶滅しているようで、どのような鳥だったのかは今知ることはできませんが、同じ様をしていたのではと想像しています。(撮影2015/11/26北海道羅臼にて)

最初、JBの連載は1年ということだった。なので、2016年3月号で連載は終了予定だったのだ。なので、2月号と3月号は今までの野鳥とは違う野鳥にしたいとかねて思っていた。そこで、2月号はシマフクロウ、3月号はトキということにし、11月の終わりに北海道のツアーでシマフクロウを見て、その写真を使うことを思いついた。そんなにうまく写真が撮れるか不安だったが、ガイドの中野さんのアシストでうまく写真を撮ることができた。この場所は羅臼にある鷲の宿で、写真が撮れるような照明(シマフクロウには影響を与えないような)もある場所なので、深夜にも関わらず、かなり鮮明に撮れたと思う。シマフクロウの保護行政にはいろいろあるようだが、何とか次世代まで生きていってほしいと思うのである。


シマフクロウ

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