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今月の野鳥(JB2017年3月号)

「しかし、わが名を畏れ敬うあなたたちには/義の太陽が昇る。その翼にはいやす力がある。あなたたちは牛舎の子牛のように/躍り出て跳び回る。」(マラキ3:20)

 大人になってからの1年は、翔けるようだとつくづく思います。本年度一年間も私の鳥の写真と駄文をお読みくださってありがとうございました。この文章を書いているのは年末のクリスマス準備で忙しい最中ですが、もう3ヶ月もすると、太陽が輝いて花が踊る春がやってきます。ということで、今月は桜の花とヒヨドリという写真を選びました。写真が上下逆さまなのではと心配される方もいるかもしれませんが、ヒヨドリは頭を下に向けて大好物の桜の花の蜜を吸っているのです。
(撮影2016/3/30横浜市金沢区長浜公園にて)

ヒヨドリは果実や花の蜜が好物だが、それはヒヨドリの祖先が熱帯に暮らしていたことに起因するそうです。ちょっと鳴き声がうるさいので、敬遠しがちですが、平安時代には貴族の間でヒヨドリを愛玩することが流行っていたようです。源平合戦で源義経が急峻な谷を下って平家を急襲したのは鵯越(ひよどりごえ)でした。分布がほぼ日本ということで、海外のバーダーにとっては、日本に来たら是非観察したい鳥なんだそうです。


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