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#4 人生の台本の話し

すべての人に台本がある


これは祖母の言葉だ

私が子供の頃に理不尽なことを頼まれて嫌々やりながらグチを漏らしたときに教えてもらった。

祖母いわく

皆、誰でも産まれた時に希望と喜びと人生の台本を持って産まれてくるらしい。

その台本には自分が主役でストーリーから登場人物まで全て自分が決めて良いらしい。

脇役は〇〇ちゃん、木の役は〇〇ちゃん、敵の役は〇〇ちゃんというふうに好きなように配役して自分が主役としてストーリーを組んで良いらしい。

要するに自分の人生は自分勝手に生きて良いのだと言う。

なぜなら、私だけではなく誰でも平等に「人生の台本」を持って産まれてくるので、、祖母いわく自分勝手に生きなさい!とのこと、、

好きな子とは添い遂げられるストーリーで好きな子はお姫様役で優しく接しなさい!

嫌いな子は敵役で負けないようにしなさい!木の役にしてもいいわよ!

何よりも貴方が1番輝くような主役を演じる事が大切なのよと

わたしはその話を聞いて、、腑に落ちない

そりゃそうだ!それってただの自分勝手で横暴で身勝手で、映画版の優しいジャイアンじゃない方のジャイアンだ!!

わたし「そんなことをしたら皆んなに嫌われちゃって遊んでもらえへんようになるやん」

祖母「アンタはアホやな」

わたし「??」

祖母「皆んな台本持ってるねんで!きっとアンタの友達の台本にはアンタの事が書いてある!、、アホな友達って書いてあるわ」

わたし「、、、😱」

祖母「わたしの台本にもアンタは出てくるで、、、アホな子ってw」

わたし「、、、😱」

祖母「貴方の人生はアンタの人生やから、自分勝手に生きなさい!自分が幸せになることを1番に考えて、これから逢うであろう人達の配役もアンタが決めなさい!他人にどう思われても気にしないで自分が1番良いと思うストーリーを台本に書いていきなさい!それが台本を持って産まれた私たちの特権だから自分勝手に生きなさい!

でもね、、アンタの友達から何かを頼まれたり、、、大切な人が困ってたりしたら徹底的に助けてあげなさい!

自分事じゃなくても自分事のように接しなさい。

貴方の人生はアンタが主役やけど、〇〇ちゃんの人生は〇〇ちゃんが主役やから、〇〇ちゃんに頼まれ事をしたり、〇〇ちゃんが困ってるような事があれば、アンタは〇〇ちゃんの脇役をちゃんと演じなさい。

アンタの人生の台本に〇〇ちゃんが登場するときもあるけど

〇〇ちゃんにも台本があって、アンタが登場することもあるから、その時のアンタは〇〇ちゃんの人生を少し触れる瞬間やから、雑に接したらアカンで、、丁寧に接しなさいよ

自分の時は自分が主役

他人の時は他人が主役で自分が脇役

やから、、どんなに理不尽で納得のいかないことを頼まれたりしても、、イヤイヤやるんじゃなくて、今は自分が主役じゃなく、他人が主役なんだと思ってそれをやりきりなさい!

そうする事でアンタの台本にはいっぱいの人達が力を貸してくれて良い舞台になるんよ!

なんでも他人事にするから嫌々になるんよ!

自分事のように一生懸命やると、アンタを出演させた〇〇ちゃんはすごく喜んでくれて、次、アンタの舞台に出演してくれる時は一生懸命やってくれるから

人の行いは周り回ってくるからね

アンタの人生の台本には何を描くの?」

祖母からアホやな!と言われながら育った、
わたしにはこの会話はすぐに理解は出来なかったけど、、社会に出てから腑に落ちないことがあったり、頼まれことをされた時に、この「人生の台本」の話を思い出して自分事のように接するようにしてる。

とは言え、、腑に落ちないことは変わらないので嫌々やったりするのだが、、

この腑に落ちない頼まれ事も頼んだ人の人生の手助けをしてるのかと思うと、幾分か気持ちが前向きになる

祖母「ところでアンタなにをイヤイヤやってるの?」

わたし「、、遊んだオモチャの片付け!」

アホか!

😱

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