ある観る将の記録〜またまた増える推し〜

こんにちは、やなはらです。
需要など関係ない。己の気持ちの整理のために書くのです。でも読んでちょっとでも共感してもらえるところがあれば嬉しいな…なんて…

観る将を楽しんでから一年弱、私は初めてオンラインイベントに参加した。2021年のMBS将棋イベントである。
2日に分けて行われていたが、豊島先生の参加されていた日程の方だけ購入した(のちに後悔するがまぁ当時は仕方ない、それはまたたぶん後日)。
進行がうろ覚えで大変恐縮であるが、豊島先生と桐山師匠のトークをニコニコで見たり、質問コーナーの回答にニヤニヤしていたが、企画のひとつで別日の新人フィッシャー対決で勝ち上がった2人が決勝を戦うということで登場されていた。それが冨田四段と古賀四段であった。
その中でも目を引いたのは冨田四段だった。

「君、本当に新四段…?(関西イントネーション)」

もう心の声ダダ漏れで呟いていた。
ファンの方からいただいたという可愛らしい猫?犬?のマスクをつけ、幕間に渡されたマイクでソツのない仕切り、滑らかなトーク、あまりに手慣れたその姿に将棋界隠し球いくつ持ってるんですか…と思わざるを得なかった。
フィッシャーの結果は冨田四段が勝ち上がり、豊島先生との記念対局となった。
その対局前に公式戦でも手合いがついているという話になり、なんとなくやりにくいのかなぁなんて思いつつ、対局を観戦していた。

その後に投稿されたコラムがこれである。

もう一度言おう、「君、本当に新四段…?(関西イントネーション)」

なんてエモい文章(語彙力)を書く方なのだろう…もっと対局姿を目に焼き付けておけばよかったなぁ…となってしまうぐらい魅力的な文章だった。
そこからwonder将棋やAbemaのマルチアングルでの楽しい先生をたくさん拝見でき、ますます気になる存在になっていった。

そこで配信されたのが第5回Abemaトーナメントのエントリーチーム決定戦である。
対局姿は例のイベントの薄ぼんやりとした記憶しかなかったため拝見するお姿はいつもニコニコの冨田先生と違い、真剣な面差しに完全にやられてしまった。結果エントリートーナメントを勝ち上がり、先生の明るいキャラクターが大きな舞台で拝見できるのが楽しみでしかなかった。
予選リーグは大変厳しいリーグであったが、冨田先生の明るさは本当にチーム戦向きだと思った。
やはりチーム戦での番勝負には流れというものが強く影響するというのは素人ながらに思う。チームエントリーはメンバーの個性がすべてよくまとまり、その流れを引き寄せる力が高かったように感じた。その一端を間違いなく担っていた冨田先生。
Abemaトーナメントのことを書き出すとキリがなくなってしまうので割愛するが、結果的に決着局となった稲葉先生との対局後、謝罪をされる先生の姿を見るのはとても辛かった。
同時に感情を素直に吐露される先生のことを引き続き応援したいと強く思った。

この経験が今後の先生の糧となりますように。

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