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大学で学ぶなら、後期から

大学で科目履修生をやっています。これから学びたいと思っている方には、タイトルにあるように「後期の授業からちらっと参加してみたら」と強くおすすめしたい。さて、そのココロは……。

春から学び始めるのがなぜ大変か

 大学の新学期は4月からスタート。つまりそれは、会社の新年度と重なることを意味します。4月までに前年度のシラバスを隅々まで読み込んで、ある程度受けたい授業を絞り込んでも、実際にカリキュラムや時間割が発表されるのは4月になってから。そして、授業の内容やクラスの雰囲気、先生との相性は、授業を受けてみないと未知数です。

 つまり4月上旬の約1週間は、授業のトライアル期間のため、仕事どころではありません。人にもよると思いますが、私は5コマの授業を取るために10コマ近くの授業を覗きました。会社員だったらほぼ無理だっただろうと思っています。

横のつながりがない

 社会人学習者の唯一にして最大の弱点は、時間のなさではありません。横のつながりがないことです。試験が楽勝かとか、そんなことはわざわざ勉強しようと思っているマジメな私たちにはどうでもいいのです(そもそも単位をもらえるわけではないので、最悪試験は捨ててもOK)。
 たとえば先生の評判や、休まざるを得なかった日にどこまで進んだか。もらえなかった資料をコピーしてくれる人もいないし、細かいことだと休講情報も毎回自分で調べないと入ってこない。髪を振り乱してなんとか教室にたどり着いたら休講だったという脱力感、何度も味わいました。有名人だと学生に囲まれて楽しくすごせるかもしれませんが、一年間助け合える仲間を作れなかった私は、この点とても苦労しました。

秋から勉強を始めてみては

 そのような理由から、まずは秋から始まる後期の授業から、のっそりと受講してみることをおすすめします。前期からしか入学できない大学もありますが、後期からの入学を受け入れているところもあります。今年はこんな状況なので来年の春からという方は、とにかくコマ数を最小限にして、無理せず学ぶことを提案します。

 そして、困ったときは先生や職員の方々に事情を話して頼りまくりましょう。彼らはやる気のある生徒を無下に扱ったりはしません。海外出張などで授業に出られないことも何度もありましたが、先生に後からプリントをいただいたりして、なんとかついていくことができました。

 さて、現在はzoomやyoutubeでの授業+大量の課題という学習スタイルが定着して、この生活が7月まで続くようです。授業はまだ4週目で、今年は夏休み返上で勉強することになりそうですが、早くもシラバスや時間割を見ながら後期の受講計画を立てはじめています。

 後期は月曜と火曜に一コマずつ受けたい授業があるものの、週に2日通学するのは厳しそうだし、資格取得のための勉強も続けたいし、できれば通学せずにオンライン学習を選択したいので、もうしばらく模索するつもりです。

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