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姫路旅行記

今回の旅行の写真は→https://note.com/yanagimusi_iwabe/n/n2b87facf75ec

年明け早々、私は浜松へ行く計画を立てていた。

目的はボートレース浜名湖の旅打ちとその近辺の散策である。ホテルの値段を調べてココにしようかと思い悩んでいた所にあるニュースが飛び込んできた。

「姫路競馬7年ぶりに開催!」

という報である。

情報は無かったがこの機会を逃すと次はしばらく無いんじゃないかという予感はしていたのでその気になったらいつでも行ける浜松行きをキャンセルし、姫路競馬観戦にシフトする事にした。

日帰りでも行かなくも無い距離だったがそこそこ安いビジネスホテルが取れたので余裕を持った前泊をする事にする。そして1月21日、私は姫路へと旅立った。


姫路への行き方は大きく分けてJRと山陽電鉄で行く二種類があるのだが、乗ったことのない電車に乗りたいと思ったので山陽電車で行く事にした。梅田からのんびり揺られる事3時間、電車は手柄駅に到着した。手柄駅は姫路駅の一つ前にある無人駅である。無人駅とは言え周りに人気が無い訳ではない。事前にある程度サーチをしていたのでホテル近辺にある魚屋の角打ちに行ってみる事にした。夕方頃の姫路はとにかく冷えていた。

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こちらが角打ちであるヤマサ水産で頂いた刺し盛りとバカ貝のバター醤油焼きである。

日が落ちる少し前に到着したので身体は芯まで冷え切っているのに酒は冷たいものしかない。しょうがないのでハイボールを頼みつまみながらこれらを流し込んでいく。

しかしまぁこれが美味い! 刺身は弾力がハンパじゃなく、鮮度が抜群だった。バカ貝の方は貝の旨味とバター醤油の濃さが相まって酒がとにかく進んだ。

酒を飲んでいたら一人女性の客が入ってきた。どうやら持ち帰って家のおかずにするらしい。そこそこの値段がする所なのに豪勢だな……と思いながらその場を後にした。

https://tabelog.com/hyogo/A2805/A280501/28056370/


ホテルにチェックインした後、しばらくゴロゴロしていたが腰を上げて姫路駅に向かう事にする。歩けない距離ではないが目の前にバス停があるので時間が合えばそれに飛び乗れば早い。5分もしないうちに姫路駅に到着すると、北に向けて歩き始めた。

姫路駅周辺はバスも道路も整備され、高いビルは少ないものの商店街が張り巡らされていてそれなりの活気があった。さしずめ地方の県庁所在地のようなイメージだろうか。もちろん食べに行く宛は全くないのであちこちを彷徨い歩く事にした。

姫路にはソープが二軒ある。その内の一軒がある南町という所の真ん中に公園があった。周りがラブホと料亭しかないこんな所で遊ばせる親御さんも少ないだろう。ベンチには男が血走った眼をしながら携帯の画面を熱心に見ていた。恐らく風俗の予約でもしていたのだろう。

夕食は焼き鳥にした。

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おまかせセット10本で 1800円 今思えば明らかに高いじゃねーかと思えるのだが、酒に酔ってたせいで判断力が欠如していた。あからさまに暇を持て余してる店主とそれ以上に暇を持て余してる女性スタッフが5人と居た。普段はそれだけ繁盛してるのだろうか……関係無いけど焼き鳥を焼いた後に一仕事終えたとばかりにタバコに火をつけて旨そうに吸う姿にどこかカッコいいと思えてしまう自分の弱さが恨めしい……

姫路名物揖保乃糸の電飾を見て徒歩でホテルへと帰っていった

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二日目

今回泊まったビジネスホテルは朝食バイキングがついてくる所だった。まぁそういうところを好んで予約しているのだが……ビジネスホテルのバイキングには妙な執着がある。恐らく食い意地が張ってるせいだろう。

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これが朝食バイキングで取ったものである。ここの朝食バイキングは惣菜が3種類しかない。手前にあるだし巻き、鯖の塩焼き、煮物の三つだけ。普段こういう場ではあまり納豆は食べないのだがあまりのおかずの少なさに緊急補強せざるを得なかった。味は特に不味くは無かった。鯖の脂が乗ってたのは覚えている。

ホテルをチェックアウトした後、姫路城に行く事にした。チェックアウトしてからひたすらに歩き姫路城を目指す。姫路駅から姫路城の姿が見えるので間近にあるように思えるが姫路駅から歩くと15分ぐらいはかかる。余裕を持って行くなりタクシーを使うなりして向かおうhttps://mobile.twitter.com/coshina/status/1219798091668180993

改めて思うが姫路城は素晴らしい建造物である。先ず、このような立派な建造物を建て、それを後世まで残した先人達に敬意を表したくなる。文化財と言うだけあって、観光客向けに分かりやすい案内をしつつも残っているものを後世に残そうと言う気概が感じられた。

ファンバスがある駅まで戻ると10時半だった。せっかくだからまねきそばのえきそばを食べる事にした。

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天ぷらえきそば230円、安くてサッとあげたてが食べられるのは嬉しい。味はまぁカップ麺で既に知ってたから別に……

https://tabelog.com/hyogo/A2805/A280501/28031249/

そしてファンバスに乗り今回のメインである姫路競馬場に向かう。姫路競馬場に着いたのは11時過ぎの事だった。

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平日の水曜日にしては中々の人の数だった。(室内にもっと人がいる)ご覧の通り市街地の中に競馬場がある所である。レースの方も時折歓声が飛ぶぐらいで静かなものだった。この日は前日にほぼ逃げが決まらなかったので仕掛けが遅れたせいか先行と逃げがよく決まっていた。旅打ちの結果はメインまで外れ続け、メインでなんとか3連単を当てるもその分を最終につぎ込んで全部コケるという最悪パターンだった。直線で鴨下に罵声を浴びせていたオタクは俺です。ごめん。

お土産を買って帰路に着く。晩飯は駅ナカにあった加古川かつめしにした。

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セットで1000円。見た目は完璧なのに味が7ぐらいだと妙にガッカリする。そもそも食べた瞬間脂身がジュワーっと吹き出すトンカツや鳥からに慣れている身としては違和感を覚えるものだった。

シメに

JRで帰るつもりだったが、そう言えば明石焼きを食べてなかったと思い山陽電鉄に飛び乗り東二見駅を目指した。

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明石焼きというのを食べてみて思ったが、自分達のたこ焼きの味覚はたこや生地じゃなくてソースに支えられていたのだと改めて分かった。不味くはないのだが、流石に20個は多すぎる。いや、飽きる。熱々の明石焼きに冷たいダシという取り合わせは良かった。両方熱かったら食べづらい事この上ないだろうし。

https://tabelog.com/hyogo/A2804/A280401/28015928/

帰路に着く中で思った事は、姫路という地は一つの観光都市としての存在感があるなという事だ。梅田から近い分、住宅地の真ん真ん中で何もない園田競馬場に比べたら新幹線で来れて観光名所もあり懐かしい雰囲気も楽しめるこの姫路競馬場の方が勧めやすいというのはあるだろう。じゃあまた来年(姫路競馬の開催は今年はもう終了したと決定されている)旅打ちするかと言うとうーん……と言った感じだ。誰かに誘われたら行くかも知らないけど一人だったらどうかな……どうせなら桜が満開の時に姫路城を観に行きたいしなぁと思ったりしている。満足度としては競馬よりも城の方が高いという珍しい旅だった。


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