「桃園空港から台中への移動は、バスと鉄道、どちらが便利ですか?」
鉄道の走っていない桃園空港、まもなく台北や桃園の高鉄(新幹線)駅を結ぶ桃園機場捷運(MRT)が開通しますが…現在はどこへ行くにもバスだけが頼りです。
結論から言うと、今の段階では桃園国際空港〜台中は鉄道よりもバスが便利で、この区間に3社もバスを走らせています。所要時間はどの会社も2時間程度ですが、運賃は230〜300元と差があります。
どの会社も、桃園国際空港から高速道路で南下、市街地の北西にあるインターを下りて、途中で降ろしながら台中駅へ向かう、というコースです。
統聯客運(1623路)
本数が一番多い統聯客運、最大手のバス会社で、緑色がイメージカラーです。車両や運転の安全もまあまあな、無難な選択です。運賃は240元ですが、ほとんどの時間帯で10元割引されて230元で乗れます。なお、台湾は高速バスも含めて全路線に系統番号が付けられていて、この路線には1623という番号が付けられています。台中駅の乗り場は駅前広場の道を渡った付近です。
国光客運(1860路)
元国営、国光客運。紫色がイメージカラー。元国営なので車両もサービスもぶっきらぼう、なんですが、最近はバスも新しくなって、さらにどの会社もだいたいぶっきらぼうなサービスなので、ごく当たり前です。運賃はいつでも240元。本数少ないのですが、統聯客運の本数が少ない深夜早朝に便が多いのと、「KING PASS」という外国人旅行者用の国光客運乗り放題パスで乗車できるのがメリットです。台中駅の乗り場も、駅前広場の中にあります。
KING PASSは日本でも、高速バス会社のウィラーが扱っています。3日間用と5日間用の2種類があります。
建明客運(飛狗巴士・5503路)
はっきり言うと、乗らないほうが良いです。危ない。車内も妙に煙草臭くて、場末のカラオケボックスみたいな臭いがしました。運賃も300元、本数も多くなくて、乗るメリットを感じません。台中駅の乗り場も離れていて分かりにくい。会社名よりもブランドの「飛狗巴士」を前面に出して名前で走ってます。
こんなところでしょうか。今年3月に機場捷運が開通すると、空港最寄りの高鐵(新幹線)駅まで電車で結ばれるので、また話が変わってくるかもしれません。
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