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大東京カワセミ日記137 2022年11月19日 殿様池とオオタカとカワセミご飯。

午後2時、殿様池にいく。ツマグロヒョウモンがツワブキの花畑に。この時期、数少ない蜜源である。サトクダマキモドキもまだいる。昆虫がうろうろする最後の季節だ。


山頂の木のてっぺんにオオタカがいた。直前に鳩の群れがとびかっていた。おそらくこのオオタカにびっくりしたんだろう。上に登ると姿を消した。先週からオオタカの顔をみる。11月から春まで。この池にはオオタカがくる。

野鳥を狙うカメラマンたちがおそらくはカワセミを待っている。
今日は姿を見せない。この池に頻繁に顔を出すようになるのは、昨年のケースでいうと10月からだが、今年は11月になっても1、2度見た程度である。
隣の川で春、子育てをするのだけれど、夏をすぎると、見たり見なかったり。
夏から秋まで、どこに行ってるんだろう?
外にでたら、声がした。
カワセミだ。
池に戻る。
老カメラマンたちがカメラを構える。池の脇の桜。いつもの位置。が、みつからない。どこに?
なんと、桜の紅葉に混じっていた。これ、いる、と思ってみないとまず見つからない。ものすごい保護色である。




カワセミの横に、赤とんぼが飛んでくる。
今の時期ならではのツーショット。

その後、カワセミはさかんに池で餌取りを行う。15分ほどの間に、3匹のクチボソを捕まえて食べていた。この池では、アメリカザリガニを捕まえることもあるが、メインディッシュはやはりクチボソだ。子育てのときも、おそらくここで捕まえたクチボソを雛たちに運んでいた。

桜の木から狙いを定める。
ロックオン!
クチボソ、ゲット!

別の枝にうつって、ふたたびクチボソを狙う。

つかまえた!

この日は一羽。オスのみ。メスがくる日もある。おそらく昨年、そして今年の春いっしょに子育てをしていた夫婦。繁殖時期以外は、別行動である。都会の大人カワセミである。



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