社会とテロと性善説と

現代社会は、
世界中どこでも基本的に
「公共施設で人はあんまり悪いことはしない」という性善説で
できている。


誰が悪いやつになるかわからない、という性悪説で社会をつくると、一般市民より監視者の数のほうが多くなっちゃう。

つまり、性悪説では社会そのものがつくれない。


だから
逆に言うと現代社会を崩壊させるのは、
別に核爆弾を放り込まなくても
核施設にテロをしなくても、
物理的には簡単にできる。


通信だの電気だの鉄道だの交通信号だの
といったインフラを
コントロールするところをやっつければ
社会は瞬時に目詰まりを起こしちゃう。

そこには警察も軍隊もウルトラ警備隊もいない。


本気で狙っちゃえば簡単だ。


ちなみに、ハリウッド映画ってそんなテロの話ばかり
昔から描いている。


国家社会を身体だとみなすと
テロというのはウィルス。


身体はウィルスを直接倒すことはできない。
911で歴然とした事実。


ウィルスを倒すのは
対処療法じゃなくって
根源的な環境対策が必要。
それが何かというと、
宗教や政治体制の問題じゃなくって、
結局「経済的に豊かになる」ってことじゃないだろうか。

でも、例外があった。オウムのテロ。

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