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相席食堂ゴールデン、大爆死のネットニュースは大きな間違いだった件【相席食堂、第一回Tverアワード特別賞受賞!!】

 関西を中心に今大バズり中のバラエティ番組、「相席食堂」。毎回、芸能人が色んな街に行き、食堂で相席などをして、地元の人たちとふれあう旅番組だ。千鳥は、そのVTRをスタジオで鑑賞し、気になったところがあれば、ちょっと待てい!!ボタンを押して、ツッコミを入れていく。
 毎回、ロケ慣れしていない芸能人たちが起こすハプニングと、千鳥のツッコミスキルが絶妙な化学反応を起こし、爆発的な笑いを生み出し続ける(たまにハズレ回もあるが)この番組は、若年層をメインに圧倒的な支持を受けている。

 そして、ほんの1ヶ月前、待望の全国ネット・ゴールデンタイムに進出。M-1グランプリ2020の激闘を終えたファイナリスト10名が、ロケの面白さでしのぎを削った。筆者はもちろんリアルタイムで視聴し、非常に笑わせてもらった。
 しかし、蓋を開けてみれば、視聴率は1桁台と、筆者の満足感とはあまり釣り合わない結果となった。
 その後、「相席食堂ゴールデン進出、大爆死」という記事がネットニュースを賑わせ、ノブも「恥ずかしから消してくれ!」と、その記事を引用リツイートして自虐する始末。やはり、いくら相席食堂でも、全国ネットのゴールデンは壁が高すぎたか。

 と、思いきや、先々週くらいのオンエアにて、ノブが番組冒頭でそのゴールデンSPについて、「若い人たちからの視聴率がかなり高かったので、偉い人から褒められた。」と嬉しい報告。
 それもそのはず、放送当時のTwitterでは、「相席食堂」や「コーンロウ」など、番組関連のワードがトレンド入りを果たしており、話題性は十分にあったといえる。
 視聴率があまりハネなかった理由として考えられるのは、真裏に「踊る!さんま御殿」というオバケ番組が放送されていたのもあるだろうが、やはり1番は、本来相席食堂を見ている視聴者層が、リアルタイムで見られるような時間帯ではなかったからだろう。
 夜の7時〜9時は、ファミリー層やおじぃちゃん、おばぁちゃんがテレビを点けていることが多いので、はなから、こんなゴリゴリのお笑い番組が高い視聴率を叩き出せるわけないのだ。

 また、さらにその人気っぷりが窺えるニュースが飛び込んできた。
 相席食堂が第一回Tverアワード特別賞を受賞したのである。Tverでの番組の再生回数は、なんと1114万回。関西ローカルの番組でありながら、驚異的な数字を叩き出し、その人気の高さを、より世間に知らしめることとなった。

 今や視聴率では、番組の面白さは語れない時代となった。録画視聴や、動画配信サービスでの視聴など、テレビ番組の見方が変化しつつある今、「リアルタイムでの視聴率が低い」=「その番組は人気がない」という図式は成り立たないことが多い。
 それなのにも関わらず、視聴率が不振に終わったからといって、大爆死などという見出しをつけるのは、あまりに安直すぎるのではないだろうか。

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