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仕事ができないのに自信満々でえらそうな先輩を手のひらで転がした話

こんにちわ!やんです。

仕事が恐ろしいくらいできない人っていますよね。もう、びっくりするくらいできない・・・

私も昔の職場で仕事がめちゃくちゃできない先輩なのに、いつも偉そうにされていたが、私がうまく手のひらで転がしてコントロールできてしまったことがあったのだ・・

勝利!!

それは、私が調理の仕事をし始めたころの話であった。

その職場は、上は70代のババアのお姉さまがトップに君臨し、アラフォーの私は乳飲み子のような扱いをされていた。

その諸先輩の中に、仕事ができるアピールの強い50代前半の先輩がいた。

先輩は初日から私が間違えると「見ればわかるじゃない!!そんなの常識よ!」と上から目線で責めまくる人であった。

怖すぎて、一発で嫌いになった(´;ω;`)

悔しい思いをしながら仕事を覚えていくうちに、私は気づいてしまった。

あれ?先輩、いつも仕事できるアピールしているけど、仕事できなくね?

先輩は新人でもしないようなミスをたくさんしていた。

  • カレーにありえない大量のルーを入れて調理し、ドロドロの味の濃すぎる品を客に提供→社長があまりのひどさに料金を返金

  • 仕事が遅すぎる。私が1時間で終わる注文の弁当を3時間以上かけてしまう。→待たされた客からの大クレーム

  • 予約注文の伝票をどこかに置き忘れてしまう→取りに来たお客が用意されていないと大激怒

それなのに、先輩はいつも自信満々であった・・・

社長やお局に怒られまくっているのに、特に、年下の私や後から入って来た同僚に対して、えらそうで高圧的であった。

それだけではなく、私が仕事を覚えれば覚えるだけ、私の負担が大きくなっていった。

  • 先輩があまりにも失敗するため、私が代わりに仕事をやらされる

  • それなのに、先輩というだけで偉そうにされる

  • 先輩は、私がミス(大したことない)するのを目ざとく見つけ、叱責する

それでいて、先輩のほうが時給が高い、もう、処したい・・・ムキィィィ(*`皿´*)/

はて?どうすれば?

恨みはたっぷりよ!!

まず、先輩が能力が低いにも関わらず、自信満々なのが、理解不能であった。

しかし、私はわかってしまったのだ!これは、「ダニング=クルーガー効果」で説明できるのだ。(読んだら戻ってきてね)

どうやら能力が低い人は、ただ能力が低いだけでなく、自分の能力の程度を図る能力も低いのだ。

みなさんは、子供のころは、なぜか根拠もなく自信満々であった全能感で満ち溢れていたことはないだろうか?
しかし、だんだん成長するとともに、他人と自分を比べはじめ、現実を見つめるようになり、己の能力を把握できるようになるもの。

しかし、その能力がつかないまま大人になっちゃう人がいる・・・

先輩は、まさにそのものであった。全能感満載の子供のまま大人になってしまったのだ。

お、恐ろしい・・・なにより、そんな自分の能力も図れない子供のような人に偉そうにされるなんて、おもしろくないぜ!

しかし、私は先輩の特性をうまく使えるのではないかと考えた。

どうやら、能力の低い人は、自分の能力のレベルを図る能力が低いため、騙されたり、おだてに弱いとあったのだ。

私はこのおだてに弱いをうまく使うことにした。名付けて「空虚な褒め言葉」作戦である。

なるべく先輩をおだてて褒めまくって、面倒な仕事をしてもらうことにした。

「この仕事は、先輩にしかできませんよ!!」と言うと、

先輩は「そうよ、あなたにはまだむりよ!」と調子に乗って面倒な仕事をやってくれた。

またあるときは、自分の仕事に集中したかったので、これまた空虚な褒め言葉でどうでもよい仕事を先輩にふってみた。

私「先輩ならすぐにできちゃいますよね!お願いできます?」

先輩「まあね〜私にしかできないわね」と得意げになって、やってくれた。

しかも先輩は作業がとても遅いので、私は邪魔されることなく己の仕事に集中できたのだ。

空虚な褒め言葉とは、褒めているようで、事実褒めていない。中身がなくて、ただおだてている。

先輩は中身のない褒め言葉に勝手におだてられて仕事をしてくれるようになった。すると、あんなに怖くて腹がたっていた彼女をコントロールできるのが快感になってきた。

なにこれ〜〜おもしろい〜〜♡

そして、問題なのがマウンティングである。先輩は自分ができるアピールがすごい。

これに始終イライラしていたのだが、これにも空虚な褒め言葉で解決した。

「そうですね。経験が違いますものね」や「その視点はなかったです」と褒めておいた。

そうしたら、私に対して優しくなり、パンを買ってくれるようになった・・

尊敬できない人を褒められないとよく聞くが、褒めの言葉に本当の意味を埋め込めば簡単にできる。

「経験が違いますよね」→私は先輩のような愚かな間違いをしないから、私と先輩は経験が違うのは当然だもんね〜。

「その視点はなかったです」→そんなどうでもいい視点は私には浮かばないもんな。

言葉だけきくと、褒めてるようだけど、真意は違う。だけど、先輩は真意をわかる能力がないため、勝手に言葉どおりにとって、こちらの都合のいいように動いてくれるのだ!

私は、仕事に行くのがたのしくなっていった((*´∀`*●))ノ゙

しかし、こんなに簡単に手のひらで転がされる先輩は、騙されすぎでは・・?

聞くところによると、先輩は、社長が盲信している怪しげな宗教に勧誘され、あっさりと言うがままにハンコを押して入信してしまったという・・・

先輩、大丈夫?・・・少し哀れに感じてしまった・・・

おしまい

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