1パック300円で買ったトマトが、ほとんど食べられなかった話。

先日(だいぶ前)購入したトマトが、6個中5個が食べられずに処分した。

すっぱすぎる。緑色。種の部分が黒い?など、結局買ったその日に食べた1個以外、全て難ありで、食べて大丈夫かどうかの判断がつきにくい。

青くても、酸っぱくても食べる方法がネットに掲載されている。一方で、熟していないトマトを食べたばっかりに食中毒でひどい目にあったという記事もある。

お腹をこわしてしまってはもともこもない。
お金出して買って、加熱調理の手を加え、それでも体調壊すなんて嫌だ。
トマトで入院、トマトで生死にかかわる局面にぶつかるなんて嫌だ。

悩んだ挙句、結局食べないことにした。

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スーパーの地元野菜売り場のトマトが好きで、その日はトマトが食べたくて、「今日はトマト、今日はトマト」と、忘れないように唱えながら、仕事帰りに買いに寄ったのに。

棚はほぼ空。売り切れ?

あの、おいしいトマトが食べたいから、わざわざこっちのスーパーに寄ったのに。諦めようとしたとき、同じ棚の少し左側に、プラスチックケースに5~6個入りのトマトが売っていた。

パッケージ変えたのかな?

いつもの袋入りのと違って、ヘタがとれていたり、色味もなんとくいつものトマトのように、きれいではないような気もしたけれど、迷った挙句購入したのが間違いだった。

後でレシートを確認してわかったのは、今回購入したのはプラスチックケース入りで、5~6個入りで、300円。
お気に入りでいつも購入していたのは、袋入りで大きめのが3つくらい入って330円。
30円の差があることに気づかなかった。

1パック300円。食べられたのは、小ぶりの1個のみ。
そんなに美味しくない小ぶりのトマト1個に300円払ってしまったのと同じこと。こんなことなら、1個300円の高級トマトが買えるじゃないか。

安物買いの銭失いの気分になった。

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その後、同じスーパーに行っても、トマトが全く売っていない。
まさか、問題ありだったのだろうか。今年はトマトの不作?
気になるけれど、もう処分してしまい、返品もあきらめたので、いまさら訊きづらい・・・。

300円は安い金額ではない。やっぱり返品するなり、トマトに問題がなかったのかすぐに訊けばよかった・・・。

あれからずっと同じ売り場で、トマトだけ売っていない。
たまたま自分がそのスーパーに行くときに売り切れているのだろうか?

気になっていたところ、先日ラジオで、経済アナリストの森永卓郎さんが、ご自身の畑の話をされていて、

”関東地方ずーっと雨がつづいてますけれども、もうね、今朝、畑行ってきたんですけど、もうトマト壊滅状態で”
”ずっと雨だったからトマト9割がわれちゃってるんです”

と、おっしゃっていた。

これを聴いて、やっぱり今年はトマトは不作なんだ・・・と思った。

残念だけれど、これでやっと納得できた気がする。

この前の味や色がおかしかったトマトは食べなくて正解だった。
スーパーにトマトが並ばないのは、売り切れではなくて、不作なのだろう。

今年の夏、美味しいトマトが食べられないのは残念だ。


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