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【ツアーレポート】見た!染めた!触れた!買った!  有松絞りの世界を堪能 おたからめぐり アリマツアー  「手ぬぐいの絞り染め体験+絞りの浴衣購入ツアー」


こんにちは、アリマツアー事務局の武馬(ぶま)です。
「おたからめぐり アリマツアー」とは、重要伝統的建造物群保存地区や日本遺産で知られる有松エリアのおたからを集め、絞染色のまちをもっと身近に感じられる、驚きや発見が詰まった体験型のプログラムです。

今回、プレツアーと称して開催した「手ぬぐいの絞り染め体験+絞りの浴衣購入」の様子をレポートします。

開催したのは、梅雨もまだ明けていない7月4日、5日の土日。名古屋市内外から合計13人の方が参加しました。ツアーは、有松のシンボル有松・鳴海絞会館からスタート。

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絞会館では、参加者のみなさんと簡単な自己紹介からスタート。次に絞り染めの製造工程を解説するビデオを見ながら、たくさんの職人さんたちの手を渡ってつくられていく絞り染めの背景を学びます。

参加者の方々は有松・鳴海絞の製品を持っている方もいましたが、初めて有松を訪れる方がほとんど。製品となる前のぎゅっと絞った(くくられた)状態の絞りの反物や絞り柄の見本帳など、普段は目にすることのない珍しい資料に一同驚いていました。

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また絞会館では、毎日、おふたりの職人さんが括りの実演をしています。絞りをはじめたきっかけや技法のコツなど、説明している間も手はスイスイと括り続けてどんな質問にも答えてくれます。先に見た動画の中でお話しされていた「手が自然に動くようになったら一人前」というのも納得です。

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絞会館を出た後は、江戸時代にタイムスリップしたようなまちなみを歩きつつ、途中、愛知県の文化財に指定されている絞り問屋の井桁屋さんにも立ち寄りました。「うだつが上がる」建物の中には、店主が自ら染めた藍染の逸品から産地ならではのお値打ち品まで、さまざまなタイプの絞りの浴衣生地を前に参加者のみなさんの目はキラキラに。

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そして、今回の絞り体験の会場である「早恒染色」さんに到着。早恒染色さんは、有松絞りの工程の中でも「染色」を担当する工場で、作業場の中には染める前の白生地や染めあがったばかりの生地がたくさん置いてありました。普段入ることのできない工場にも、魅力的なおたからがたくさんあります。テンションが最高潮になったところで、いよいよ染色の体験です。

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今回の絞り体験は、手ぬぐい生地を板で挟んで染め上げ、美しい幾何学模様が特徴的な雪花絞りです。体験の講師はもちろん、早恒染色で働くみなさん。

➀折り紙のように生地を折り畳む
②畳んだ生地を板で挟む
③板に挟んだ状態で染料に浸ける

というシンプルな工程を職人さんに教えてもらいながら、参加者自らすすめました。

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今回は、1グループあたり好きな2色を選んで染めたのですが、同じ色でも「染める箇所」「染める深さ」そして、「板に挟んだときの圧力」の違いで、出来上がる絞り柄はまさに千差万別。世界にひとつだけの絞り手ぬぐいをつくることができます。

「同じように染めても、全然違う雰囲気になるのが面白い!」
「板を外して布を広げる瞬間、すごくドキドキした!」などの感想をいただきました。

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このツアーの最後には、お待ちかねの絞り浴衣の購入タイム。藍色ベースのレトロな柄だけでなく、優しいグラデーションやカラフルな絞り柄、そして緻密な絞りの技術が詰まった逸品など、多種多様な絞りの反物を実際に体に当ててみて浴衣姿を想像する時間はとても楽しそう!

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今回の絞り浴衣の販売企画は、産地の浴衣生地メーカーさんのご協力により実現しました。
新型コロナウイルスの影響により、浴衣販売の最盛期となる4、5月には百貨店やスーパーの営業自粛、6月には絞りまつりの中止など、販売を予定していた反物の多くが産地に返品され、せっかくつくった浴衣生地が産地に積みあがっている状態でした。

そんな中、ツアー参加者の皆さんが楽しそうに浴衣の反物を選ぶ姿をみたり、仕立てあがった絞りの浴衣を着た姿の写真を送ってくださったり。私たちも、絞りの浴衣の可能性を強く感じることができました。

来年の絞りまつりの前にも、絞りの浴衣を購入できるツアーを企画したいと思ってます。そして、絞りの浴衣を着て有松に来る機会も企画できたらと考えてます。

アリマツアーでお会いできるのを楽しみにしてます!


おたからめぐり プレアリマツアー
「手ぬぐいの絞り染め体験+絞りの浴衣購入」
所要時間|2時間程度/回
参加費|4,000円/人 (浴衣の購入代金除く)

【写真】岡松愛子、武馬淑恵


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