見出し画像

「ポジションサイズ」 ⑦ 強気相場や弱気相場におけるOptimal fと破産確率

成績表とposition size

並のトレード成績の場合、Optimal fでの運用は破産確率48.6%に対して、資産は最大でも1.6倍にしかならない。勝率の上昇、平均利益の増加、平均損失の削減といった、あらゆる成績の向上が望ましい。ハイリスクハイリターンの値動きの荒い銘柄からは手をひいたり、成績が向上するまでポジションもあまり大きくとらない、運用方法を見直す、などの方法が考えられる。

上記の表は、1回のトレード$5,000、トレード回数20回、損益レシオ2:1 (+16%利確 vs -8%損切り)、売買手数料込み(税込0.495% or最大$22)のトレードを行い、利益9回損切り11回(勝率 45%)、平均利益 10.5% vs平均損失 6.3%、最大利益 15.1% vs 最大損失 8.9%、Profit factor 1.35、悲観的リターンレシオ 0.69の成績でのOptimal fや破産確率を示しています。この成績では、Optimal f = 0.14での運用では、position size 158% (要信用取引でのレバレッジ)で最大利益が見込め(青色)、70回のトレードで口座資金は2倍になるが、48.6%の確率で口座資金が1/3になるリスクがあるということになります(赤色)。

Bull marketの時の成績表とposition size

ここから先は

1,309字 / 2画像

¥ 500

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?