いま、政治が面白い

結論:オリンピック後に自民党総裁選挙、衆議院選挙があります。内閣支持率から考えて、首相は交代します。政権与党は変わらないが自民党は弱体化する。

1.確定されているスケジュール

まず、東京オリンピックが8月8日まで。パラリンピックが9月5日まで開催です。自民党総裁の任期ですが2021年9月末となっています。次に衆議院の任期が10月21日までです。結構スケジュールが詰まってきたなという感じがしています。

2.政権交代にこれ以上のチャンスはない

しかし、野党でここが頑張れるって感じが今一つしません。自民党の逆風の大きな点は次の3つ。

・オリンピックを中止にできなかった

・ワクチンの地方の需要と供給のバランスが悪かった

・コロナ対策の政策がうまくいってると評価できない

菅さんの勝ちシナリオは、ワクチン接種がスムーズに進み、感染者数が低下し、オリンピックを観客ありで開催し、テロなどが起きず大会運営がスムーズに終わることによって支持率を50%以上を維持して、自民党総裁選で勝利し、衆議院選挙で自民単独過半数を維持する。

こうなっていれば長期安定政権になったと思います。負けシナリオは逆です。今のところ負けシナリオ一直線だと思います。野党が勝つには野党大連合。つまり労働組合+共産党が必須であり、選挙協力も必須です。これは多分無理です。逆転のシナリオは共産党がアイデンティを捨てて折れるかになると思いますが多分無理です。

3.次期総裁候補

清和政策研究会(細田派)下村博文(党政務調査会)

平成研究会(竹下派) 茂木敏充(外務大臣)、加藤勝信(官房長官)

志公会(麻生派) 河野太郎(行政改革、ワクチン大臣)

宏池会(岸田派)岸田文雄

所属議員数順で書いています。派閥で押せるかを考えると二階派を境に実現可能性が低いなと思います。竹下派は二人上げていますが、茂木さんが候補に残るとみています。岸田さんは派閥の人数は弱いですが、菅さんが出なかったら岸田さんに禅譲もあったと思いますが、コロナ対策のつなぎで何やっても支持率低下すると思われていたら、既定路線で岸田さんがでることは全然あり得ると思います。官邸主導政治で大事な官房長官のポストにいる加藤さんは菅さんが後継したい一人だと思ったので竹下派は2人上げています。最大派閥の細田派は西村康稔大臣と悩みましたが、最近の状態では押されにくいと思いました。

4.動向を注視したい3人の議員

二階幹事長、麻生副首相、安部前首相の3人です。現代のキングメーカーの二人です。菅さんを推して主要役職についてる二人の年齢が結構いっている。そろそろ世代交代したほうが良い気がします。二階幹事長82歳。麻生副首相80歳。しかし、自民党のNO2と内閣No2。麻生派が河野太郎を推すか推さないかは麻生太郎の一つの分岐になると思います。二階派は汚職が多かった印象がつよい。二階さんへの求心力低下はあるので現在だとキングメーカーとしての力はないかもしれません。しかし、幹事長代行が野田聖子議員なので次の自民党党三役も見逃せない展開だと思います。群馬の公認候補でもめているのでその点も注目です。3回目の首相の期待もすでにされている安部前首相。表だった行動はしていませんがうまく利害調整されていることは想像しやすい点です。

5.次の総理大臣のおいしい点

これは年内スキャンダルなどなく持てばという前提になりますが、コロナのワクチン接種率が50%(感染拡大がしなくなる)を超えるのが12月末。60%を超えるのが来年1月(アメリカでマスクをしなくてもよいと思われている基準)。コロナが明けたら経済も回復してくると思われます。よっぽど変な政策をしなければ支持率は維持できる。その後経済の大きな後退も予想されていますが長期政権も夢ではないと思います。

6.しかし、現状一番有力なのは菅首相続投

菅首相はもう少ししたら回復が見えているのでこの時点で辞めれない。スキャンダルがあるわけでもなく、政策で大きなミスがあるわけでもない菅首相に反対しにくい。しかし、選挙で勝ててない。官邸主導政治の人事の天才である菅首相がうまく利害調整をした結果、自民党は中央集権が進み、地方が押したい人との分裂が始まっています。自民党は緩やかに少しづつ力を失っていっている時代に突入したかなという印象があります。しかし、最大に勝たなければいけない衆議院選挙で議席を失って負けて辞任というシナリオが現在考えれるシナリオかなと思っています。

結論

オリンピック後に自民党総裁選挙、衆議院選挙があります。内閣支持率から考えて、首相は交代します。政権与党は変わらないが自民党は弱体化する。弱体化しても自民党+公明党で過半数は維持するが議席は減らし、菅首相は辞任。首相交代による新しい政権が生まれる。ここまでは予想というより既定路線です。次の首相は以下からなると思います。

清和政策研究会(細田派)下村博文(党政務調査会)

平成研究会(竹下派) 茂木敏充(外務大臣)、加藤勝信(官房長官)

志公会(麻生派) 河野太郎(行政改革、ワクチン大臣)

宏池会(岸田派)岸田文雄

次の総理を決めるキーパーソン

二階俊博(党幹事長)

麻生太郎(副首相)

安部晋三(前首相)

今から政治が楽しめる衆議院選挙までのポイント

自民党総裁選が衆議院の前にするか、後にするか

オリンピック中のコロナ感染者数の推移

緊急事態宣言がどの都道府県で発令されるか





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