俺の青春マジ芥かよ(仮)

気づくと則牧駅は次の駅に迫っていた。
Aはずっと向かいのシートに座っている人が抱えている袋が気になって気になってしようがなかった。中年の女性。全体的に中年、体系も中年、ファッションも中年、髪型も中年という感じでパッとしない雰囲気の人。そんな人が大きなビニール袋を抱えている。
ぼんやり青いものが中にあることがうかがえる。何なのかぼんやり見ている間はよくわからなかった。袋には”モーリーファンタジー”と書いてあった。Aはそれが何なのかよくわからなかったがなんとなく聞いたことがあった。なにか、、遊園地のようなものか何かの名前だったようなきがする。よくその袋の中身を見ると抱き枕か何かが入っている。しかし大きさもそれほど大きくないから抱き枕というわけではなさそうだ。まったくモチーフがよくわからない。青い、筒状のもの。先は途中で太くなって先端は黄色くドーム状になっている。懐中電灯?そうか、ビッグライト。スモールライトという可能性もあったがドラえもんの道具であろう。そう見当がついた。
と、則牧駅に着いた。

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