【※27,000字】最凶最悪ジュペッタボム徹底解説!!
【はじめに】
<更新>
・よくある質問に回答しました。
・【ほかの採用カードやアイデア】の項目に新しいカードを追加しました。
<挨拶>
シティリーグがはじまり、CLも近づいた今日この頃。
日々最強のデッキを模索している人も多いと思います。
今回、そんな人たちに私が提案したい最強デッキは
ジュペッタexとヨノワールを合わせたデッキ通称「ジュペボム」です!
ジュペッタexは害悪の代名詞ではあるものの、決して強いと評価はされていなかったポケモン。
しかし、ヨノワールと合わせることで、環境デッキを一方的に蹂躙できるほどの凶悪さを兼ね備えたデッキが爆誕しました。
<なぜnoteを書くのか>
このツイートが伸びたことがきっかけです。
日々ポケカについて調べている人ならこのジュペッタボムの存在は認知していることでしょう。
しかし、コンセプトはわかるものの
・具体的にどう運用するのか
・ボムしたあとどう勝ちまでもっていくのか
・不利対面はどうするのか
など明確な運用法までは共有されきっていないと感じました。
このデッキが昨今流行りのアルセボムやパルキアボムの原点だと私は認知しています。
ですが、肝心のジュペッタボムが流行っていないのはなぜでしょうか。
それは、多くのユーザーにジュペッタexは強いはずがないというバイアスがかかっているのではないかということが1点。
加えて、そもそも強い弱い以前に運用方法に関する情報が不足しているからだと感じました。
そして、活躍が目立っているライコポンとの戦い方が分からないことが原因として大きいと考えられます。
こんな害悪で強いデッキが流行しないはずがない。
そこで、このnoteに需要があるのではと考え筆を執った次第です。
また、このデッキ本家のリストが公開されたのはナイトワンダラー環境。
私が独自に研究した結果、ステラミラクル環境や楽園ドラゴーナ環境では環境の変化によって意識すべき敵も違えば、WCS環境のリストに入っていないカードの採用もありました。
そういった環境によるアイデアも共有させていただきます。
【ジュペボムの有利不利】
<環境分析>
楽園ドラゴーナ環境のトレンドがこんな感じ。
とある90人規模の大型大会では最近シティリーグでライコポンが目立ち続けた結果、こんなデッキ分布にもなったそうです。
これはライコポンを意識するがあまり、ライコポンに勝てるリザ、ルギア、サナが増えた結果といえるでしょう。
シティやCLでも今後このような展開になる可能性は高いです。
<相性表から見る有利不利>
一覧にするとこんな感じです。
〇…有利(勝率約60%↑)
―…五分(勝率約50%)
△…不利(勝率約40%)
✕…基本勝てない(勝率約30%↓)
※古代バレット、パオジアンex以外のTier3連中は対戦経験が少ないので誤情報の可能性があります、ご留意ください。
このように、環境の多くに有利を取れるのがジュペボムの特徴。
ライコポンに若干差をつけられそうな感覚はありますが、対戦を重ねればしっかりと勝ちプランが見えて安定するようになります。
私自身はライコポンと戦ってこんな感じでした。
今でも正直微不利よりなんじゃないかとは思うものの、勝率45~55%ぐらいにはなると考えています。
練度に依存するので、何度か対戦を重ねてみてください。
【目次】
【このデッキを使うきっかけ】
このデッキは2024年WCSにとある外国人選手が持ち込んで5-3した構築がベース。
そのデッキリストを見て「これめっちゃ強いんじゃないか?」と思ったことがきっかけです。
このデッキから派生して最近だとパルキアボムや
アルセウスボムが流行していますが
私は一周回って原点であるジュペッタボムが一番強いのではないかと考え、今日にいたるまで研究を続けてきました。
パルキアボムがシティで結果を残し始めているのに、ボム系最強のジュペッタが結果を残せないはずがないです。
使うならこのデッキだろうという考えにいたりました。
シティもCLも出れないけどね。
【なぜジュペッタex+ボムなのか】
かわいいからです。
というのはもちろん嘘。
まず1つは75%の確率で有利状況からスタートできるというこのデッキ特有の魅力があります。
私はWCS環境リストでPTCGLを回していたのですが、一時期異常なぐらいパルキアボムとマッチングしました。
実際、自分でもパルキアボムやアルセウスボムを使ってミラー対戦をしました。
語るまでもなく、先行をとった方が圧倒的に有利です。
普通に考えれば想像できますよね。
先手をとって、爆発して手裏剣を打った側が勝つに決まっています。
そうしたらやられた側はベンチにヨマワルが不在。
着火剤であるふしぎなアメの存在も空しく、そこからはただ轢き殺されるだけ。
ガチのじゃんけんです。
それはアルセウスボムでも同様でした。
普通のデッキ対面でも同様。
ボム系のデッキは後攻をとると、本来有利なはずのデッキにも無惨に轢き殺されることが多々あります。
(それがポケモンカードの摂理とはいえ…)
でも、ジュペッタボムは違います。
後攻をとった上でも50%の勝ち筋が存在します。
それはこのカゲボウズの存在です。
なんとこいつは超1エネかつ50%の確率で後1グッズロックができる化け物です。
ジュペッタデッキを考えるときよくセイジを採用して後1グッズロックを成立させるみたいな意見がよく寄せられます。
しかし、構築を歪めなくともコイントスに勝てばそれと全く同じことができます。
先行をとれる確率が単純に50%。
もし先行をとれずとも後攻を引いた上で後1グッズロックのコイントスに勝つ確率も50%。
つまり、基本的に相手が動き出す2ターン目に75%の確率で制限をかけれます。
それは間違いなくこのデッキならではの強みです。
例えば、ボムミラーなどでこの強みは顕著にあらわれます。
先ほど〇〇ボムミラーは先行をとった方の勝ちといいました。
そして、普通のデッキ対面でも後攻をとると多々しんどい場面に立たされることがあるとも言いました。
しかし、このデッキでは後攻でグッズロックさえ決めてしまえば、相手はふしぎなアメからヨノワールに進化することができません。
すると山札のほとんどが有効札ではなくなるので、相手は基本そのまま動くことがてきなくなります。
そうしたらただ不要札の多いVstarデッキ。
相手視点かなり動きにくいと思います。
普通に一転攻勢してそこから捲り返すことは極めて現実的です。
普通のデッキ対面でもリザードンやドラパルトなどの2進化ならば大樹型を除いて75%でイージーウィンが可能。
ボム系や2進化など、グッズに依存しているデッキはほぼ全員おもちゃです。
一部苦手なデッキはいるものの(想像はつくと思いますが…)、手なりでプレイするのではなく勝ちプランを知っていれば勝てるパターンも現実的にあります。
単純なハウツーだけではなく、不利対面の具体的な動きについてもしっかりと共有させていただきます。
また、不利対面を厚くみた構築のパターンなども複数用意がありますので、ご自身に合うものを探してみてくださいね。
【簡単にデッキの説明】
※WCS環境のリスト
このデッキの魅力をまとめると
・先行制圧最強
・他の〇〇ボムと違い、後攻で50%グッズロック決めて捲れる
・ボム系に強い
・環境とバチバチにやり合えるどころか、有利さえつくデッキも多い
・相手の実力に関係なく詰ませられる
こんな感じでしょうか。
2ターン目にカースドボム連打で相手のベンチの脆いところをすべて消し去りながらグッズロックを決めれば立て直しは困難。
さらにカースドボムで相手のサイドが減るため、同時に手札干渉が刺さる状況を作れる強みもあります。
また、イキリンコex、ポケストップ、トレッキングシューズ、博士の研究などデッキを掘り進めるカードが多いのも特徴。
1ターン目に盤面を作ることが得意で事故が少ないのも魅力です。
デッキを掘り切る速度も速いので、終盤にかけてしっかりと山札を作っていって、相手による手札干渉込みでも再現性の高いプランをとることができます。
グッズロックによって2進化のデッキなどは軒並みおもちゃ。
相手がいかに上手なプレイヤーだろうか、2ターン目から詰ませたり轢き殺してしまえば関係ありません。
後攻をとっても、50%の確率でできるグッズロックで後れを取り戻せる可能性があります。
高確率で対戦相手に理不尽を押し付ける凶悪なデッキといえるでしょう。
プレイングに自信がない人も、握る価値が高いデッキだと思います。
【WCS環境との違い】
WCS環境リストの完成度は高いです。
このリストは純ジュペッタボムというというべき構築。
メタや対策一切無しで自分のデッキを回すことだけ考えたら、あの構築が最適解のひとつとなるでしょう。
楽園ドラゴーナ環境もそのままで全然やれます。
ですが、1度当時の環境との違いをデッキ分布から確認してみましょう。
<WCS環境>
上位4デッキに対して5分以上をとれるかなといった感じです。
ジュペッタexとかいうマイナーポケモンが5-3したというのも納得の話。
海外ニキの環境読みセンスには脱帽です。
では直近の楽園ドラゴーナ環境を見てみましょう。
<楽園ドラゴーナ環境9/16~9/20>
まずは改めて有利不利を見てみましょう。
まず気になるのは踏んだ瞬間ほぼ負け確定のトドロクツキと古代バレットの環境占有率。
遭遇率が合計で約8%と、シティなどを想定した長期戦だと一度はマッチングする可能性が高いですね。
この想定だと、シティリーグ想定の9回戦した際には約52%の確率で1回以上無理対面を引くことになるでしょう。
しかし、それ以外のデッキには軒並み五分以上やれています。
【ステラミラクル~楽園ドラゴーナ環境ではどうするか】
<リストを変えないなら…>
WCS環境のリストで大会に挑むならば、環境のメタが回ってライコポンの減少が予想される場合などにはもってこいでしょう。
あのリストは自分の回りのことだけを考えるならばかなり使いやすいです。
ポケカ界隈で有名なある人はこう言いました。
一理あります。
正直、フリー対戦やジムバトルぐらいならWCSリストが一番使っていて楽しくて勝てると思います。
この理論に100%賛同するのであれば、デッキリストの更新は必要ありません。
しかし、私はそう考えてはいません。
ジュペッタで爪痕を残したい!
そう考えるのであれば、不利対面にしっかりと向き合って、総合勝率が高くなるのはどちらかをしっかり吟味する必要があります。
どのリストを使うにしろ、アイデアや選択肢だけは叩き込んでおいても損はないのではないでしょうか。
<不利対面の共通点>
ジュペッタexの不利対面には共通点が2つあります。
まず1つは、全員たねポケモン主体のデッキということです。
そして勘のいいガキのみなさまならお気づきかと思いますが、こいつらは全員古代ポケモン。
そして、古代ということはあの最強エネルギーチャージカードオーリム博士の気迫を使えるということです。
これはつまり、これら全員の対策は共通しているということ。
少しデッキをいじってあげるだけで、不利対面に対する勝率をあげることは十分可能でした。
このデッキ以外にも使えるアイデアであるため、試してみることにしました。
<現環境verのリストを考えよう>
逆に言えば、こいつら以外にはほとんどが五分以上。
1つの対策で3つ美味しい状況です。
ですが、昨今特にライコポンの台頭が凄まじいです。
WCS環境からリストを更新する必要があるでしょう。。
そして私はコンセプトは従来のままに、リストの大幅な更新を決意しました。
【デッキリスト変更の経緯】
再共有ですが、先人のリストはこちら。
何度も言いますが、このリストは自身のデッキの回りだけを考えるのであれば完成度の高いリスト。
このデッキコンセプト本来のよさを活かすならばこの構築がマストです。
しかし、今は楽園ドラゴーナ環境。
WCS環境とはメタが大きく変わりました。
それがライコポンの圧倒的シェア率増大です。
最近ではここにロストスイーパーや、
新パック補正でゼロの大空洞とラティアスexのセットも増えてきたかなといった感じのライコポン。
シェア率は執筆当時20%以上の圧倒的数値を誇っています。
今まさに環境を席巻しているデッキと言ってもいいでしょう。
これは私のプレイングの問題もあるかもしれませんが、WCSリストでは対ライコポンがかなりしんどかったです。
自分がガン回りしてもライコポン側が下振れるなりしてくれないと、どこかしらで崩されます。
グッズロックをしても、ライコポン本体は2エネで高火力を出すことが可能。
その上、わざはじけるほうこうで手札をリフレッシュしてきます。
しかもかがやくゲッコウガの特性かくしふだやオーガボンexのみどりのまいなどで盤面を作りつつドローもしてきます。
呼び出し札でのロックも基本ききません。
システムポケモンたちも逃げエネがみんな1なので、手張りで解決されます。
かなりきついです。
グッズロックを諦めてポルターガイストを活かしたプランももちろんあります。
例えば先行をとってサイド6-5の状態から
130ボム×2とポルターガイストでサイド4とって
2-3で相手の番。
ジュペッタexが倒されて2-1で番をもらって、
ガチグマex無料ブラッドムーンで240出して勝ちなんてこともできます。
しかしこのプランは再現性が低いです。
なぜなら、1ターン目、2ターン目と手張りしなくてはいけないのがまずしんどいです。
そして普通に後攻1ターン目先攻2ターン目でポケモンキャッチャーやプライムキャッチャー、もしくはスナノケガワ+呼び出し札でベンチのエネがついたカゲボウズは高確率で狩られます。
お祈りするには分が悪すぎです。
ただ、この状況を打破するカードがステラミラクル、楽園ドラゴーナで何枚か追加されています。
そして他のデッキ対面においても有効に働くことがあると判断したため、私はリストの改変を決意しました。
それでは、本題の最新版デッキリストを共有します。
【有料部分へいく前に…】
これより先は有料部分です。
ここから先では
・改良後のデッキリスト
・採用カードの解説
・各対面についての詳細
・他の採用候補カード
などについて共有します。
一度ページの戦闘に戻って目次を見てください。
ものすごい情報量です。
カードの採用意図を詳しく知ることで、自分好みにカスタマイズすることもできるようになります。
今回私が提案するリストはエーススペックすら変更。
結構なリスト変更といえるでしょう。
また、環境が変われど、ジュペボムでどう戦うかといった知識が身につくので、このnoteに依存せず独自で構築を組むこともできるようになります。
もちろん、みなさんが心配であろうライコポン対面についてはとくに詳細かつ熱意を込めて執筆させていただきました。
それを18,000字以上のあほみたいな文量と、80枚以上の画像でわかりやすく解説してあります。
ご興味があればご購読よろしくお願いいたします。
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