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初めての【口上師】

やみこです。

以前【オーディションでバカ正直にデメリットも言っちゃった】という内容の日記を書きました。

無事に合格しました。

そして先日、そのオーディションの最終審査に参加してきました。

それが、タイトルにもあります【口上師】!

【こうじょうし】と読みます。

そうです、笑いの殿堂NGKの前で法被を着て道行く人達にお声がけしている、あの方々の事です。

やみこ、芸人さん枠にいながらネタをまともに作れておりません。

こうしてnoteを更新する、
週に1回Radiotalkを配信する、
サムネのような簡易イラストを毎日投稿…

人前で何かする、という事からだいぶ遠ざかっているわけです。

いやいかんじゃろ。
…と思っていた矢先にオーディションのお知らせが。

悩んで悩んで、何もしないよりは!と応募した結果が、バカ正直になるって言う前回。そして今回に至ったわけでございます。

現役口上師である先輩芸人さんの後ろにひっついて、先輩の言った言葉を似たようなニュアンスでただひたすら繰り返す、初めての経験。

ただのお喋りなら止まらない口が、緊張やら何やらで珍しくフリーズを起こしました。

でもご一緒してくださった先輩、ちかこ先生さんがとっても優しい方でございまして、
『最初は10分、頑張ろう』
『次は15分やってみよう』
と、徐々に時間を延ばして、やみこの口に慣れる時間を少しずつ与えてくださいました。

そして時間を延ばすのと同時に、大事なポイントを少しずつ教えてくれる。なので『次の○分』の時からは、そのポイントも考えながらお仕事をする事ができるようになりました。

慣れたら、やみこはそこそこに調子乗ります。
いえ、がっつりではありません。そこそこです。

元々上阪前は、スーパーのレジで高齢な買い物客の話し相手をしたり、コールセンターであらゆる言い回し表現を駆使してクレーマーを丸め込んだり詫び倒したりしておりました、ワタクシやみこ。

最低限言えれば良しな事が自然と口から出るようになれば、そこからのバリエーションは広がります。
(もちろん、その内容が口上師として正しいかどうかは別問題)

正直、やみこは【口上師】という仕事を知りませんでした。
お笑い番組は観れど基本はアニメばっかり。新喜劇を知るまで吉本に行きたいとも思わなかったですし、吉本行きを決めた頃はちょうどコロナという病気が日本に広がり始めた頃。その時期は全国の劇場も開場できなかったので、口上師の活動が一時的に止まっていた時でした。なのでその名前や活動を知ったのは【口上師が再開した】というニュースからなのです。
(はいここ、やみこのバカ正直ポイントです)

ピン芸人として1人ぼっちで舞台に立ったり、自宅でスマホ相手にラジオ収録したりするのとは、まったく違う感覚。
舞台のようにみんながずっとやみこを見ているわけではない、でも道行く誰かがやみこを見て、喋りを聞いて興味を持ってくれる。
呼び込みですからセールスのような要素を感じつつ、それでもお客様を楽しませたい芸の心意気も持っている。とても難しいお仕事です。

でも実際に体験してみて、やみこは【口上師】というお仕事がとっても好きになりました。

加えて、あまり舞台に立てていないやみこにとっては、先輩や社員さんなど同期以外の縦の繋がりを結べる貴重な機会にもなっています。

そんな縦の繋がり、奇跡が起きました。

やみこが頑張って喋っている時、
…公演の合間だったでしょうか…
NGK正面入り口から入ってきたのは…

川畑座長!!

(やみこが見習いで行っていた日が川畑座長週でした)

『またお前か!』みたいな事を仰られ、やみこマイク部分押さえて即座に『お疲れ様です!!』で、90°の礼。

名前までしっかり覚えてるかは別として、少なくとも『赤い眼鏡+オン眉前髪=やみこ』の方程式として認識されてる!?
心の中嬉しさと驚きと調子乗りでパニック!

いやでもまさか…
正面入り口でお会いするなんて…
つい3週間くらい前に、ミュージカルのアルバイトで会った以来です。奇跡的スパンの短さで再会です。

こんな事、NSC現役生時代には想像もできなかった事です。
演技派だけどネタが怖い、ライブの順位見事最下位みたいなやみこが、ベテランの芸人さん、しかも目標である吉本新喜劇の座長さんに、薄ぼんやりと覚えて頂けている日がここまで続くなんて。

でもだからこそ、思えるのです。
【どれだけネタに自信が持てなくても、自分の自信がある事を磨き続ければ、芸事以外の事でも挑戦してみれば、どこかで何かが引っかかってくれる。】
これ、多分本当なんだなって。

あと、嬉しみが深いと、
やみことにかく喋りたくて日記の文字数がめっちゃ増えるんだなって。

今日もここまで読んで頂いて、ありがとうございました。🙇‍♀️

うぉぉ!
実践オーディションも合格したい!
ここまで来たら、東北人初の口上師になりたい!
…いや、先人がいたらごめんなさい!!

やみこ。

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