会社のトップの迷走と女性の占いへの心酔

はっ!とした。
もしやタイトルのこの2つの事象、似ているのでは。
手は尽くしてあるけど、誰に頼ることもできなくて、でもなんとかしたいという気持ちの現われかと。

一昔前にいた会社の飲みの席で、「うちの奥さん占い信じてて、ほら、女の人って占い好きじゃないですか・・・・」ってなことを耳にした。

占いは頼ってないけど、まぁ雑誌に載ってたらつい見ちゃうかな、程度の私。
でも、私のSisterは占いを信じている。一年中。例えば、今の時期はこっちの方角にツキがあるから滞在すべき、とか、こっちの方角は行ってはいけない、とか。
そのためだったらかかる費用に糸目をつけない。

それで実際どうなってるのか。
本人にしかわからない。

会社のトップの迷走というのは、これまた過去の会社の上司のこと。売上がかなりいい具合に伸びてきて、(きっと「伸びそう」&「伸びてた時」にやらなきゃいけないことを後回しにしてしまったツケが迷走を呼ぶのだが)これから会社の舵をどう切っていくか、会社にとっては非常に重要な時期だった。稼ぎ頭のブームがすっかり去りつつあり、今後の展望を自分で見いだせなくなり、だからといって社員の知恵を借りることもせず、、、
驚くことに、とあるセミナーにものすごい金額投じちゃってたり、ついにはお寺に修行に行ったりして急に頭を丸めてきた・・・。
まぁ見事なものだった。

きっと何に頼ったらいいかわからなかったのだろう。
もともと経営者資質ではなかったように見えたし、俺について来いキャラでもなさそうで、ワイワイなんとかやっていればうまくいく、でも俺にたてつくんじゃないぞ的な人間だった。そんな人間が、売上が伸びているのをいいことに、人員を増やしまくって、その結果、将来のビジョンも何もかも置き去りにしてきて、さてこれからどうするとなった時、ようやく事の重大性を感じ、いてもたってもいられなくなったのだろう。今となっては推測。

女性はよく占い好きと言われるけど、女性も友人や家族に言えないことで自分とどう向き合ったらいいか迷ったり悩んだりすることはある。
一般的な男性の方々はそんなの酒でも飲んで忘れちゃえ!といった気持ちになるのかもしれない。きっと女性が「占い」を信じて、あるいは興味をもって占い結果を聞いていることに違和感があるのでは?
だってかなり「不確実」。
でもきっと、自分の持っている力を出し尽くして、それでももっと上に行かなければいけない、あるいは、自分には頼る人がいない上に弱みも見せたくない、なんて変なプライド持っていると、占いのような不確実なものに魅せられて、どんどんのめり込んでしまう、というのが私の勝手な考えなのです。


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