見出し画像

【メイド備忘録】フリーメイドの恋

フリーメイドの特権、それは、自由に恋していいということだ。フリーだから恋愛禁止令はない。恋人がいても隠す必要もない。これは私の
メイド活動中の恋の備忘録です。

メイドの飢え

メイド活動を始めた2年前、私は年齢=彼氏いない歴だった。日常に異性との接点はほとんどなかった。稀に異性と話す機会があっても、話のネタが無い。趣味が合わない。話が盛り上がらない。もう一生恋人できないかも、と思いながら、せめて趣味だけでも充実させようと思いメイド活動を始めた。

メイドの異性との接点

それから少しずつSNS上の知り合いが増えていった。新しくできた知り合いは女性と男性半々くらいだった。しかしそれだけでは恋は生まれなかった。しょせん顔がみえない、喋ったこともないSNS上の付き合いだったからかもしれない。

しかし、ある時からメイドさん(女性)の友達が複数でき、実際に合って遊ぶ機会が増えた。メイド喫茶に行ったり、一緒に撮影にいったり、イベントにいったりした。交流の輪が広がるにつれて、女性だけでなく男性との接点も増えた。彼らはただの男性ではない。メイドという共通の趣味を持つ男性だ。既に分かり合えるものがある。加えてどこか魅力的なところがあるなら、自然と惹かれてしまう。

気になる男性は何人か現れた。一度相手の事が気になると、その人の過去の投稿をさかのぼって恋人がいるのか確認したり、どんな考えでどんな事が好きなのか知ろうとした。

メイドの嫉妬

中でも一番気になっていた男性がいた。その人から「いいね」がつくだけで嬉しくなった。しかし、メイド好きの男性は複数のメイドさんを応援している場合がほとんどだ。その人が他のメイドさんの投稿をリツイートしたりメイド喫茶に行ったりしているのを見て勝手に落ち込んだ。更には、その人が最も応援しているメイドさんは私ではなかった。その人が一番気に入っているメイドさんには叶わないと感じ、泣いた。圧倒的片思い。だからといって自分から積極的に声をかける勇気もなかった。

メイドの最後の恋(番外編)

そんな時、メイド好きで非常に気が合う全く別の方が現れ、すぐに打ち解けてお付き合いすることになった。その方と一緒に過ごすのが楽しくて、メイド活動に身が入らなくなり半年ほど活動できなかった。半年かけて徐々に浮かれた気持ちが落ち着き、日常に戻るとともにメイド活動を再開した。その方とは今でも楽しく過ごしています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?