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あなたは、洋服を買ってもいいんです。

Aさん「スーツなんて何でもいいからさっ!さっさと終わらせて帰ろう!!」
Bさん「いや、今回はお葬式に使うけど、冠婚葬祭用のものを買うんだから長く使えるものを選ぼうよ!それに、もう体型も変わらないでしょ?
結婚式があったら、次はシャツとネクタイを買うだけで済むんだよ?」
店員さん「(タジタジ...)」

あなたはこのやり取りを見て、何を感じましたか?

・Aさんの言う通り。こんなことに時間とお金をかけるくらいなら、
別のことをしよう。
・Bさんの言う通り。この一回だけ時間を使えば、次は時間もお金も
かからないし楽になるはず。
・というか、Aさんが早く帰りたがっている理由を聞くのが先じゃない?
・というか、Bさんって店員でもないのに何様?店員さん困ってるじゃん?

意見は様々あると思いますが、ここに正解も不正解もありません。

だって、洋服(この例ではスーツ)に対する時間とお金のかけ方、
すなわち「価値観」は人それぞれなんですから。

でも、考えてもみてください。

もしこの場に、Bさんがいなかったらどうなっていたと思いますか?

おそらくAさんは、スーツを買わないと思います。
レンタルで済ますと思います。

「BさんはAさんのことをよく知っているからそういうことが言えるんだ!」
まぁ、そうでしょうね 笑

・洋服に時間もお金もかけたくない。
・なんならお店に行くのも面倒くさい。
・そもそもお店に何を着て行けばいいの?
・店員さんと話すのも苦手なんだけど?

はい。

これがAさんの性格です。

でもですよ、

そんなAさんでも、
東京でハイブランドの洋服を、自ら選んで買っていた時期があります。

今は違うことに時間もお金も使いたいと思うようになったから、
優先順位が下がったと言えばそうなのかもしれないですが。。

でもですよ!

僕はこと洋服においては、他にやりたいことが見つかったというより、
もっと根源的な理由があると思っています。

実は僕も、洋服に関しては無頓着な時期がありました。
ちなみに、もうお分かりだと思いますが、Bさんというのは僕です 笑

高校を出て、まずは予備校に通いました。
(大学受験に失敗しましてね...)

親元を離れ、宮城県の仙台市で1人、寮に入った訳ですが、
「私服がないっ!!」
塾での勉強より何より、まずそれがよぎりましたね。

高校まで、平日は学生服を着ているし、週末は部活の練習着だし、
私服を着る機会なんてほとんどありませんでした。
友達も少なかったですしね 笑

だから、

塾へ通う週5~6日分の服を、急きょ用意しなければなりませんでした。

でも、

「一体どこに買いに行ったらいいの?」

そうなんです。

ここは大都会、杜の都仙台市。

初期装備のプレイヤーが、間違ってラスボスのダンジョンに
迷い込んだようなもの。

今でこそ通販サイトで買うなどして、装備をある程度固めてから、
ダンジョンに挑むことが出来ます。

ですが、当時はその手段がない。。
加えて、僕というプレイヤーはレベルが3程度。。

高校の時、ヘアカタログだけはよく見たりしていたので(天パのサガ
ですね)、そのカットモデルがどういうブランドの服を着ているか、
知識として知っていましたので、レベル1→3にしてみました。

だからと言って、そのブランドの服を買ったことはないですけどねっ 笑

だから、

お店に入るのも嫌でした。

店員さんと話すのも嫌でした。

だって、

初期装備のレベル3のプレイヤーなんですから 笑

とりあえず、
ヘアカタログのモデルと似たような服を探して~
あとは店員さんの言うことを聞いて~
そんな感じで、最低限の装備を整えました。

でもこの時、

自分が触れたことのない世界に触れられたような気がして、
新鮮で、とても楽しかったことを覚えています。

そしてここから、僕の服への興味は加速していきました。

まずは、きちんとファッション雑誌を買ってみることにしました。
今でこそインターネットやインスタグラムで調べることができますが、
当時はなんもねエ、、

あとは、店員さんや街ゆく人を観察したりしていました。
ラスボスのダンジョンだけあって、皆装備がハンパない!!笑

だけど、

雑誌に載っているブランドの服も、

店員さんが着ているかっこいい服も、

自分が着ても似合うのかな?

こんな高い服を買う資格が自分にはあるのかな?

そうやって躊躇って、
結果、店員さんに勧められたまま買わされる。

でも、

そんな感じで買った服って、長くは持ちませんよね。。

要は、自分の好みを知らないからに他ならないのですが、
僕は、かれこれ10年くらい失敗し続けていましたね 笑
当然、使った金額もハンパない 爆

でも、

その経験があってこそ、いま失敗することはなくなりました!

ここで僕の失敗談を1つ。

今でも覚えているのが、先の仙台での買い物。
ヘアカタログでいつも名前を見る「NICOLE CLUB FOR MEN」という
ブランド。
なんとそのブランドが、仙台のフォーラスに入っていたんですよね。
運命すら感じました^^

そのブランドの雰囲気はなんとなく好きであり、
何を買っても正解だと、当時の僕は思い込んでいました。

実際に、2万円のジーンズを1本、1万円のシャツを1枚買いました。
(19歳で稼ぎもない状態で、3万円はかなり大きな買い物でした 汗)

ですが、

あれ?いま持っている服と、今回買ったジーンズを上手く合わせられないな?
買ったシャツとではどうだろ?
あれ?それでもなんかおかしい...

まぁ、当時は今ほど知識や経験がないので、上手く合わせられなかっただけかもしれませんが、
はっきり言って今考えても似合っていません。

ブランドが持つイメージに踊らされていただけでした。

でも、

いいブランドの服なんだし。
高いものに悪いものはないし。
3万円も出したんだから後には引けない 泣

そんな気持ちで、何か特別な時に着るようにしていました。

でも裏を返せば、

本当はあまり着たくない服なんだろうな。

それが本音だったと思います。

さて、時を同じくて初めて出会った服があります。

それは、

「スキニーパンツ」です。

なぜそれを手に取ったか、今となっては忘れてしまいましたが、
とにかく衝撃的でした。

試着してみて、
「うわっ、きっつ!てか、腰まで上がらないんですけど?
それに、足さらに短く見えるじゃん!?」
これが当時感じた印象でした。

それでも店員さんは、
足が細く見えますよ~
足が長く見えますよ~
と言ってくれましたが、全く信じられませんでした。

当然買うということはなく、
スキニーパンツは今後、絶対に縁はないだろうなって思っていました。

特に、

ただでさえ短い足が、より短く見える。

これが一番の理由でした。

はい。

ちょっとここで、僕の体型を暴露したいと思います。

身長 :182cm
体重 :58kg
ウェスト:73cm

ふむふむ。

これだけ見ればモデル体型かもしれないですね。

しかし、

股下 :75cm
座高 :102cm

むむっ?
足が短くないか??

イメージしやすいよう、写真も載せておきます  ↓

どうです?
なかなかなポテンシャルじゃないでしょうか?笑

足の長さは股下の長さというより、腰骨の高さという意見もあります。
現に、外国人は腰骨が高い位置にありますからね。

だから、

数値はただの指標であって、結局は見た目(バランス)なんだと思います。

そして、

いま僕が持っているパンツの、半数以上がスキニーパンツという事実 笑

さて、

何が起きたと思います?

それは、

自分の服の好みに気が付いたからなんです。

はい。

ここで疑問が出ると思います。

足の短いのは気にならないの?

はい。

気にならなくなりました。

というか、

忘れてしまいました 笑

足の短さに関しては、小学生の頃からコンプレックスで、
中学、高校はそれを隠すため、座席に座るときは常に前屈み。
そのせいで、背骨から腰骨にかけてひどく曲がってしまいました。

レントゲン写真でもあれば良いのですが、
体育座りをしても、お尻で座るということができないと言えば
イメージが湧くでしょうか?
それくらい骨が歪んでしまったんですよね。。

ここで、先の店員さんの言葉を思い出してみてください。
足が細く見えますよ~
足が長く見えますよ~
です。

「錯視」って言葉、聞いたことあります?

あとから勉強してわかったことなんですが、
人は、
同じ長さのものであっても、より細い方が「長く」見える生き物
なんです。

これが「錯視」の効果です。

要は、脳を騙しているという訳です。

だから、店員さんの言っていたことは正しかったのです。
(疑ってすみませんでした。)

それじゃあなぜ、僕の第一印象は「より短く見える」だったのでしょうか?

それは、

スキニーパンツ独特のシルエットです。

スキニーパンツって、体にピタッと合っていますよね?

だから、

元々の体のラインも知っているし、足の短さだって知っている。
要は、元々のポテンシャルを曝け出した訳です。

これまで、ストレートデニムやワイドデニムでそれを隠してきたのが
露わになった。

恥ずかしい。

だからより短く感じてしまい嫌だったんでしょうね。

今思えば、コーディネート全体のミスマッチというのもあったかも
しれません。
(着合わせ術については、順次公開していく予定ですのでお楽しみに。)

はい。

話を戻しますね 笑

はじめは抵抗のあったスキニーパンツですが、

買ってみて、
履いてみて、
勉強して、

そうしていくうちに、

自分が求めていたのってこれじゃね?

という感覚になりました。

体型のコンプレックスを克服できたと思った瞬間でした。

友達にはよく、

「足長っ!」

そう言われてきました。

でもそれは、

・身長が高く、体型が痩せ型だからでしょ?
・自分より身長が低い人で、足が長い人なんでたくさんいるよ?
と、素直に受け入れることができませんでした。

でも今は、

足が長い短いは関係ない。
それこそ、テクニックでカバーできる。

それよりも、

自分に合った服を選ぶことの方が大切だ。

そういう考えに至りました。

なぜかって?
それこそ、この記事で伝えたいことに関わってきます。

・自分は足が短いから
・自分は天パだから
・自分はメガネだから

雑誌の人の真似なんかできないし、そんな服を着るなんておこがましい。

僕にはそんな思いがありました。

もしかしたら、似たようなことを思って、服を嫌煙している方もいるかもしれません。

・自分は背が低いから
・自分はブサイクだから

これこそ、根源的な理由の正体です。

だから、

服を気にかけなくなる。

だって、興味がないから。

でも実はそうではなく、

だって、自分には似合う服なんてないんだから。

と、思い込んでいるだけなんです。

要は、自信がないだけなんですよね。

「そこに自信をつける必要なんてない!!」

と、反論されてしまいそうですが、

ファッションは内面を写す鏡という言葉を知っていますか?

例えば、
トレンディエンジェルの斎藤さんは、ハゲていてもかっこいいです。
斉藤さんは、元々ファッションが好きなので、自分に合う服がわかって
います。

例えば、
ノンスタイルの井上さんは、ブサイクって言われてますけど、すごく堂々
としています。
井上さんも斉藤さんと同じで、自分に合う服がわかっています。

かっこいいと思ったり、堂々としていると思ったり、

それってなぜなのか?

それは、

自分というブレない人間を持っているからに他なりません。

内面を映す鏡が何なのかわかっているからできることなのです。

すなわち、

自分という人間に、自信があるのです。

かく言う僕も、そこにたどり着くまでが本当に長かった^^;

23歳で社会人になったとき、神奈川県に住んでいました。
雑誌に載っている服が、東京に行けば買えてしまう!
そんな気持ちで小田急線で1時間かけ、毎週のように服を見に行っていた
時期があります。

また、彼女との月一のデートも加速させました。
毎月違う服を着て臨みたかったため、毎月新しい服を買っていました。
まぁ疑似恋愛でしたけどね 笑

そんな感じで28歳くらいの時、自分の好みがはっきりと固まりました^^

はじめは、

「この店の服しか買わない!というか似合わない!!」

って気持ちでしたが、

改めて視野を広げて見てみると、違うブランドの服でも買えるように
なりました。

ただしブランドは違えど、似たような服なんですけどね 笑

でもそれだけ好みがカチッとハマったんだと思います。

だから、

遠出してでも買いに行きますもん。。

では、そろそろまとめに入ります(何のまとめだっけ?と思っている方も多いはず 笑)。

■服に時間もお金もかけたくない方

・美容院に行くとき
・スーツを買いに行くとき
・スーパーに買い物に行くとき

何を着て行動しますか?

キング・カズはコンビニに行くときでさえ、スーツを着こなします。

美容院やスーツショップでは、普段の着こなしから推測して髪型を
決めたり、似合うスーツを提案します。

でもこれって、
時間もお金も無駄にしていないかな
っていうのが、僕の考えです。

だって、自分の好みがわかってしまえば、

・美容院へ着て行く服だって
・スーツショップで選ぶスーツだって
・デートに着て行く服選びだって

そこにかける時間は少なくできます。
空いた時間でランチやディナーの場所だって考えられるんですよ!

妥協した服を何着も持っていると、選ぶ時間だってかかります。
しっかりと自分に合った服だけを持っていれば、それを着るだけなんです。
是非「フランス人は10着しか服を持たない」という本を読んでみて下さい。
かなり面白いです^^

■体型等で自分は何着てもダメだと思っている方

もう一度僕の写真をみてください  ↓

僕だって未だにダメダメなんですよ...

でも、

そんな僕でも、

こと服においてはブレなくなった!

自信が持てた!

だから、

皆んなにも諦めないでほしいと思って、このような文章を書いています。

■この記事のあとは

僕は自分の服の好みを知るのに、

時間は約10年かかりました。

お金は約420万円くらいかけました。

ですが、

一種の成功です。

だからといって、この記事を読んでくれている方には、
時間もお金もかけさせることなく、ショートカットしてもらいたいな
と思います。

まずは、
騙されたと思って、マネキン買いをやってみましょう!

僕のブログでは、体型問わず、コーディネートの画像をアップし、
その似たような服の購入リンクを貼り付けています。

ですので、すべてクリックすればマネキン買いができます^^

しかも、

トータル1万円で揃うような服をチョイスします^^

ただ、

最近は全然更新ができていないので、好みがわかっている人は、
ZOZOTOWNに初めから行くのが早いかもしれません^^;

ただ、

この記事を読んでくれている方は、それこそ自分で検索するのも
きっと面倒なはず。

ですので、

今後はブログからnoteに移行させようと思っています。
できるだけTwitterにもアップさせるつもりですので、フォローしてくだされば勝手に情報が流れてきます(アカウント:@yami_1158)。

楽ちんですね♪

あと、このトータル1万円という値段設定というのもポイントで、
ゆくゆくは白T-shirt(無地)だけに1万円をかけてほしいという気持ちから、
そのような値段設定にしました。

元はトータルで1万円なのに、白Tだけで1万円となれば、
ハードルはかなぁぁぁぁぁり高くなります。

ですが、

これをやった人だけが見える景色を、僕は知っています。

代表例として、

・その服(白T)を大切にする。
・洗濯はオシャレ着洗剤を使うようになり、かつ他の衣類と分ける。
(もしかしたらそれだけ手洗いするかもしれない。)
・その白Tを中心としたコーディネートが生まれる。
(白Tとデニムは王道の組み合わせ。)
・そして、その白Tに合わせたパンツやシューズも大切にする。
・もし太っている方なら、白は膨張色になるので、着こなすために
痩せようとする。
・クローゼットや部屋が綺麗になる。
・背筋がのびる。

などなど。

いいことだらけなのです^^

質問やご要望等ございましたらお気軽にDMください。
(ツイッターアカウント:@yami_1158)

※服が自分に合う合わないは、実際に着てみないとわからない時が多いのも事実です。ですが、購入前のアドバイスはできますので、悩んだらお気軽にご相談くださいね。

最後までお読みくださり、ありがとうございました!

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