最近のQiitaについて思うこと
「全てのWebサービスは掲示板」という言葉を聞いたことがあります。
「ほとんどのWebサービスは掲示板のようなもの」
「CRUDの機能を持った単純な掲示板と、それほど遠くない」
※CRUDとは、データの作成(Create)、読み出し(Read)、更新(Update)、削除(Delete)を略した言葉です。
この話を聞いたとき「確かにそうかも」と思いました。
FacebookもTwitterもInstagramもPixivも、要は「投稿、読み込み、更新、削除ができるサイト」という意味では掲示板のようなものだなって。
でも、それぞれのサイトが違った個性を持っています。
Facebook
本名じゃなきゃダメ
Twitter
140文字しか投稿できない
Instagram
写真・動画を投稿するサイト
Pixiv
イラストを投稿するサイト
それぞれ、制限や推奨事項を設けることで、サイトのカラーを出していて、それこそが「そのサイトらしさ」を醸し出しています。
Qiitaについて
Qiitaというのは、ITエンジニア向けの記事投稿サイトです。
いろんな人が、プログラミングについての記事などを投稿しています。
そのQiitaですが、去年(2021年)までは「プログラミングに関する記事を投稿すること」というガイドラインがありました。
それによって、
プログラミングの記事ばかりが投稿される
プログラミングについての記事を読みたい読者ばかりが集まる
上記のような個性がQiitaにはありました。
noteなんかだと様々なジャンルの記事が投稿されていますが、Qiitaであれば
プログラミングに関する記事だけが読める
記事を書いたときに、プログラマだけに読んでもらえる
という個性がありました。
プログラマである私にとっては、それこそが「俺得!」という感じでした。
しかし、ガイドラインが改定された
しかしQiitaさんは、2021年にガイドラインを改定しました。
QiitaをQiitaたらしめている、
というガイドラインを改定してしまったのです。
その制限こそが俺得だったのに、変わってしまったのです。
エンジニアのキャリア論
デザイン
数学
上記のような内容も書いてOKになりました。
それにより、
「あんまプログラミングと関係ないな」という記事もまぁまぁ増えてきました。
それ自体は全く悪いことではないのですが、プログラマーである私にとっての「俺得」感は無くなってしまいました。
よかったこともある
でも、最近のQiitaさんの取り組みで「素敵だな」って感じたこともあります。
それは「編集リクエストをした人が得をする」仕組みに変わったことです。
「編集リクエスト」というのは、誰かが書いた記事に
という、リクエストを送ることができる機能です。
その「編集リクエスト」をした人が、多くのContribution(いいねみたいなもの)を貰える仕組みに変わったのです。
なぜ編集リクエストが良いか
たまにTwitterなどで「このQiita記事の、ここが間違ってる!けしからん!」といったツイートを見かけます。
正しくない情報が投稿され、デイリートレンドなどに載って拡散されるのは良くないことなので「けしからん!」という気持ちは分かります。
ただ、それをTwitterなどで拡散するよりは、該当の記事に対して「編集リクエスト」を送る方が生産的だと思います。
むしろ、本当に「けしからん!」と思うのならば、なぜ編集リクエストを送らないのだろうと思います。
とはいえ私も、微妙に間違っている記事が「デイリートレンド」に載ってバズっていると
と言った気持ちになり、ツイッター等に晒したくなります。
なので、人のことは言えません。
脱線しましたが、編集リクエストをする方々がより多くのContribution(いいねみたいなもの)を貰える仕組みは素晴らしいと思いました。
まとめ
いろいろ言いましたが、なんだかんだで今でもQiitaは好きです。
Qiitaのおかげで今の会社に転職もできましたし。
ちなみに
ちなみに編集リクエストと言えば、ワイのQiita記事にはこんなリクエストしか来ない。
何が「関西型言語の微修正です」やねん。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?