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猫の尿ケアフードについて

2021年に入り、ペット栄養管理士の資格取得を目指し、勉強をしています。受験資格は色々あり、私の場合はA・B・Cの3つの教程を受講し、受験資格を得ます。9/24~10/12までC教程の講習期間となっており、eラーニングで学習します。

今日勉強したのは、尿石症について

尿石症・・・尿路に石ができること。人間も犬も猫もなります。ミネラルが結晶化したものです。なぜ石ができるのか?一概に食べ物を変えたら良いという訳ではありません。尿が滞在してる時間が長いと結晶化しやすかったり、尿がアルカリ性・酸性どちらかに傾くと析出(せきしゅつ)注1しやすくなります。膀胱炎や腎炎などの病気による影響もあります。

注1・・・固体以外の状態にある物質が固体として現れる現象

ストルバイト結石とシュウ酸カルシウム結石

ミネラルが結晶化して石ができるのが尿石症ですが、大きく分けて2つあります。ストルバイト結石シュウ酸カルシウム結石です。尿がアルカリに傾くとストルバイト結石になりやすく、酸性に傾くとシュウ酸カルシウム結石になりやすいのです。猫用のフードを見るとストルバイト用やシュウ酸カルシウム用など表記されています。勝手に判断して与えてしまうと猫に負担がかかってしまいます。

1980年台は尿石症といえばストルバイトが多かったのですが、2000年台に入るとシュウ酸カルシウム結石の比率が増えており、同じかシュウ酸カルシウム結石の方が上回る位になっています。


食事のせいで尿石症になる訳ではない。

ストルバイト結石は、膀胱炎など細菌感染により、結石ができている事があり、このような場合はまず、病気を治す事が大切です。病気が治ると正常な尿のPHになったりするので、必ずしも療養食を食べなくてはいけない訳ではないのです。正常なPHなのにストルバイト結石用のフードを食べると尿が酸性に傾いて、今度はシュウ酸カルシウム結石のリスクが上がってくるのです。

○○になるかもしれないからと先手を打つ傾向

この講座を聞きながら、体の具合が悪くないのに、先に予防を含めて先手を打つ傾向が強くなってきたのかなあと感じました。

人間の場合であれば、脂肪って聞くと女性は良いイメージを抱かない人が多いと思います。最近では糖質制限・・・。本来は炭水化物・タンパク質・脂肪は体の健康を作るにおいて必要な物なのです。

しかし、太るからと炭水化物や脂肪の摂取を避ける傾向があります。摂取しすぎると肥満になったりして健康に影響を及ぼします。しかし、それらは摂取しないと健康を維持できないのです。脂肪も活動するエネルギーとして必要ですし、ビタミンを効率よく吸収する役割も持っているのです。

脂肪の摂取を極端に減らして、サプリなどでビタミンを摂取しても、ちゃんと体に吸収されてない可能性があるのです。

どこまでが予防なのか?

人間で例えると、健康診断的にはふつう体型な人が、積極的にダイエットフードを取り入れ、肥満にならないようにしている・・・これって予防だけど、予防なの?と感じることも。私はなるべくカロリーオフ食品に頼らないようにしています。確かに年々代謝が落ちてきて、「ああ、中年になった来たなあ」と感じます。

猫のフードも尿ケアと書かれているものが多くなりました。特に体調に変化のない猫ちゃんにも予防的なものとして与えた方がいいのかな?と思う反面、自分の生活スタイルと違うため迷います。私自身の食生活はしっかり食べて運動で消費カロリーを増やして基礎代謝を維持したいと考えています。

しかし犬なら散歩があるので運動量の調節はまだ可能なのですが、猫はというと無理やり追い回す訳にもいかず・・・おもちゃで遊ぶにしても限度があります。多頭飼育なら猫同士で遊ぶ事もあるかと思うのですが。

猫は尿トラブルになりやすい為、判断に迷います。





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