The giftのアドリブ方法
今回アドリブをとる16小節のコード進行は下記の通りです。
![](https://assets.st-note.com/img/1673138626490-OJVcxLlrBN.png?width=1200)
アドリブを取る時のスケールは
①ダイアトニックコード(DC)はCmスケールでとる
②ノンダイアトニックコード(NDC)はコードの構成音に則して変化させる
となりますが、マイナーキーにはスケールが3種類あり、
・ナチュラルマイナースケール(Nm)
![](https://assets.st-note.com/img/1673139962829-mlcQlqeGi4.png?width=1200)
・ハーモニックマイナースケール(Hm)
![](https://assets.st-note.com/img/1673140037938-GPFouMBmZx.png?width=1200)
・メロディックマイナースケール(Mm)
![](https://assets.st-note.com/img/1673140048129-lodWCmzDzF.png?width=1200)
が曲中で混在し、コードはその3種類に3度づつ和音を重ねたものがDCになるので、
Cー・・・3種全て上のDC
G7・・・Hm,Mm上のDC
C7・・・NDC
Fー・・・Nm,Hm上のDC
Dφ7・・・Nm,Hm上のDC
Db7・・・NDC
と分類されます。
なお、
C7はNDCですが次のコードFーに対しドミナントモーションをするコードなのでFーのⅤ7コードと解釈し、スケールはFーのHmを5度から
![](https://assets.st-note.com/img/1673140191615-Y9R478fvPS.png?width=1200)
またはFーのMmの5度からが使用されます。
![](https://assets.st-note.com/img/1673140186356-MCWIurqrMI.png?width=1200)
Db7はG7の代理コードの役割なので、スケールはDbリディアンb7スケール(=G7オルタードスケール)です。
![](https://assets.st-note.com/img/1673140332362-6P8bwCQaWL.png?width=1200)
ややこしい場合は、それぞれのコードトーンのみを使用してもOKです。
C7は
![](https://assets.st-note.com/img/1673140412590-knhSlBWPTx.png)
Db7は
![](https://assets.st-note.com/img/1673140423216-xUrjmVmSkE.png)
以上、ざっくりした説明でした。
なお、こんなんややこしくて出来ん〜〜!
という人は、曲中で転調がないのでCmペンタトニックだけを使ったソロも可能です。その際はペンタトニックの5音のいずれかをチョイスする時にコードの機能を妨げないように選びます。例えば、G7やDb7でド、C7でファはNG音です。
解説は以上ですがサンプルを作ってみました。
また、ペンタトニックのみだと
サンプルを参考にぜひ色々トライしてみてください。
練習用のオケは下記
おまけ〜超シンプルアドリブ法〜
もっと簡単にやれないのか考えた場合、コード進行やスケールを更にざっくり大枠で捉えて・・・
![](https://assets.st-note.com/img/1673234177661-4JEz9oO5WM.png?width=1200)
1段目・・・C Hm
2段目・・・F Hm
3段目・・・C Hm
4段目・・・C Hm
以上2種類のスケールでアドリブを取ります。
その際、目立たせる音を
ドミナントコード時・・・各Hmスケールの第2、4、5、6、7音
トニックコード時・・・各Hmスケールの第1、3、5音
にすると、よりコードの起伏にも合致しやすくなるのでオススメです。
以上、アドリブ解説でした。
ではでは皆さんもアドリブを楽しんでみましょう〜〜!
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