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遺伝子検査をしてみたはなし

久しぶりの執筆です。
少し前から、ルーツ調査界隈で流行始めていた遺伝子検査をしてみました。
日本ではまだ馴染みが有りませんが、海外ではルーツを調べる時に有効な手段として選ばれる事が多いとのこと。

なぜなら、海外では母数(検査を受けた人)が多いのでDNA検査をして、マッチングをすると簡単に同一遺伝子を持つ親戚と出会う事が出来るというのです。

まだまだ、日本は始まったばかりの検査ですし。
「胡散臭い」とか「怖い」とか言う感覚を持つ方も多いらしく。
普及するまでには、まだ年数が掛かりそうなイメージです。

検体の取り方は、至極簡単で。
自分の唾液を、決められたキットに保管し送るだけ。
規程では1ヶ月程度で結果が出ると有りますが、私は半月程度で結果を見る事が出来ました。ちなみに、この手の検査もピンキリあり。
私が使ったのは、安価な物で一万五千円ほど。
ジーンライフのHaplo3,0というヴァージョンの物です。

うまく安売りを探せば・・・。
意外と8千円~9千円で入手できます(笑)

このキットで分かるのが、アダム遺伝子と、イブ遺伝子のタイプ。
後は、民族のパーセンテージ(例:日本人100%)
多分、15親等くらいまでの血族と推測される方とのマッチング。

血族と思われる方と、連絡を取り合うと最初に設定すれば。
結果が出た後、同じ様に連絡を取ると設定している親族とメッセージのやりとりか可能になります。

ちなみに、1つだけ注意点としては女性は、イブ遺伝子は検査出来ますが。アダム遺伝子は検出出来ないのです。
アダム遺伝子は、男性にのみ遺伝。

さて、話しを戻して。
この親族判定、どのように出てくるのかと言いますと・・・実に細かく出ます。これを知るには、まず遺伝子はどうなっているか?をサクッと知る必要があります。

人間の遺伝子は24本あり。
24本目が、XかYかで性別が決まります。
残り23本に、体質を決める諸々のデータ詰め込まれているそうです。詳しくは、文部科学省のヒトゲノムマップをご覧下さい。

https://www.mext.go.jp/a_menu/kagaku/week/genome/a3.pdf

その24本それぞれが、全て父と母から受け継ぎ。
父が1、母が2とすると。
自分の遺伝子は、1+2=自分の遺伝子。
という方式で出来上がっているそうです。

それを、この検査キットでは「セグメント」と呼んでいます。
このセグメントの一致部分を元に、血縁関係を導き出してくれます。

例えば、私は女性なのでアダム遺伝子が検査出来ないため。
父にも検査を受けてもらいましたので、父の検査結果も持っています。

※ちなみに、母親と自分は同じ遺伝子グループだそうです。
イブ遺伝子(女性遺伝子)は母→母→母と受け継がれるものです※

そこで、確認してみますと・・・。
父と私のセグメント一致は100分の57。
ちなみにDNAの一致したパーセンテージは51.35%。
ここまで一致する場合は、父親と判定が出るそうです。

面白いのが、ここからでして。
遺伝子の一致パーセンテージで、0degree~15degreeまで出てくるので、マッチングした方との血縁関係も推測出来る訳です。
このdegreeが、何なのかいまいち謎なのですが。
多分、親等数だと思います。1親等、2親等・・・15親等という感じ。

ちなみに0だと、一卵性の双子
1だと父、母、子供、兄弟姉妹
2だと、祖父母、孫、異父(母)の兄弟姉妹、叔父(伯父)・叔母(叔母)、甥、姪

となっていきます。
中には、異父(母)の兄弟姉妹の子とか。
祖父母いずれかが異なる、大叔母(伯母)、大叔父(伯父)とか。
曾祖父母、伯父、伯母・・・の曾孫とか。

ここまで細かく、マッチングされた方との関係が出るのは面白いです。

私の場合、父以外の検査で出て来た親族さんで簡単に判明しそうな親戚さんはいませんでした。今後の検査人数が増えていくことで、掘り出される親戚に期待したいという感じです。

それでも、今回の検査で3048人のDNA親族が見つかったそうです。
その内、149人が連絡を取りたいと登録しているようで連絡が取れる親族さんが149人出て来ます。想像以上でした!

アプリの画面

その149人の中で、1番DNA一致パーセンテージが多い方で(父以外)0.32%の一致になり。推定の血縁関係は、曾祖伯父/叔父/伯母/叔母の玄孫、高祖伯父/叔父/伯母/叔母の曾孫とうい間柄の模様です。
ルーツ調べをしていない方ですと「はい?」レベルかも知れません。

分かりやすく言うと、高祖父母の兄弟姉妹がいますよね。
その方々どなたかの曾孫(ひまご)。
または、曾祖父母の兄弟姉妹の玄孫(やしゃご)に当たる方ということです。曾祖父母で8人、高祖父母で16人いますからね。どなたの御子孫か、決定を出すのは相当難しいと思います。

しかも、その時代って兄弟姉妹が鬼のようにいるので(笑)
多分、今取得できる戸籍全てを入手されていると仮定して。
100人くらいの中から、マッチング出来るかも知れないという状態だと思います。私もお相手も、絶対にどこで繋がっているか探すんだ!と執念を燃やせば、見つかるかも知れません(笑)

まあまあ、数百年遡ると人類皆兄弟というのが良く分かる結果になりました。そんな状態だったら、調べる意味あるの?と言われそうですが・・・。

とある方は、遺伝子検査の結果。遠い親戚とマッチングが出来て。
血族関係も、確認出来て、家系図が倍以上に広がるという奇跡の体験をされた方も出て来ている様です。

また、面白いのが。
かなり古い先祖の遺伝子も出てくるからだとは思いますが。
意外と、純日本人(単一民族)だと言う方が少ない模様。
日本民族に、漢民族(中国)、朝鮮民族、カンボジアや、インドネシアの遺伝子がチラホラ混じるのが一般的という印象でした。

2~3種類の国の遺伝子が混じっている方が、知り合いでは多かったです。
当然、ご本人も『鳩に豆鉄砲』状態で、嘘~!って驚かれていました。

私も、どこの国の遺伝子が混じってるかな~?とワクワクして結果を開くと。あらびっくりの1民族、純日本人でした(笑)
これはこれで、レアケースな気がしています。当然父も、純日本人でした!

こういう、少し脇道にそれた遺伝子検査のルーツ調べも面白いなと思いnoteに書いてみました。

ちなみに、もう少し課金をすると「遺伝子からの病気因子」も調べられます。私は課金してみた所、びっくりな病気因子が出て来まして。
その病気の検査に行ったのが10日ほど前。
結果は「罹患してますね」でした。

ということで、お薬を処方して貰い。
一気に体調回復中で、相当驚いている所です。
ここ20年ほど続いていた謎の体調不良。
何を検査しても、原因が突き止められず。
一生このまま、不調と仲良くしていく運命なのか・・・と思っていましたが
まさかの一発解決でした。
そんな遺伝子でないと、分からないレアな病気持ってなくても良いのにな。
遺伝子検査GJで、お薬で治療して健康体を目指します。

皆様も、是非。
ご興味がお有りでしたら、受けて見てください。意外な結果が出て楽しめるかも知れません。

大変光栄です!ありがとうございます❤️