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ダンゴムシとワラジムシ



以前に読んだ「ダンゴムシに心はあるのか」を読み返してみました。
当時も今も、およそ内容を理解しているとは思えません。間違いなく、理解していませんね。

そもそも「心」というと、どうしても人間的な心の動きを連想してしまいます。嬉しいとか悲しいとか、のね。一方、本書で扱われていた「心」とは、どちらかというと「意識」に近かったような気もします。ただし新書のタイトルとしては、やっぱり「ダンゴムシ」と「心」というキーワード組み合わせがキャッチーですからね。

さて北海道にはもともとダンゴムシはあまりいなかったんですよ。

多かったのはワラジムシたちです。ダンゴムシに比べると平べったくて、いざというときも丸くなることはありません。

ダンゴムシは敵に襲われると丸くなるというのを聞いて、身近にいるワラジムシがそれだと勘違いしましたよ。だって似てるし。
自分たちがワラジムシと呼んでいたのは、正しくはダンゴムシなんだ、って勘違いしましたよ。無理もないでしょ?

さっそく、庭の石をめくってワラジムシを探し、指先でつついて見ましたが丸くなりません。つまんでみても丸くなりません。

頭とお尻のところで指で挟んで、少しずつ丸めようとしたんですが、14対の脚を動かしてもがくばかりで丸くなりません。そのうち、背中が割れて、死んでしまいました。

ごめんよ。

こんなところでおざなりの謝罪をしてもダメですよ。ワラジムシの祟りなのか、体が固くて前屈が苦手です。そのうち、無理に前屈させようと屈強な男に追い詰められるかもしれません。

そんなことにならぬよう、みなさんはダンゴムシとワラジムシとをよく区別してから丸めてくださいね。