さらば、全てのエヴァンゲリオン。
シン・エヴァンゲリオン劇場版を見てきましたので内容と感想を少々。
出会いは13歳の夏休みの深夜一挙再放送
同じクラスの友人が、深夜再放送を見て大ハマりしており、クラスのみんなにあれは良いと言っていたが、周りの人は見もせず理解もせずだった。
放送後半ぐらいにチラ見をはじめ、終盤から一挙にハマる。そして、夏休みの一挙放送で、エヴァの呪縛が始まる。
放送開始から25年。ついに終えた。
96年にテレビシリーズは完結し、97年、98年に旧劇場版。2007年にRebuildとして、新劇場版が封切られて始まり、本日2021年、シン・エヴァンゲリオン劇場版として、幕を閉じた。物語の舞台はテレビシリーズでは2000年にセカンドインパクトが起きて、2015年に生きる14歳の少年の話なので、現実が追い越してしまった。もちろん、新劇場版にはいつという明記が無いので、これは適応されない。
ネタバレ含みますのでご注意ください。
個々より先はシン・エヴァンゲリオン劇場版についての感想になりますので、ご注意ください。
冒頭からパリの修復
二アサードインパクトで、コア化してしまった、パリの街を修復するところから始まります。これはYouTubeなどの冒頭先見せ通りでした。
Q終わりの彷徨った先に
鈴原トウジ、相田ケンスケ、洞木ヒカリなど、ニアサーを生き残った人たちが、1000人程度の村として、生きてました。そこで、シンジ、綾波は心を取り戻す為に、生活をする。
東北の復興を思い浮かばさせるようなシーンでした。人は何処でもやり直すことが出来るような力強さもあった。
時間の経過と共に
話が先に進むと、シンジはゲンドウと対話することを決意する。ゲンドウのいる場所に向かう為、ヴィレは総力戦になる。アスカも実はというシーンが出てくる。
父との対面
テレビ版では25話はシンジの内面だったが、ゲンドウの内面が描かれている。
終わりと始まり
フィナーレは誰もが想像していなかったモノでは無いけれど、なるほどねと思った。そして、エピローグまで用意してくれていて、そこまで描くのかと感嘆した。
ざっとの感想
テレビシリーズは13歳の夏休みに衝撃の幕を閉じた。それ以降はエヴァの呪縛に囚われたままだった。
はっきりとしたエンディングなのか、それともという不安もあった中では、どちらかというとテレビシリーズの不満を解消する為に、旧劇場版がバッドエンド終わりだったのを、新劇場版という2週目を始めることで、グッドエンドに近づけた気がした。本質的にはテレビ版から何も変わっていないという部分が感じられて良かった。
ただ、神話エヴァンゲリオンとして考えた時、未知に溢れることで、余白を楽しむ所や、神話や歴史のモチーフから、最新技術などの知識を派生する為のエンターテイメントは収束に向かう為に、かなり控えられていたので、その点はちょっと満足度は低いかも知れない。
リアルタイムで、追ってきた人からすると、村での生活のシーンがグッとしました。人はどんな状況でもやり直すことが出来る。人はどんな状況でも立ち直ることが出来る。前に進む為に、待つこともある。見る人によってかなり受け取り方が変わるシーンだと思いました。
最後に
少年は神話になれたのだろうか。多くの人が、多くの思いを抱えて、自分を投影して見てきた物語の完結
庵野監督ありがとう。エヴァンゲリオン全てのスタッフにさようなら。見届けた全ての人におめでとう。
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