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インド映画5選 atクラハ[20210607]

※clubhouseでの発表用メモの加筆修正です。
※広瀬公巳さん主催のclubhouseのroomで発表しました。clubhouseでもらったコメントも追記しています。

今日はナワさんことナワーズッディーン・シッディーキー縛りでリストしました(^^)♪ナワさん、ホントにジャンルを問わずいろんな映画に出ていますよねっ♪

Bajrangi Bhaijaan 2015年/日本公開2019年(IMW)

邦題 バジュランギおじさんと、小さな迷子
監督 カビール・カーン
出演 サルマン・カーン、ハルシャーリー・マルホートラ、カリーナ・カプール、ナワーズッディーン・シッディーキー
[あらすじ]
 話すことのできないパキスタンの少女が喋れるようになるようにとお祈りにきたインドのお寺(ニザームッディーン廟、デリー)、その帰り道に母とはぐれて迷子になってしまった。ちょうどお祭りの日、ハヌマーンを信仰する正直だけが取り柄の青年パワンに助けられる。いろいろあってパワンはこの少女がパキスタンからきた迷子だと知る。パワンはこの少女をなんとかしてパキスタンの両親のもとへ送り届けようと決意する。インドからパキスタン、700km…。
[ポイント]
・美しい山の風景、人々の心の交流、人情、優しさと美しさであふれた映像、音楽。
・宗教をフラットに描いている、ヒンズーとムスリムが普通に一つの街で暮らしているんだな、パキスタンのムスリム、相互のリスペクトがある。
・インドとパキスタンという2国間の関係、「英国総督最後の家」「最後の願い(Netflix)」もセットで鑑賞をお勧め。
[なんと]
・3大カーン(シャー・ルク・カーン、アーミル・カーン、そしてサルマン・カーン)、広瀬さんはアーミルカーンが好き、実はわたしはシャー様が好き♡
・『プレーム兄貴、王になる』も同じ2015年の作品、このころから”俺たちの筋肉ニキ”からハードウォーミングな作品へ方向転換
・サルマン・カーンはもともと大衆派、オートリキシャの運転手向けなどを意識して作品を選んできた。それがシネコンなどが出来てマーケットが変わりターゲットが変わってきた。
・「英国総督最後の家」は海外在住のインドにルーツがある女性監督、という3つの特徴がある。印パ分離を覚えている世代もまだいる。

Petta 2019年/日本公開2019年(IMW)、Netflix

邦題 ペーッタ
監督 カルティク・スッバラージュ(※曲者監督ジカルダンダとか)
出演 ラジニカーント、シムラン、ナワーズッディーン・シッディーキー、ヴィジャイ・セートゥパティ
[あらすじ]
 とある大学の寮ににカーリ(ラジニカーント)が寮長としてやってくる。荒れる学生たちを片手でひねるようにつぎつぎに征伐し、寮に平和をもたらす。実は彼はたった一人の学生を守るためだけにこの寮へやってきていた。その目的は?話は20年前のマドゥライにさかのぼる。
[ポイント]
・前半はラジニ歌舞伎を楽しむ、宝塚の後半のショーみたいにただ楽しむ。
・本番は後半から。いいヴィランだと話は面白くなる。
・ライバル・シンガール役のナワーズッディーンの卑屈な小物感、そしてなによりファザコンでサイコ野郎のジットゥことヴィジャイ・セートゥパティ!
[なんと]
ダルバール 復讐人@新宿ピカデリー 7/16~7/29 が公開されます! 
出演:ラジニカーント、ナヤンターラ、ニヴェーダ・トーマス、ヨギ・バブ
監督:A・R・ムルガダース(ヴィジャイ主演:『サルカール 1票の革命』)
市民の安全と治安を守る正義感の強い警察官だったはずの男ラジニカーントが、一変して悪人に情け容赦のない復讐人へ「俺が裁く」!

Te3n 2016年/Netflix

邦題 真実を知る者
監督 ブッダーデブ・ダスグブタ
出演 アミターブ・バッチャン、ナワーズッディーン・シッディーキー
[あらすじ]
 舞台はコルカタ、孫の誘拐事件から8年経ち、犯人は捕まらない。誰もが次の人生を歩んでいる中、ひとり真相追及する祖父。同じような誘拐事件が発生し、いまと過去と現在が交錯して手口がだんだん明らかになる。また同じ手口で犯罪を繰り返しているのでは?警察をやめて神父になっていたマイケルも犯人逮捕に乗り出す…果たして犯人を探し出せるのか?
[ポイント]
・コルカタの街並み、風俗が映像にふんだんにあふれている。
・バッチャンの存在感、拡大鏡をつかったり、孫の声が録音されているテープが伸びるほど聞いたり、電気の配線を手で治したりと年季が入った大物に年季の入った小物を合わせる、いろんな演出が良い。
・腕利きのマイケルがなぜ警察官をやめて神父になったのか。かなり 後半でわかる。
[なんと]
・3には3人、teenager、それぞれの意見、といういくつかの意味がある。
・韓国映画「悪魔は誰だ」のリメイクだった
・『女神は二度微笑む』も同じ監督、女性刑事、ナワさんとキャストも寄っている

Munna Michael 2017年/2019年(IMW)

邦題 ムンナー・マイケル
監督 サビール・カーン
出演 タイガーシュロフ、ナワーズッディーン・シッディーキー
[あらすじ]
 ダンサーのムンナー(タイガーシュロフ)は、クラブでのダンスバトルで稼ぐ若者(ダンスバトル荒らし)。ギャングのボス・マヘンドラ42歳はダンサーのドリー(若い女子)に思いを寄せていた。トラブルで出会ったムンナーとマヘンドラはそのダンスの腕を見込まれダンスのレッスンをする。やがて二人の間いには友情が芽生えるのだが…。そしてマヘンドラの必死の想いはドリーに届くのか?
[ポイント]
・恋に落ちたギャングのボスが若いイケメンダンサーにダンスレッスンを依頼する。その設定がかわいらしくていい、映画らしい楽しさ。
・マフィアのボスがかわいいww42歳の初恋かな。
・タイガーはかっこいい。役づくりのため、ロサンゼルスで、故マイケル・ジャクソンの振付師だった人物からレッスンを受けたらとのこと。なんだけど最近の彼(WAR)はさらにダンスがキレキレになっていると思う!すごい。
・タイガーはジャッキー・シュロフの息子、ジャッキーは最近日本で公開されたサーホーにも出演している。

PAAN SINGH TOMAR(パン・シン・トマール) 2012年/日本未公開

監督 ティグマンシュ・デュリア
出演 イルファン・カーン、マヒ・ギルヴィピン・シャルマ、ナワーズッディーン・シッディーキー
[あらすじ]実話ベースの話
 新聞記者が犯罪者となって身を隠しているパン・シン・トマールにインタビューをするというスタイル。パン・シン・トマールは国に貢献したいと考えている一軍人。本人はさして走ることには興味がいがその才能が認められていろんな大会に。障害物でメダルを取ることで国に貢献する。思わぬ形で才能を開花して活躍。後半は親族の裏切りにあい、その抗争が発生、そのままギャング団を結成し、リーダーとなる。最後は仲間ゴピの裏切りに合う。国の英雄が最後は犯罪者となってしまう悲哀。
[ポイント]
・日本とインドの架け橋タンジさん出演の映画RaagDeshの監督の作品。ポスターもイルファンカーンが軍服に身を包み銃を背負いながらハードルを飛び越えてる、という印象的なもの。
・世界大会では日本に来たこともあるぐらい活躍した、前半の華やかさ、幸せを知っているからこそ後半がただ辛く哀しい かつて優しいコーチに逮捕される前に会いに行く。そこで一緒にアルバムをめくる。
・不運とはいえ親族間でこんな争いになるものなのか、事実であるがゆえに重い。

IMW2021についても!

★インディアンムービーウィーク 2021パート1
6/4~6/24 まずはキネカ大森、今回はタミル特集。社会派というならば『グレート・インディアン・キッチン』、他の作品についても一言コメントをツイッターに載せましたのでよろしければ見てください(^^)。

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