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恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム -Om Shanti Om atクラハ[20211031]

※clubhouseでの発表用メモを加筆修正したモノです。音声の文字起こしではありません。

製作 2007年 ボリウッド映画
監督 ファラー・カーン
出演 シャー・ルク・カーン ディーピカ・パードゥコーン

ハッピーマサラ映画の代名詞、おおくの日本人が期待するthe・インド映画ってこれだ!!!と思っています。

★前半あらすじ(ネタバレちょいあり)

1970年代の映画スタジオにて。オーム・プラカーシュはスターを目指す大部屋俳優、親友のパップーと夢を語りながら脇役を渡り歩く。
「オーム・プラカーシュ・マッキージャー何て名前ではだめだよ。スターになりたいなら名前を変えないとオーム・カプールとか」

 そのオームが恋焦がれる女優が 大スターのシャンティこと シャンティプリヤだった。オームはなんとそのシャンティの映画に脇役として出ることになりその撮影中に火事から彼女を助けだし仲良くなることができた。ではまずは友達から、と彼女を一晩の映画セットのデートに誘い素晴らしい時間を過ごす。オームは憧れの彼女に恋を告白しようと決心する。

 しかし実はシャンティはプロデューサーのムケーシュと結婚していたのだった。だが彼女をスターとし売り出すために結婚を公表していなかった。そのうちにムケーシュも凄腕プロデューサーとして一目置かれるようになり、何も知らない金持ちのスポンサーの娘との結婚話がもちあがっていた。結婚を公表して欲しいとムケーシュに迫るシャンティ。その時、彼女はすでに妊娠していた。

 オームはこの二人の秘密の会話を聞いてしまう。恋が実るかと思った矢先の失恋に激しく打ちひしがれるが、シャンティの気持ちを考えなんとか自分の気持ちを抑える。

 一方でムケーシュはシャンティの妊娠を聞き、それならばと結婚の公表を受け入れる。そしてシャンティ主演で撮影するはずだった映画『オーム・シャンティ・オーム』のセットに連れて行く。
「妊娠で撮影できなくなってしまったから
 せめて取り壊す前にここで式を挙げよう」
美しく豪華なセットでの結婚式に喜ぶシャンティ!しかしムケーシュの本心は全く別だった。そしてなんとセットもろともシャンティを焼き殺してしまったのだ。その一部始終を目撃していたオームも、シャンティを助けられないまま車に轢かれて命を落とす。

 オームを轢いたのは 大スター ラージシュ・カプールだった。おなじ晩にラージシュ・カプールには一人の男の子が生まれる。

★ここから本気のネタバレand感想領域

・この作品がデビューのディーピカー・パードゥコーン。わたしが観た彼女の作品はこれを入れて3,4作ですが、彼女の作品の中ではこれが一番好きです。70年代の大スターとしての美しさ・華やかさが彼女に大変マッチしていると思います。

・シャー・ルク・カーンのお腹/腹筋に注目。
1970年代、生まれ変わり2000年代と両方のオームを彼がやるわけですが、1970年代の彼のお腹はプリッとかわいいお腹をしています。一方で2000年代の彼のお腹は”the筋肉”です。そして、後半の最初の歌はDard E Discoでは身体に脂ぬってバキバキの腹筋をテラテラ見せながら濡れる!!脱ぐ!!個人的に一番アガるし、何度見てもアガルwww。シャー様もこれがなんなのか分かっててやってるのがとても楽しいです。

・インド映画に共通するのが”母”の絶対的な存在感。母(彼女も元・大部屋女優の設定で映画の中でも大活躍)は30年もの間、息子オームの存在をずっと信じていました。オームは自分が生まれ変わったんだと気が付いた後、彼にとっての元の家に帰ります。このとき母は「遅かったじゃないの」と30年前と同じに迎え入れるのです。30年前の彼の台詞
 「どんなに遅くなっても必ず帰ってくるから」
を思い出して泣いてしまうのです。

・スリルものとしての脚本の構成も素晴らしい。歌と踊りとディーピカとで 華やかな楽しい歌のシーンに目が行きがちに思えそうですが、かなり凝った脚本になっています。

  • 作品内で『オーム・シャンティ・オーム』という映画を撮影している

  • この映画自体も『オーム・シャンティ・オーム』

  • どちらも輪廻転生のラブストーリー

クライマックスは両方の映画のラストがしっかりと重なり、話の展開に目が離せません。そしてやっぱりクライマックスのディーピカを見てほしい。美しさと迫力に圧倒されます。

・途中のフィルムフェアパーティのシーンではゲストの豪華さがまたすごいし楽しい。オーム以外はすべてのゲストが本人役で出演する。まだ私は全員はわからないけけれど、わかる人には最高のご馳走になるのでは!

★発表後

DVDが今は手に入らないけれどNetflix英語版ならなら配信しているとのこと。そして同じファラーカーン監督、シャー様のディーピカ共演の” Happy New Year ”もたのしい作品です(こちらはNetflix日本語版で鑑賞可)。

シャー様(シャーたん?)はラジニ様がお好き♡なのでは情報も頂きました。『チェンナイ・エクスプレス』はケララのタミルが舞台でやはりシャー様とディーピカの共演。Gilliの真似をしているシャー様やラジニ様への愛をうたうシャー様など、タミルへの愛が満載、そして北極から南極まで愛を届けあう歌は実際の歌詞はカンニャクマリからカシミールまで、インドの南から北までを歌っている、まさに北と南の融和の歌。

~後日譚~
『チェンナイ・エクスプレス』をNetflix英語版で鑑賞しました!いや楽しかった。たしかにカンニャクマリからカシミールまで、と歌っているし、ディーピカのお父様がまさかのサティヤラージさん!アがった~(^^)

★Songs

あちこちで何度も言っているけど、とにかくこれが好きw

みんなで踊るHappyパーリィソング

クラシックな美しさが際立つリズミカルなソング

歌と踊りがいっぱいあって実はこれ一部です‥‥!


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