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【超訳:人物図鑑】〜私にはこう見える〜

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社会の様々な職業や立場の人を 私なりに評価する失礼なマガジンです。どうかお許しをm(__)m
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2023年1月の記事一覧

【お店の子だって辛いんだ!】

皆さんの周りにも居ませんでしたか? 『お店の子』 かく言う私も田舎の商店の子、ましてやそこそこのスーパーのせがれだった。 👉🏻「いいなぁ、いつも旨いもんが食えて!」 👉🏻「金持ちは違うな!弁当にエビが3本も入ってるぞ!」(実際は5本🍤) ✔︎そこの一般消費者の皆さん!まあ聞きなさい。お店の子だってなかなか辛いのよ💧 ✅いつも旨いもん食ってるの? →確かに旨いものを食べていたかも知れないが、それは店がヒマで値段の高い刺身なんかが売れ残ったから食べてるだけ。だからヒマ

【コイツの父ちゃん、焼き鳥屋〜!】

前回の「お店の子の悲哀」に続いて、今回もお店の子にエールを送るエピソードを一つ。 昔、私が地元山梨の韮崎(にらさき)小学校で授業を頼まれ『頑張れ商店街』のテーマで話した時、子供たちに問いかけてみた。 🎤「この中にお店の子はいるけ〜?」(甲州弁) シーン……。(誰もいないのかな?) 子供「👉🏻コイツんち、焼き鳥屋〜(^O^)/」 一人の生徒が指を差して、モゾモゾしている男の子のことをなじった。(仮に原田君としよう) 🎤「君の家は焼き鳥屋さんか?」 その子は恥ずかしそ

【母の教え🙏🏻 (商人の母メモリアル)】

まだウチがスーパーではなく、海無し県の山梨の魚屋だった頃、父が静岡の魚市場で働いていた母を「マグロと一緒に仕入れてきた」と言っていたことを思い出す。商才の無い父に代わって、私は「豪傑な母」に育てられた。 幼い頃から私に「お前は商人だから!」と言い聞かせ『帝王学』を叩き込んできたのも母である。 ✅デパートに買い物に行った時「2つ欲しいものがあって迷った時、お前ならどうする?」と母が聞く。 「良く考えて1つを選ぶか、一旦家に帰って考えてからまた買いに来る」と私が答えると

【山梨県立図書館長 阿刀田高 殿】

「あなたを県立図書館の館長に任命します!」 当時山梨県の教育委員長だった私は、甲府駅のまん前に出来た新しい「県立図書館」の館長に就任した作家の阿刀田高氏に任命状を手渡した。 なぜなら県立図書館の設置者は、手続き上教育委員長となるからだ。図書館など行ったことがない私が設置者とはもはやギャグでしかない(^^; 実は県立図書館長は公立高校長の天下り先として最上位、これを民間人にするには力技が必要だった。図書館を考える会のおばあちゃん達の直訴で「本が好きな人を館長にして欲しい、

【俺を誰だと思ってるんだ!】

「お前は誰だ?」と突っ込みたくなるこのセリフ。まあ最近ではあまり見かけなくなったタイプのおっさんである。 人は誰しも年を取る。その時は次の世代に自分の知識や経験を置きみやげに、そっと去るのが賢明だと思う。 『生涯現役』は理想と言えども、若い芽を摘むような居座りは迷惑な話。なにごとも「引き際」が肝心、現役のステージは他にもあるからだ。 高齢重鎮の政治家の先生たち、アカデミー界の権威者、「会長」とは名ばかりの実質経営者、法曹界、医療界の大先生。 「俺がいなけりゃこの会社(