在家の法　第51号

★「幸福の法則（在家の法）」第５１号　 ＜地球を救う１＞

　あなたの心の糧となるよう大和武史が在家の法をお送りします。
　私たちの生活を見てみますと、無駄なことがいっぱいありますね。たとえば、生ゴミや廃棄物などがその際たる物でしょうが、こうしたゴミが何故出るのでしょうか。それは、たとえば、食品の包装紙などですが、食品を包むという必要からできたわけですね。そして、その役を終えたから無用になったわけですね。だから、ゴミという残骸になっているのです。

　このように考えると、私たちが無駄と思っているものは、ある意味では目的が終わったもの、あるいは何らかの理由で目的を果たせなくなったものを指すのです。しかし、もしも、当初の目的の立案の際に、単一の目的ではなく、複数の恒久的な目的を課せたならば、結果は違っていたと思うのです。たとえば、先ほどの包装紙にしても、単なる食品の包装だけではなくて、もう一つのできるだけ長い目的を持たせたものであれば、食品を取りだした時点でゴミと変わることも無いかもしれないと思うのです。

　具体的には、たとえば、包装紙自体を肥料として使えるものにして、包装紙の役割を終えたら、土に返してやることで肥料の効果が出るような素材に造っておけば、ゴミとしての無駄は無かったはずです。これなどは現実に開発はすぐにでも可能だと思います。でも、まだそうなっていないにはそれなりの理由があります。それは、経費です。包装紙にそれほどの経費をかけたくないという心理から来ているのですね。なぜ、かけたくないかというと、単価が高くなるからです。高くなると売れないから、すると利益が出ないから…。

　結局は、自分に入る利益を第一に考えているからに過ぎないのですね。皆が自分の利益を最優先に考えて行動しているから、一杯無駄なものができてしまっているし、またそれを変えようともしないわけです。これが地球環境を汚している最大の原因だと思いますね。環境など二の次という考え方が、本当に環境を二の次、三の次にしているという当然の結果として表れているだけです。もう目覚めましょう。自分の強欲に、傲慢に。そしてその恥ずかしさを思い出して下さい。麻痺した感覚を蘇生して、本来の事を始めましょう。地球と共存するということを。

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