在家の法　第35号

★「幸福の法則（在家の法）」第３５号　 ＜生命の真実５＞

　親愛なる読者の皆様へ大和武史がスピリチュアルな話をお送りします。
　生命とはその本質はエネルギーです。エネルギーですから消えることはありません。エネルギーというものはその系の中で総量が保存されるからです。消えてなくなる事などあり得ないのですね。だから、死んでも生命は消えはしません。死ねば肉体は朽ち果てて無くなります。肉体はエネルギーではなく物質だからです。物質は皆、やがては衰えて朽ち果てます。

　しかし、エネルギーは存在の根元であり、これが消えてなくなる時は全てが消えてなくなるときであり、それは創造の根元のエネルギーがその存在を認めなくなったときだけです。その時には全てのものは忽然として消えますが、それまでは個々に消えるエネルギーなどありません。もちろん、大きさや形状を変えて存在する事はあります。たとえば、大きくなったり、小さくなったりはします。

　そして、生命エネルギーが大きくなることを進化といい、小さくなることを退化といいます。進化するとエネルギー量が増えて、エネルギーの活動力は向上し、より大きな力を発揮できるようになります。逆に、退化するとエネルギー量が減少して、その力も小さくならざるを得ません。生命エネルギーは進化を目指してこの世へ生まれてきます。というのも、進化するためにはより多くのエネルギーを備えた状態になる必要があり、そのためにはその限定的な存在形態を変更してより多いエネルギーを受け入れられる状態へ変化しなければならないからです。

　具体的にどういう事かというと、生命エネルギーの核であるところの心を拡大することに他ならないのです。心というものが生命エネルギーの核であって、この心が自分自身の存在のあり方をコントロールしています。だから、心のあり方を変えてもっと大きなエネルギーを取り込めるような心に変えねばならないのです。ただ、これは非情に困難な事柄で、単独では難しいので、間接的なきっかけを貰ってチャンスを待つわけです。そのために、この世の人生があります。この世の人生で色々な経験をする事によって悟り、今までとは大きく違った成長した心に変化するチャンスを与えてもらえるわけですね。

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