在家の法　第25号

★「幸福の法則（在家の法）」第２５号　 ＜真理の言葉６＞

　親愛なる読者の皆様へ大和武史が今日もスピリチュアルな話をお送りします。
　真理の言葉は普通の言葉とは違います。何が違うかというと、それを聞く人にとって人生をより良く生きるための契機になり得るということです。その言葉がその人にとって道しるべを示すことになる場合があるんですね。そして、それによってより良く生きることができれば、その言葉は真理の言葉であったわけです。

　人間は誰でも長所と短所を併せ持っています。長所ばかりの人もいませんし、短所しか持たない人もあり得ません。しかし、現実には、長所ばかりしか見えない人や逆に欠点以外に何もないように見える人もいます。これは何故かというと、一番大きいのは本人がそのように生きているということですね。良い方では自分の長所を自覚して、それを努めて出すように心がけていると欠点はほとんど隠れてしまう場合がありますし、逆に、自分の欠点に落胆して自分はだめなんだと思いこんでしまうと長所は出て来ようがなくなります。

　私たちはどうしても他人と自分を比較してしまいます。いわゆる相対評価ですね。周りと比較して自分の出来を評価して、その結果、劣っているとひどく傷つく場合があるんですね。でも、これ自体は次の努力への理由になる間は悪いことではありません。周りを見て自分の成長を目指すことはこの世へ生まれてきた理由でもあり、何ら理不尽なことではありません。よく、違いそのものを不平等と捉える人たちがいますが、これは間違っています。違いそのものは個性に由来するものであり、個性があるから生命は数だけの価値を持つのであり、個性により価値を倍増しているわけです。

　だから、違いはあることを前提として、その違いをより良い方へ行くように、逆に言えば悪い方へ行かないように、行動しなければならないのです。コインに裏と表が必ずあるように物事にも必ず明と暗があります。表裏一体なんですね。このどちらを見ていくかです。裏側ばかりを見ていくと欠点ばかりが目について暗い人生になります。明るい方向、良い方向を絶えず見るようにしていると、いつの間にか人生そのものも好転していきます。自分の見方で人生は灰色にもバラ色にも変わるんです。これが人生の秘密です。


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