在家の法　第66号

★「幸福の法則（在家の法）」第６６号　 ＜霊性に目覚めよう５＞

　あなたの心の糧となるよう大和武史が在家の法をお送りします。
　霊性というとイメージが悪いのですが、幽霊のことではありません。そんなものなら気持ち悪くて近づけません。霊性とは人間の命が肉体のことではなく、生命の本質はエネルギーであり、肉体の死によっても消えることのない永遠の生命体であるという認識のことです。これを霊性に目覚めると言っています。

　永遠の生命であれば死んでも、存在自体は消えずに残っているということですから、肉体を持たない姿で生きているはずですね。肉体のない姿とはエネルギー体という事です。エネルギーは物質ではないので目には見えませんが、確かに存在するものです。その存在の証明はたとえば、電気エネルギーなどが身近に感じられると思います。各種の電気機器が作動するのはコンセントから来る電気エネルギーのおかげです。そして、この電気エネルギーはどこから来るかというと、電力会社の発電所から送電線によって送られてきています。

　エネルギーとは存在しないように見えますが、間違いなく存在しているもので、コンセントに電気エネルギーが来ていても気づかないように、自分のすぐそばに生命エネルギーがいても気づくことはできません。つまり、死後の誰かがそばに来ていても、生きている人間には気がつかないわけです。だから、その存在が分からないのですが、死んだ人はその存在が生きている人には分からなくなりますが、消えて無くなったわけではないのです。エネルギー体となってそのままの状態で生きています。

　何も変わらないその方の個性のままで生きています。だからこそ、永遠の生命と言えるわけです。死んでも消えることのない生命体であるわけですね。人間の正体とは。この認識をしっかりと持つことが霊性に目覚めることになります。そして、この認識が力強い生き方への第一歩になるわけです。死んでも消えることのない生命ならば、死をそれほどに恐れる必要がなくなるはずですね。すると、生きることに余裕が生まれてきます。余裕がなければ弱肉強食の動物さながらに生きていかねばなりません。そして、いつかは戦いに敗れて刀折れ矢尽きます。でも、それが霊性に目覚めている人なら違うのです。

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