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ギリギリの人生 ~アルコール依存症とわかってから~ 番外編(危険な恋...)最終回

前回より

そして年が明けた1月、そのモヤモヤが私の知らない所で爆発し火の粉が飛んできて私と彼女の仲は終焉を迎えていくのであった。

前にも述べたように私のブログをフォローしてくれる人の半数以上が女性であり、当然彼女以外の女性ともコメントのやり取りはしていた。

その中に私と仲良くさせてもらっていた女性フォロワーさん(ここではAさんとさせてもらう)も彼女をフォローしており、相互にコメントをしていたらしい。

Aさんには彼女の方から私に好意を持ってると伝えてたみたいでその話は以前に聞かされていた。

そういう話を他人様に言っておきながら楽しそうな会話を見るとモヤモヤは当然収まらない。
写真や電話で話した位で焼きもち焼くなっ!と言われるだろうが当時の私は彼女の事を考える時間が多かったので余計にモヤモヤしていたと思う。

しかし、私以上にモヤモヤしていた人がAさんだった。
やはり私と同じく彼女と男性のブログでのやり取りは見ていたようで、一度Aさんからメッセージが届いた事がある。

ちなみにAさんは同世代で既婚者。
婚外恋愛は考えられないとのスタンスだったが私と彼女の家庭事情を知り応援してくれると言う面白いパターンだった。

そんなAさんが送ってきたメッセージには「◯◯◯◯さんには裏切られた、悔しい」と私以上にモヤモヤした気持ちになっていたようで「同性からは嫌われる人」とまで言う始末。

ちょっとイラッとしたのは事実だが正直当たってるなと思っていたのも事実。何と言うかキャピキャピ感を男性とのやり取りでは見せていたが女性とのやり取りは何か他人行儀には見えていたからだ。

私はどう返事しようか1日迷っていたのだがその時彼女からのLINEが入った。それはブログのメッセージのスクショが貼り付けられており、送り主はAさんだった。

LINEのスクショの内容を見て愕然としたと同時にこれは終わったなと直ぐにわかった。
「YAMTOさん(実際は違う)はあなたとの事で疲れたと言っている」と書かれている。

私がAさんに話したのはそういう事ではなく、SNS上で知り合って実際に会った事はないから電話でのやりとりだけでは本心はわからないので時間を掛けないといけない...と言う感じでしかAさんには話さなかった。
まさか「疲れた」と言う表現で話が彼女に流れていくとは思ってもいなかったので愕然とした上に、彼女のLINEの言葉で遂に私の心が折れてしまった。

「誰にでも優しい男は嫌い。自分だけに優しい男が良い」
「貴方はみんなに良い顔するからもう連絡はしない」
と... 
ちなみにこの言葉はLINEで送られてきたのとほぼ同じである。 
この一文で彼女の性格が分かるんではないかと思うが、私の反論の余地が何も無い状態に一気に持ち込まれると本当に心がズタズタにされた気分だったと今は思う。

私は優しい訳では無く、ただブログのコメントで他の女性とやり取りしてただけで彼女とのやり取りも全く変わってなかった。
決してみんなに良い顔をしたとも思っていない。
LINEでは個人的な事は話せる範囲では話をしてるし、他の人とは個人的な事は何も無いので優しいとか良い顔をしたとかは全くお門違いだ。

しかし、この事を荒げたのはAさんなのでブログでのメッセージを送り、何故そういう事をしたのか聞こうとしたがその時Aさんは既に退会してあった。


である。

あなたが拗らせたのに理由も言わずにいきなり退会かよ💢
怒りしかAさんには感じずSNSで人を信用するもんではないとつくづつ思い知らされた時のような気がしている。

本来であれば何故あのようなメッセージを送るようになったのか理由がわからずに彼女に返信等出来るわけないのだが、彼女のLINEに既読が付いてる以上直ぐに自分の思いを書いて送信したのだが...
既読すら付かずに1日、2日と時間だけが過ぎていく。

そして3日目の朝。

「私が苦しんでる時に助けてくれてありがとう。元気でね。」
と短文のLINEで返信があった。
終わった瞬間だった。

直ぐに返信したがブロックされたのか既読すら付かなく、電話も掛けたが話中。
最後の悪あがきでブログでメッセージを送ったがそれも返ってこず、彼女とのSNSでの恋愛ごっこは終わったのである。

今思う事はSNS上での恋愛はよっぽどの事がないと成り立たず、またそういう気持ちがあっても簡単に喋るものではないと言う教訓は得られたと思っている。
しかしSNSで上手くいったと言う方々もいるだろうからこの思いはあくまでも私個人にとっての考え方だと思ってほしい。

ただ、仮にAさんがメッセージを送ってなかったにしろ、この恋愛ごっこは成り立ってなかっただろう。

ある程度時間が経って彼女のブログを見てみると相変わらず男性との仲良しコメントは続いていたが、昔の彼の事を忘れられないと記事を投稿していた。

私は彼女が最後に送ってきたLINEのように、苦しんでる時に相談に乗って上げただけの存在しかなかったんだとその時に改めて分かったが、逆に1人で勝手にのぼせ上がっていた自分が情けなくそして恥ずかしくなり、ブログで自分の存在を知られたくなくなったのでその後退会したのである。

恥ずかしい中年親父の数ヶ月に及ぶ恋愛ごっこはブログを退会した時に跡形も無く消えていった。

ちなみにそれからアメブロは一切見ていない。
やはり続けているとどうしても彼女のブログが気になり見てしまいそうだったからだ。

その辺りからむしゃくしゃしアルコールを多量に飲み始め、その2ヵ月後に妻から離婚を切り出されてしまい完全に行き場の無くなった私はアルコールと共に入院前まで恋人のように仲良くしていたのである。

本当はまだ内容の濃い話もあるのだが書いてるとなかなか終わりそうに無いのでかなり省略しているのは御了承頂きたい。


おしまい!




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