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大和市小中学校PTA対抗バレーボール大会について


今年の開催概要

大和市PTA恒例行事のバレーボール大会があります。
コロナ禍明けで、まさに4年ぶりの開催です。
この大会はママさんを中心にパパや先生方も一緒に、日々の練習をしてきた成果を披露すると共に、学区外の保護者との交流を通じて、地域社会の環境共有や子供達の情報交換などの場になっています。

第45回 市P連バレーボール大会

開催日時:2023年11月3日(金・祝)9:00〜
会場:大和市スポーツセンター
ルール:9人制
    各校PTAが線審、得点記録を担当

※大会開催レポートは開催後にnoteでご報告したいと思います。


各校PTAの対戦表:各ブロックごとに優勝チームを決定する

多くの学校で行われてきたPTAのバレーボール大会は、’ママさんバレー’とらなび、1964年東京オリンピックでバレーボール全日本女子が活躍した頃から、PTAや公民館を通じて全国に普及したとされます。 また1970年代の高度経済成長による主婦層の余暇の増加により、レジャーに目を向けるきっかけを生んだことも普及した要因の一つだと言われているようです。

大和市PTAのバレーボール大会は今年が49年目で45回目!その継続した活動は保護者の繋がりと交流の輪を築いたと、2019年に表彰されました。

これまでの歴史

各校PTA内に設置された委員会のメンバーによる熱意と努力の結晶であり、参加校の間で強い連帯感を醸成してきました。しかし、近年は課題があることも否めません。

PTA活動におけるバレーボール

今年開催されているFIVBパリ五輪予選/ワールドカップ・バレーボールは、女子=火の鳥NIPPON、男子=龍神NIPPONとして、その熱い戦いが繰り広げらる活躍ぶりに注目が集まっています。世の中では6人制が主流です。

PTAバレーボールは9人制ルールがベースになっています。ラインズマンや得点・記録のスタッフをPTA会員が務めることになっており、ルールの理解や運用方針について理解する必要があり、各校のPTA委員会メンバーにとって負担が増大しています。コロナ禍による活動制限で人員が減ったり、参加意向が低減したりして、一部の学校では今年の大会へ不参加を決断したPTAも見られます。また、委員会活動(予算が振り分けられる)としてではなくサークル活動(自費で活動する)の一つとするPTAも存在しています。
運営する側も、輪番制で担当することになる事務局校が担っているので、全小中学校PTAへの周知や方針通知など、過去の様子を振り返ってみると対応ごとが多いと言わざるを得ない印象です。

ボランティア活動であるはずのPTA活動なのに、義務感ある役割や委員会の負担が、PTA活動への参加を妨げていることも事実です。
PTA活動は学校と家庭を結びつける重要な手段であるため、参加を奨励する一方で、その負担を軽減する方法を模索しているPTAも多くなってきました。

共働き家庭が増えましたし、介護や子育てなど家庭事情も様々、仕事も仕方も変化し生活様式が大きく様変わりしてきた令和の時代に、向き合う必要がある課題があることは確実でしょう。

時勢に相応しい活動とは

PTAの活動が時勢にふさわしくない、PTAは必要ないのではないか、などの意見は、耳にしますし様々メディアやSNSでも目にします。一部の人々は、PTAの交流になぜバレーボールが選ばれているのか疑問に感じています。活動の趣旨や意義が、より現代的で多様なアプローチに合わせて見直される必要があるかもしれません。

ただし、長らく続けてきたPTAバレーボール大会には意義があり、その伝統を維持していくことも重要です。参加校やPTAメンバーには、バレーボールを純粋に楽しみ、この大会を通じてコミュニティを結びつけ、共に成長する機会を提供されてきました。そして、この活動自体は学校と家庭の協力を象徴している部分もあります。したがって、見直す際には、新しいアイデアとアプローチを採用しつつ、この貴重な伝統を尊重することが求められるでしょう。

PTAバレーボール大会は、その歴史と意義を背景に、現在の課題に取り組むべき時期に来ているのではないかと考えます。コミュニティの一員として、その持続可能な未来を検討し、より包括的で効果的な形でPTAの活動を支える方法を模索してけることが理想と考えています。

市P連として、今後の活動の方針などについて積極的に配信していきたいと思います。


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