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ギタリスト1年目の教科書〜スライド(レガート)の練習方法~

こんにちは、ギタリストのYamatoです。
筆不精な私もこの連載を始めて4か月、ついに2020年最後の日を迎えてしまいました。

記事を書き続けるという事で何となく書き方のコツなんかが分かってきたので、このシリーズを最初から読んでいただいている方もギターのコツなんかが見え始めてきたのではないでしょうか?(きっとそうに違いない)

前回はハンマリング/プリング(レガート)の練習方法でしたので、今回もそのレガート奏法の流れに乗ってピッキングを行わない「スライド」をご紹介したいと思います!

※前回の記事はこちら

・EX-1

スライド練習EX-1

ロックやポップスのエレキギターでは、オクターブ奏法とスライド奏法はほぼほぼ合わせ技で使っているイメージがあるので、そんな感じの軽快なロック系っぽいフレーズです。

ピッキングで弾いた音(例:5弦7フレット)からスライドした後の音(例:5弦5フレット)に移動している途中の音(例:5弦6フレット)の音もしっかりと鳴っているかどうかが良し悪しを左右します。

上記の様なきれいなスライド音を出すためのコツですが
①押弦の力を入れ過ぎない&抜きすぎない。
②弦を押さえている指の向き(角度)を崩さない。
③押弦を意識するあまり指先や手首だけで横移動しない。
④横移動中の速度は遅すぎず速すぎず。
⑤目標ポジションに到達したくらいで急ブレーキを掛けるようにスライドを止める。
この5つのポイントを意識してスライドしてみましょう!

・EX-2

スライド練習EX-2

こちらは前回紹介されたハンマリングとプリングも盛り込まれており、ピッキングに頼らないで音量を揃えたり、リズムをキープしないといけません。
特に3小節目から4小節目&7小節目から8小節目はピッキングが無い状態ですので、ハンマリング・プリング・スライド全てを連動させつつもしっかり発音できるように練習してみましょう!

ちなみにこのフレーズはクラシック音楽的な雰囲気を感じていただけると思うのですが、個人的には音使いも要因の一つですが全てピッキングで弾くよりも、レガート奏法で強弱&音の繋がり方もクラシック音楽っぽくなる要因だと思います。

それともう一つ、音程の替わるタイミングがメトロノームに対して裏で行われている(8分音符の2,4,6,8個目)のも何となくクラシック音楽っぽいなと思っています。
※私はクラシック音楽を専門的に学んだわけではなく、個人的な独断と偏見です。

このように音程の変わり目がメトロノームの鳴っていないタイミングで行うフレーズなので、レガート力はもちろんの事リズム感も養われる練習方法ですので、クラシック音楽に興味のない方でも練習していただけると幸いです!

・最後に

前回同様ピッキングをしない奏法なので、ピックで弦を弾く音(ピッキングノイズ)を最小限に抑える事ができ、ピッキングの有無で音に強弱を付けれるようになれば、ギタリストとしての表現力に幅が出来るので是非ともうまう出来るように練習してもいて下さい!

スライドはピッキングやハンマリング/プリングと違い、5フレットから7フレットにスライドする時に6フレットの音も鳴っているので、音と音の繋がりがスムーズに感じられると思います。

歌やヴァイオリンの様に無段階で音程変化させる表現に近いものがありつ、ギターやベースなどのフレットの有る(音程の区切りが明確な)楽器で、最初の音(5フレット)と次の音(7フレット)は目で見て「どこからどこまで動かせばいいのか」が分かりやすいので、実にいい所取りな楽器でいい所取りな奏法であると言えますね。

次回はスライドよりももっと歌の音程変化に近いチョーキングについての記事を書きたいと思いますので、来年の1/15をお楽しみに!

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