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人生で初めてギター買ったんだけどどんな練習したらいいの?~vol.2~

久しぶりのnote更新となりました。
今年4月に外出自粛要請が有り、執筆時の8月現在ある程度外出も行える状況ですが、自宅と職場と日用品の買い物くらいの外出が基本で、自宅にいる時間が長い方が多くいらっしゃると思います。

なぜそのように思うのかと言いますと、東京都の外出自粛要請が一応は解除された5月以降、ギターのレッスンに通い始めてくれる方がいらっしゃったり、実店舗ネットショップ問わず10万円以内で買える楽器が品薄になっており、趣味の時間として楽器を始める方が多いと私は感じています。

その影響もあり、以前私が公開した「人生で初めてギター買ったんだけどどんな練習したらいいの? 」と言う記事のアクセス数が伸びているのも、全面的に安全性が確保されていない状況なので、今後もギターを弾けるようになりたい方が多いと思います。

そんな状況もあり、記事の続編として皆が皆簡単に弾けるわけではないけれど、ギターの楽しさを加速度的に実感する練習内容をお届けしたいと思います。

この記事では前回の記事を読んでいただいたものとして内容を進めてまいりますので、基本的な注意事項等は省略いたしますので、まだご覧いただけていない方は一度目を通していただければ幸いです。

・実用的なコードの練習

今回は比較的難易度の低いコード&使用頻度はそこそこ高いコードで構成された練習フレーズです。
実際に曲中でもよくあるコード進行なので、今回の練習を応用したら有名曲の一部を弾く事も可能なので、ぜひ弾けるように頑張ってみましょう。

アコギ練習フレーズ

使っているコードは【G-Em-C-D7】の4つだけで、ストロークパターン(※ダウンピッキングとアップピッキングの順番)は基本的に文字等言葉で表記すると【タータタータター】と言うフレーズが基本となっています。

また、Tab譜の上に記載されている【Πの記号はダウンピッキング(※手やピックを下方向に動かすピッキング)】で、【Vの記号はアップピッキング(手やピックを上方向に動かすピッキング)】となっています。

VとVに挟まれている(Π)ですが、これは空ピッキング(※からぴっきんぐ。ピックは当てないでストロークの動作を行うピッキング)の表記です。
※注意)実際の動きの中だと、1個目のΠと2個目のΠの間にも(V)があるのですが、譜面ソフトの機能上&見やすさを重視した結果記入できませんでした…
腕の振りは基本的にダウンとアップを交互に行うオルタネイトピッキングで弾いてみましょう。

具体的にオルタネイトピッキングで行う場合
【Π(V)ΠV(Π)VΠ(V)】()の中がカラピッキング
この様に空ピッキングが3回行われています。

前出の【タータタータター】にピッキングの箇所を当てはめてみると
【タータタータタータータタータター】
【Π(V)ΠV(Π)VΠ(V)Π(V)ΠV(Π)VΠ(V)】
ブラウザの環境次第で多少ずれてしまっているでしょうが、【タ】の箇所でピックを当てて【ー】の箇所で空ピッキングを行っています。

これをもし空ピッキングを行わずに弾くと
※悪い例です※
【タータタータタータータタータター】
【ΠーVΠーVΠーVーΠV-ΠV-】
※悪い例です※
こんなストロークパターンになってしまい、1個目のコードはダウンピッキング始まり、2個目のコードはアップピッキング始まりと言う、なんともちぐはぐな動きになってしまいます。

そんな状態だとリズムを取りにくく、演奏もちぐはぐになってしまいます。
なのでしっかり空ピッキングを行い、規則正しいオルタネイトピッキングを習得しましょう。

・規則正しいオルタネイトピッキングとは?

前項で取り上げた【悪い例】のストロークパターンですが「え?悪い例もダウンとアップの交互だから規則正しいオルタネイトピッキングじゃないの?」と思う方もいらっしゃると思うので、更に解説していきます。

基本なポピュラー音楽(ここではオリコンとかにランクインしているような超有名な曲等)では4/4拍子(よんぶんのよんびょうし)が85%以上を占めており(独断と偏見)、リズムの取り方は【1・2・3・4】を繰り返すのが基本です。

ここで大事なのが、ダウンとアップが交互に行われているけど【1】の時にダウンで弾き始めている時とアップで弾き始めている時がごちゃごちゃになっていたり、規則的なんだけどもダウン弾き始め・アップ弾き始め・ダウン弾き始め…(以下略)の様にちぐはぐを規則的にしてしまわないようにするのが大切です。
※超余談ですがちぐはぐを規則的に行う方が難易度めちゃくちゃ高いです…(苦笑)

そこで重要になってくるのがメトロノーム(またの名をクリック)です。
メトロノームを使わないと【1】の場所が明確ではないので、正しくピッキングできているか否かの判断が出来ないので、必ずメトロノームを使って練習しましょう!
技術の発展が止まらない2020年現在、スマホで無料のメトロノームアプリがあるので、メトロノームをお持ちでない方は今すぐにでもダウンロードしましょう。

メトロノームの用意が出来たらメトロノームを鳴らしてみて下さい。
基本的なメトロノームの発音は【ピッコッコッコッ】の繰り返しとなっていて、【ピ】のアクセント音(一番主張されている音)が【1】となります。
【ピッコッコッコッピッコッコッコッ】
【1・2・3・4・1・2・3・4・】
こんな感じですね。

このメトロノームのスピードに合わせてみると
【ピッコッコッコッピッコッコッコッ】
【1・2・3・4・1・2・3・4・】
【タータタータタータータタータター】
【Π(V)ΠV(Π)VΠ(V)Π(V)ΠV(Π)VΠ(V)】
この様に【1】のタイミングできちんとダウンピッキングになるように、しっかりと空ピッキングを意識して練習してみて下さい。

意識するポイントとしては、メトロノームの音が鳴っているところは必ずダウンピッキングになっている事です。
ここで注意するのはカウント【3】の時は【(Π)】とメトロノームが鳴っているけど空ピッキングを行う時、「メトロノームが鳴るタイミングでダウンっ!!」という意識が強いため、空ピッキングではなく弦を弾いてしまわないようお気を付けください。

・譜面の8小節目と9小節目について

1小節目から7小節目まではここまでの記事で説明したストロークパターンですが、8小節目と9小節目を今までと少し変わったリズム(ストロークパターン)にすることで、曲のエンディングっぽいフレーズにしてみました。

まず8小節目についてですが、一般的な(個人的に)D7コードの押さえ方で1個目のコードは
4弦・開放弦

3弦・2フレット(中指)
2弦・1フレット(人差し指)
1弦・2フレット(薬指)
で押さえているところに2個目のコードは
4弦・開放弦
3弦・2フレット(中指)
2弦・1フレット(人差し指)
1弦・3フレット(小指)
(ここがポイント)
そして3個目の音は1回目と同じく
4弦・開放弦
3弦・2フレット(中指)
2弦・1フレット(人差し指)
1弦・2フレット(薬指)
この様な指使いで練習してみて下さい。

最初は小指をうまく動かすことが難しいですが、これが出来ることによってより一層エンディング感のある雰囲気になるので、今後いろいろな曲をアレンジする時にも役立つと思いますので、ギターの楽しさを味わう為にもくじけずに挑戦してみて下さい。

また、このフレーズのストロークパターンですが
【ピッコッコッコッ】
【1・2・3・4・】
【ターーーターター】
1・3・4のタイミングでダウンピッキングです。
※この時空ピッキングをしてもいいですが、この様なフレーズは空ピッキングの動作を行っていない事がほとんどです。

そして最後の9小節目のTab譜上に波打った上矢印が記載されていますが、これは「6本の弦を一気に弾かないで、6弦から1弦までゆっくり弾いてね~」と言う記号です。
言葉で表すなら【ダラララララ~】という感じでしょうか…???
あまり1本ずつゆっくり弾いてしまうと間延びしてしまい、せっかくのエンディングの締りが悪くなってしまうので「これで終わりやでぇ~(ドヤァ~)」位(?)の気持ちで弾いてみると案外いい雰囲気になるのでお試しください!

・最後に

今回は恐らくギターを買ってみたけど、どんな練習をしていいかわからない人に向け「お、ギターっぽいことやってるやん!!」と感じていただけるような練習フレーズを掲載してみました。

テキストのタイトルが「アコギ練習フレーズ」となっていて、雰囲気的にアコースティックギターで弾き語りをやってみたい方に実践的な内容となっていますが、もちろんエレキギターでも同じ指使い/同じ音程なので、エレキギターを買った方も練習していただければと思います。

また、この記事に記載していたテキスト画像のPDFファイルとMP3を無料でダウンロードできるよう張り付けておきますので、練習のお供にご活用ください!

そしてこの記事が「役に立ったわぁ~」と感じて万が一「有料記事でもいい内容だ」と思っていただければ、ページ下部のサポートをするボタンからご支援いただけますと今後の執筆活動継続になりますので、もしよろしければご支援よろしくお願いいたします。

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この様にギターの練習方法が無料で公開されているような時代ですが、ほとんどのレッスン記事や動画は「制作者が一方的に情報を流して、はい、お終い。」という事が多いので
・キチンと弾けているのか?
・何かコツはあるのか?
等本当に始めたての方だと分からない事だらけで、記事の内容をうまく消化できない可能性も大いにあると思います。
そんな時は私をはじめ数多く存在する、ギターレッスンを行っている人のレッスンを受けてみるのがお勧めです。

コロナの影響で色々な所でオンライン化が進んで、ギターのレッスンもオンラインで受ける事が出来ますし、実際スタジオ等で感染症対策を施したうえで対面レッスンだとカメラ越しでは伝わりにくかったこともより伝わりやすいと思います。

2020年8月末現在、私はオンラインがメインですが個人レッスンを行っており、2020年中には対面レッスンを開始するために計画を進めております。
もしよろしければ一度ご相談だけでもいただければ幸いです。

実施しているレッスンの詳細はこちらをご参照ください。

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