見出し画像

【遊戯王】サイドデッキ採用枠 罠編

1.はじめに

どうも、あまぐもです。
今回はサイドデッキに採用できそうな罠カードを纏めてみました。
モンスター・魔法に引き続き、採用目的や使い方を交えて紹介していこうと思います。

2.分類別カード紹介

①無効関連

神の宣告

◆25thのレアコレに採録されてほしかったです

・採用目的:魔法・罠の無効、チェーンを組まない召喚の無効

昔からある有名なカウンター罠ですね。

発動コストでLPを半分にしますが、それ以外の制約無しで広範囲のカードを無効にすることが可能です。

主に先行時にサイドチェンジして、妨害の質を高めます。
後攻用のサイドには、冥王結界波月女神の鏃等、モンスター効果でチェーン出来ないカードが増えていますので、その辺りを止める役割を担っています。
上記以外にも強力な魔法・罠が多い為、無効系のモンスターが出せないデッキ等では特に重宝します。

ただ、LP半分にする為、ワンキルラインが大きく下がる所は頭に入れておきましょう。
発動して負けてしまっては元も子も無い為、使わなくても凌げそうかどうかの見極めが必要になります。

魔宮の賄賂

◆袖の下に大判入れたら落ちそうですよね

・採用目的:魔法・罠の無効

デメリット付きの万能カウンター罠になります。
前述した、神の宣告と比較すると止められる範囲を狭くしてデメリットをマイルドにした感じですね。

この二枚は採用されるデッキタイプが異なっております。
神の宣告は、展開デッキに採用されていますがこちらは、罠ビート系で採用されている傾向にあります。(現在だとラビュリンスや神碑等)

これはデッキタイプ毎にデメリットの重みが違う所が挙げられます。
・展開デッキ:LP<1ドロー
 →主にモンスターでLPを守る為、攻撃を通してもLPが減りにくい
・罠ビート :LP>ドロー
 →主に罠でLPを守る為、攻撃を通すとLPが減りやすい
※筆者の主観になります(予防線)

上記の様に、LPが減りやすい罠ビート系ではこちらの採用が優先されるケースがあります。
ただ、引かせた一枚で逆転される可能性もあるのが、悩ましい所です。
(ハーピィの羽根帚ライトニング・ストーム対策でどちらかは入れたい所)

レッド・リブート

◆手札からカウンター罠はやりすぎだと思ってます

・採用目的:罠の無効

罠の無効と発動後罠を発動できないようにする、対罠最終兵器です。
何より特筆すべきは、発動条件ですね。
LPを半分払うだけで手札からも発動できるという、無限泡影もびっくりの緩さです。
それでいてカウンター罠とスペルスピードの関係上、止められにくい所もこのカードの強さに拍車をかけている所です。

上述した通り、このカードは手札から発動出来る為、後攻用で採用されます。
ハーピィの羽根帚同様にお守りカードの位置づけですが、ハーピィの羽根帚と違って除去はしない為、そのターンで勝負を決めきるか、罠の除去が別で必要になります。

スキルドレイン

◆よく見ると首元の顔も苦しんでいるようです…

・採用目的:モンスター効果の無効

罠ビートデッキ御用達の一枚ですね。
フィールドのモンスター効果を封じる為、先行で構えられればとても強力なカードです。

サイド用と言う目線でいくと、罠ビートよりデスピアの様なビートダウン系デッキにこそ合うと思っています。
ビートダウン系の対策は主にモンスターの除去になりますので、罠への警戒が薄くなりがちです。
相手の対策の裏を突いてこのカードを使い、高打点のモンスターを押し付けて勝ちを狙うことも可能です。

デッキタイプの弱点を補完するカードという観点で見ても、優秀な一枚になります。

紅蓮の指名者

◆激昂しているやつは何者なんでしょうか

・採用目的:相手手札のピーピング、有効札の一時除去
(発動させない=無効の考えでこの項目に記載しています)

LPコスト+自分の手札を見せることで、相手の手札確認+一時ハンデスする効果になります。
察しの良い方なら読んだ段階でわかると思いますが、神の宣告と並んで先行最強カードの一角です。

こちらの手札を開示する必要がありますが、その代わりに相手の手札を確認して好きなカードを除外できる為、壊獣や溶岩魔神ラヴァ・ゴーレムの様なチェーンを組まないカードも未然に除去することが可能です。
(発動タイミングの制約が無い為、ドロー・スタンバイフェイズに発動すれば相手に優先権を渡すことなく有効札を除去することが出来ます。)

手札を全て見れる為、相手の展開手段も事前に予測出来、妨害の貫通をケアしたり事前に準備することも可能になります。

手札はお互い見えないからどのカードから使うか、等の駆け引きが発生するのですが、上記のことからこのカードはその駆け引きを無にすることが出来ます。

闇のデッキ破壊ウイルス魔のデッキ破壊ウイルス

◆初出のSDでは、エースのディアボロスしかコストに出来ませんでした

・採用目的:各種カードの破壊

コストに闇モンスターを要求されるものの、手札・場の対応カードを破壊することが出来ます。
紅蓮の指名者と同様に手札の確認も行える為、破壊に加えて情報アドバンテージが得られることも相まって、刺さればほぼ勝ちと言っても過言ではないでしょう。

闇属性のコスト用では、下記モンスターは召喚条件が緩くておすすめです。
(参考までに)
・2000以上→コードブレイカー・ウイルスソードマン
・2500以上→アクセスコード・トーカー
リンクモンスターが増えてきた為、環境に合わせたウイルスを展開デッキなら採用検討出来ると思います。
(死のデッキ破壊ウイルスもワンチャンあるのかな…)

②除去関連

拮抗勝負

◆1対1!(手札は含まないものとする)

・採用目的:モンスターの除去

罠では珍しく後攻用のカードになります。
条件下で手札から発動できるのは当たり前の様についており、自分フィールドと同数になる様に相手フィールドのカードを裏側で除外する効果になります。

この効果はプレイヤーに及ぼす効果の為、モンスターの耐性を無視して除去することが可能です。
(加えて裏側除外と、最上位の除去となります)

発動タイミングはバトルフェイズ終了時のみの為、戦闘での除去やダメージを与えるのが出来ないことは留意しましょう。
(相手の場が1枚は確定で残るので、残された妨害等のケアも大切です)

③妨害関連

次元障壁

◆出た当時は最強の罠カードでした(虚無空間はみないものとする)

・採用目的:リンク以外のEX+儀式モンスターのメタ

9期後半に一世を風靡した1枚です。
リンク以外から1枚を宣言して、宣言した種類に強力な制約を掛ける効果になります。
サイド後の為、相手のデッキはおおよそ予想が付くので先打ちして特殊召喚を封じることが可能です。
召喚を許してしまっても、発動ターン中は効果が無効になる為除去することも容易になります。

今の環境は1ターンのロスが勝敗に直結する為、うまく刺せれば試合をとても優位に進めることが可能でしょう。

ただ、リンクモンスターが台頭していることに加え、多様な召喚を用いることが出来るデッキには効力が薄いです。
環境のEXデッキに採用されるカードの傾向を見て、検討するのが良いでしょう。

異次元グランド

◆ダークルシアスもすっかりギャグっぽいキャラになりましたよね

・採用目的:墓地メタ

適用ターンをマイルドにした次元の裂け目ですね。
通常罠の為、使い切りになりますがマクロコスモス次元の裂け目と違い、除去カードにチェーンしても除外効果を適用することが出来ます。

罠故に発動タイミングが遅く、1ターンしか適用されない為、自分も展開上墓地を使用するが、相手の墓地活用を対策したい場合はこちらが優勢でしょうか。
(長く適用させたい場合は、次元の裂け目マクロコスモスを検討しましょう)

魔封じの芳香

◆王宮の勅命の後釜的存在です

・採用目的:魔法のメタ、Pスケールのメタ

魔法の発動を遅延させる、ルール介入型のカードになります。
主に罠ビート系に採用される傾向にあります。

罠を除去するカードは、魔法に傾倒していますのでこのカードでセットを強要して、セットカードを除去することで、未然に破壊を防ぐことが出来ます。
ライトニング・ストーム等を遅らせられることはもちろん、サイクロン等の速攻魔法も次の相手ターンまで発動できない為、他の永続罠を守って相手の展開を後れさせることが可能です。
(このカードの発動にチェーンされた場合はその限りではありませんが)

上記の内容は、このカードを額面的にとらえた内容ですが、このカードにはもう一つ大きなメタ要素があります。
それは、Pスケールへの発動妨害ですね。
PカードをPスケールに置く場合は、表側で発動する必要があります。
(PスケールにPカードはセット不可)

このカードがある限りPスケールにPカードを置くことが出来なくなる為、Pデッキはほぼ展開をすることが出来なくなります。

Pデッキが台頭してきた際には、展開デッキでもこのカードを検討してみる価値はあると思います。

センサー万別

◆骨犬マロンは獣族だからワイトプリンスと一緒に通過出来てるの、細かいですよね

・採用目的:単種族のメタ

場に1種族しか存在出来ない様にする、ルール介入型のカードです。
自分の場も影響がある為、採用する場合はこちらに影響が出ないか確認しておきましょう。

発動した際に除去効果もある為、1体目が出た時に使って展開を止めるか、2体目以降が出てから発動して除去を狙うかは考えものですね。
トロイメア・フェニックス閃刀姫-アザレアの様な汎用リンクが増えている為、縛りを抜けて破壊される可能性があることは頭に入れておきましょう。
(自己ssモンスター+手札誘発等が良くあるパターンでしょうか)

このカードの適用下では、場にいる種族はいかなる条件でも出せないので注意しましょう。
想定される例を下記します。
(チェーンを組む組まないは関係なく、どちらも処理できません)
類似内容の公式Q&Aをリンクしています。
場の戦士族を素材にして、戦士族のリンクモンスターをリンク召喚
場の戦士族を素材にして、戦士族の融合モンスターを融合召喚

ただ、融合等にチェーンしてセンサー万別を発動した場合は、融合等の処理を行うことが可能です。
公式Q&Aに詳細が記載されていますので、そちらを参照ください。
マスクチェンジにチェーンしてセンサー万別を発動した場合

本記事の趣旨から脱線してしまいましたが、裁定が複雑な代わりに強力なロックカードと認知して頂ければと思います。

御前試合群雄割拠

◆このカードが出た頃には真六武衆の構想はあったのでしょうか

・採用目的:他種族・他属性のメタ

前述したセンサー万別とは真逆で、複数種の属性・種族の使用を縛るカード達です。
(指定が異なるだけなので纏めて紹介します)

主に、グッドスタッフ系やテーマ混成のデッキ対策として採用されます。
汎用性が高いリンクモンスターも種族にバラつきがあるので、そういったカードに除去されづらいのは強みのひとつですね。

逆にテーマ純構築には刺さりにくい為、センサー万別が優勢でしょうか。
(空牙団とかは例外ですが…)

細かい裁定の所はセンサー万別と同様な為、そちらを参照ください。

王宮の鉄壁

◆鎧の色的に徴兵令で写っている方達でしょうか

・採用目的:除外メタ

除外を一切出来なくする永続罠になります。

アーティファクト-ロンギヌスの様な速攻性は無いが、永続故に破壊されるまで適用されます。

コストで墓地から除外してアドバンテージを稼ぐカードも増えてきている為、その辺を阻止することも可能です。

因みに、このカードがある状態で、除外を含むカードを使用できるかどうかは結構細かく定められています。
・除外だけの効果は総じて発動できない。
 (例)D.D.クロウ氷結界の龍 トリシューラ
 チェーンしてこのカードを発動した場合は、効果処理が適用されずに処理を完了されます。
 効果は無効になっていないことは、留意しておきましょう。
 (無効にされた際に発動する系のカードは使えません。)

効果に除外が付随する場合は、処理内容によって異なる。
・効果の除外と切り離されている、または除外が任意の場合は発動できる。
 (例)メタファイズ・アセンション真竜皇リトスアジムD

・効果の除外が一連の処理、または除外が強制の場合は発動できない。
 (例)召喚獣メルカバー闇の誘惑
 発動出来ないだけの為、上述したカードの発動にチェーンしてこのカードを発動した場合、除外以外の処理は行われますので注意しましょう。
 →闇の誘惑等の効果処理時に、除外出来ない効果が適用された場合
 ※何故か似たような効果でも、処理できないカードがありますが…
  →超こいこいは王宮の鉄壁の適用中に発動できるか

迷ったら、公式に問い合わせるのが間違いないと思います。

3.総括

ざっとサイドデッキに採用出来そうなカードを纏めてみました。
ルールに介入する系のカードが多かったため、裁定についての話が多くなってしまいましたが、その辺の細かい所を知っているか否かで勝敗を分かつ可能性もあります。
読んでいて気になった所があれば、公式等に確認するのが良いと思います。

新しいカードや、面白そうなカードを見つけたら都度更新していこうと考えています。
この記事が、デッキ構築の一助となれば幸いです。

ここまで記事を拝見頂きありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?