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思い出の曲と振り返る歩いてきた道

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歌は世につれ世は歌につれ
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#大切にしている教え

我儘な子供を開眼させる魔法の言葉

「日本人が訪れるべき三つの場所」は胃がんで亡くなってもう四半世紀になる親父の口ぐせだった。そろそろ親父の享年に近づいてきたのだが、定年を期に奈良市の健康診断の薦めに目を向けると胃がんリスク検診が無料で受けられるというので受けると、ピロリ菌が住んでいると言う。ピロリ除去には成功したが、除去成功後の経過観察のため胃カメラ検査を行うと再検査だ。 再検査で隆起が小さくなり治療の効果は出ている。ピロリ治療前の検査を含めて1年に3回も胃カメラを飲むことになったが、親父と同じ病気になるこ

日本人が訪れるべき三つの場所

親父が口癖のように言っていた。誰かの受け売りかどうかは聞かなかったが日本に生まれたなら死ぬまでに訪れるべき場所が三つあるそうだ。一つ目はお伊勢参りの異名を持つ伊勢神宮である。こちらは学生時代にドライブがてら参拝したし、子供が生まれてからは毎夏キャンプへ行くことを恒例としていたので、志摩スペイン村や鳥羽水族館と共に伊勢志摩観光旅行している。 二つ目は東京都千代田区千代田1番1号、本籍地として一番多く登録されている皇居である。 こちらも親父が東京観光旅行として連れていってくれた

人生は二度ある

新人類も還暦を過ぎた。新人類とは現在行われている大学入試センター試験の大元である共通一次試験を受けた世代だ。筆者は英語が不得意なので2次試験に英語がない旧帝大へ滑り込んだ。共通一次さまさまである。英語が無いのは理系学部だからで、そのまま定年まで電機メーカーで技術者を全うした。しかし本来の志向は文系である。入社して直ぐ同期に理系の手相ではないと言われたのが今でも時折思い出す黒歴史だ。 「傘がない」は今でも多くのミュージシャンがカバーする井上陽水の代表曲だが、最初のアルバムの「