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思い出の曲と振り返る歩いてきた道

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歌は世につれ世は歌につれ
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2023年1月の記事一覧

正常性バイアスからの想像力の欠如2

松任谷由実の楽曲が流れる「私をスキーに連れてって」は、そのタイトルに反して本気のスキーシーンが圧巻だ。美しい「BLIZZARD」は感動的なのだが、京都大阪間で本気のブリザードが吹き荒れるとは思わなかった。「正常性バイアスからの想像力の欠如」は簡単に起こる。10年に一度だと気象庁が警告しているのに、JR西日本は列車立往生という失態を演じた。 いつもは台風が来ると早々に計画運休を発表するが、午後からの天候しだいでは運行を休止すると注意をしていたのに実行できなかった。急激な天候の

極楽の沙汰も金次第

「我儘な子供を開眼させる魔法の言葉」を書いてから直ぐお袋は親父の所へ旅立ってしまった。よく言う年賀欠礼の喪中は一年だが一年間旅行は控えるのではなく、満中陰である四十九日を過ぎれば忌中明けで元の生活に戻っていいそうだ。せわしない商売の町である大阪ではそんなに待ってられないと三十五日だそうだ。親父が亡くなった時に忌中は意識してなかったと思う。 忌中は旅行どころか神社への参拝も避けないといけない。したがって正月の初詣もお預けとなった。親父は次男坊なので三回忌に合わせてお墓を立てて

愛する人がいて人生を語らう友がいれば

「モンマルトルの一見さん」に一番好きな地名はイスタンブールと書いた。音感の響きがその理由だが、歴史で後醍醐天皇を習った際「ゴダイゴ」って何ていい語感なんだろうと思っていたらその名前を名乗るバンドが現れた。そう「銀河鉄道999」や「モンキー・マジック」などヒットを連発した。近年番組でタケカワユキヒデもその響きが最高だと語っているのを聞いた。 栗本薫の「グイン・サーガ」を読み始めグイン朋友の「イシュトヴァーン」の響きにはまっていたが、後に実在した英雄と同名と知って萎えた。しかし