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士業が集客で売上アップする方法を現役士業が教えます【悪用厳禁】

1.士業の集客で重要なマーケティング思考

まず、士業の集客で売り上げを上げるために基本的なマーケティング思考を理解しておきましょう。

マーケティング思考は以下の流れで考えることが重要です。

①市場分析
ニーズのあるサービスはどのようなものか、
またそのサービスを始めるにはどのエリアがよいのか、またそのエリアの競合先はどのようなものか、などを調査する商標の出願は増加傾向にある。
京都だと商標出願件数も多く、特許出願ランキングで1位になりやすい。
大手特許事務所でなくても個人の特許事務所でも商標だと仕事がとりやすい。
➤特許・意匠・商標と幅広くやるのではなく商標一本に絞る。

②ペルソナの選定
潜在顧客となりうるペルソナ(ターゲット)を絞る。1~3人ほどの従業員をかかえている最近開業したてのフリーランサー。(理由は仕事がとりやすいことと、フリーランサーの場合価格競争で仕事をとりやすいから。)

③サービスの差別化
競合先にはない付加価値を提供する。価格の安さ、レスポンスの速さ、対応力、安心感。
➤価格の安さを売りにしているところはあるが、レスポンスの速さや安心感まで両立させているところは少ないと考えられる)

④集客
ペルソナに対してどのように集客するか。ホームページ集客、マッチングサイト
➤コロナ禍でなるべく外出を抑えて、インターネットで集客したい。

⑤アフターフォロー
顧客のリピート率を上げるためにどんなサポートをするか。登録納付の手続きを無料とする、など

右側は具体例として筆者の経験談を記載しています。

①市場分析については、どこで開業し、どんなサービスを提供すればニーズがあるのかをしっかりと分析することが重要です。

とにかく、あれもこれもサービスの幅を広げるより、ニーズのあるサービスを一本にしぼりそこから②ペルソナを選定していくことが賢いやり方です。

ペルソナを選定したら次に競合と差別化するためのサービスを提供します。

開業したての場合には、「サービスの安さ」「リスポンスの速さ」「提案力」「安心感」などを組み合わせて差別化するのがよいでしょう。

続いて集客ですが集客にはインターネットを使った集客方法とインターネットを使わない集客方法の2つのタイプがあります。

以下に紹介していきます。

2.士業のインターネットを使った集客方法

士業に限らず、あらゆるビジネスにおいて、インターネットを使った集客方法は必須といわれています。

そこで士業のインターネットを使った集客方法を紹介します。

集客方法として以下のものが挙げられます。

①ホームページ集客

②ブログ集客

③SNS集客

④ポータルサイトの利用

⑤マッチングサイトの利用

順番に解説します。

①ホームページ集客

士業の先生方でおそらくホームページをもっていない方はいないのではないでしょうか。

それくらい今はメジャーな集客方法となっています。

インターネット集客の場合、ホームページのお問い合わせからお仕事の依頼につながることが多いです。

ホームページでは、事務所の理念、事務所のメンバー情報、事務所のサービスの内容・特徴・料金、お問い合わせフォームなどを作成します。

業者に依頼することも考えられますが、今では予算3万円ほどでお手軽に作れることもできます。詳しくは以下の記事をご参考に。

「士業のホームページの自作方法【予算3万円でプロ級】」


ホームページは集客に必須のツールといえますが、ホームページを作っただけでは集客につながらないので注意してください。

よく制作代行業者のサイトの口コミでホームページを作ったら月に○○件依頼がきたといった口コミがありますが、あまり信用しない方がよいと思います。

というのもせっかくいいものを作っても、アクセスされなければ意味がないからです。

ニーズがある人にアクセスされる必要があります。

そこで重要なのが、口コミ・紹介・SEO対策・広告となります。

口コミや紹介はホームページにアクセスされるように誰かに拡散してもらうことです。この場合、影響力のある人に拡散してもらうことが有効ですが人脈のコネが必要となります。

コネがない場合はSEO対策が有効です。SEO対策とはGoogleなどの検索エンジンにおいて集客につながりやすい特定のキーワードで検索された場合、上位表示されることでアクセスを増やす対策です。

例えば、筆者の場合だとお客さんは京都で商標登録をサポートしてもらえる特許事務所がないかどうかを検索するわけですから、「京都 特許事務所」「京都 商標 特許事務所」あたりのキーワードで上位表示されると集客につながりやすくなります。

SEO対策のメリットは無料であるということです。ただし、デメリットとしては上位表示されるのに時間がかかります。

実際に筆者もまだホームページをリニューアルしたばかりであり、まだまだ上位表示されていません(ただし、筆者は海外向けのホームページも公開しており、このホームページからはうまく集客につなげています。)

そこで、手っ取りばやくSEO対策の効果をえるためには「外部リンク対策」が有効となります。

これは、別サイトに自分のホームページのリンクを張ってもらうことをいいます。

そうするとGoogleもこのホームページは信頼できると考えて検索順位が上がりやすくなります。

ただし、やみくもにサイトにリンクを張ってもらうのではだめで公的な機関など権威性の強いサイトに張ってもらうことが重要です。


あるいはGoogleマイビジネスに登録しておくことも有効です。(無料です。)


一方で、手っ取り早くアクセス数をあげるなら「Google」や「Yahoo!」にお金を出して広告をはることがおすすめです。(リスティング広告)


②ブログ集客

ブログもおすすめの集客ツールです。

事務所のホームページの中にブログを組み込んでもよいですし、ホームページとブログは別々にしてブログにホームページのリンクをはりつけるのでもよいでしょう。

ブログは「はてなブログ」「Note」「ワードプレス」あたりを利用するのがよいです。

筆者もまたブログをはじめており、ブログ経由で集客につながりました。おすすめです。

筆者は事務所HPだけでなく、ブログも運営していまして、下の記事から集客しています。
【2022年】Amazonブランド登録のメリット・やり方をブランド登録のプロが解説

Amazonブランド登録に商標登録が必須なので、Amazonブランド登録のやり方を解説しています。
電話・メールのお問い合わせのほとんどはこの記事を経由したものが多いです。

上の例のように、ただ単に「地名 事務所(京都 特許事務所)」というキーワードで上位表示を狙うだけでなく、需要が見込まれるキーワードで記事を書いて集客するやり方も有効です。

③SNS集客

SNSは多くの方が利用しており、しかも無料で使えるのでおすすめの集客ツールです。

SNSとしては、「Twitter」「Facebook」「Instagram」「Tiktok」などがあげられます。

士業の先生は商品を売るものではないので「Instagram」や「Tiktok」はあまり向いていないかもしれません。

一方で、「Twitter]や「Facebook」は向いているといえるでしょう。

筆者もまたいずれも利用しています。

これらのSNSを利用する場合、宣伝色は出さず、ペルソナに向けて有益な情報を発信することが効果的です。

またこれらのSNSでは同業や他士業とのつながりも強化されやすく、同業や他士業から仕事を紹介されるメリットもあります。

ぶっちゃけやらない手はありません。ぜひ活用しましょう。


④ポータルサイトの利用

ポータルサイトとは、士業の先生を検索できるサイトを言います。

無料で登録できるものもあれば有料のものもあります。まずは無料で登録してみるのがよいでしょう。

  • 「MAHOROBAPro」無料で登録できる。相互リンクも可能

  • 「KnowHows」無料で登録できる。

  • 「士業ねっと!」有料。

  • 「士業検索.com」有料。月額15,000円。

  • 商工会議所が運営しているポータルサイト。商工会議所の会員になれば登録できる。実質有料。

⑤マッチングサイトの利用

マッチングサイトを利用すると、そこから仕事をもらうこともできます。

マッチングサイトとしては以下のものがあります。

  • 「比較ビズ」最大級のマッチングサイト。月額15、000円。制限付き。

  • 「Shares」依頼数は少な目。ただし月額5,000円と安い。1件で成約できれば余裕で回収できるので登録して損はないです。


比較ビズとSharesはコスパ最高なのでやっておいて損はなしです。
いずれも登録は簡単でして、1件成約すると余裕で回収できるほど安いのでおすすめです。

3.士業のインターネットを利用しない集客方法

一方で、インターネットを利用しない集客方法としては「チラシ」や「パンフレット」をペルソナに向けて送る方法があります。

チラシやパンフレットは「ラクスル」などの業者に依頼すれば簡単に作ることができます。

パワポで作成したものを「ラクスル」で印刷するという感じです。

ただし送り先はある程度見込みがありそうなところに絞るのが重要です。

見込みがありそうなところとは自分のサービスにニーズがありそうなところです。

例えば、商標には10年ごとに更新制度があります。すでに商標登録している人は更新の手続きをとる必要があるのですが、更新期限の半年くらい前にチラシやパンフレットを送り、更新手続きの代行をお安くできると営業をかければ仕事をとりやすくなります。リストは特許庁から調べることができます。

(ただし、やり方によっては競合先のクライアントを奪うことにもなりますので自己責任でお願いします。)


4.士業のおすすめの集客方法は?

以上、士業の集客方法を紹介しましたがおすすめはホームページ集客、ブログ集客(予算に余裕があるならリスティング広告)、マッチングサイトの組み合わせです。

マッチングサイトでまずは仕事をもらい、口コミをしてもらってホームページに記載する。

並行しながらブログを書き続けて知名度を上げることが有効です。ただしブログ集客は時間がかかるので予算に余裕があるならホームページ集客とリスティング広告の組み合わせが賢いと思います。

士業の場合、他の業者と比べて集客は易しめといえますので成功はしやすいでしょう。

いずれにせよまずはホームページを作成して土台を築き上げることが重要です。

もし代行を希望の場合は筆者が承ります。お気軽にご相談を。

>>「士業向けホームページ制作BrandAgent

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