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弁理士がワンオペで独立開業したら人生が変わった話

僕はとある弁理士。

僕は弁理士の資格を取得して、これまで特許事務所で8年間ほど働いてきました。

しかしながら、僕は組織で働くのが苦手な人間です。


ああ 組織で働くことのストレスから解放されたい、

ああ 仕事をはやくこなしても7.5時間拘束されるこの拘束ルールから解放されたい、

そしてもっと年収を上げたい!!


こういう気持ちが強くなり、僕は2019年頃から独立開業に向けて準備しました。

そして翌年1月には独立開業です。


しかしながら、この頃は、ちょうどコロナがひどかった時期でした。

おまけに、独立開業したときには、自分にお客さんがいるわけではありません。


0からのスタートです。


「集客」「仕事」をすべて自分でやるわけです。

責任だけではなく、食べていけるのか不安もありました…

そしてよく言われるように独立開業してから半年ほどはほぼ仕事がありませんでした。


そんな苦悩を抱いていた時期からもうはや4年。

独立開業して結局よかったのか、よくなかったのか。


結論から言うといい意味で人生変わりました。


というか自分が目指していたというか進むべき人生はこれだったんだろうなあと納得しております。


では具体的にどのように人生が変わったのか。

ここでは、どのように人生が変わったのか、

「仕事(働き方)編」「プライベート編」の2つに分けて話をすすめていきます!


一個人の経験談ですが、独立開業に興味ある人に参考になれば幸いです!


1.独立開業したら人生が変わった話(仕事・働き方編)

独立開業して4年。

独立当初は、すべて自分でやらなければいけず、雇われの頃より大変だろうなあ…忙しくなるんだろうなあ…と

思ったのですが、


むしろ暇になりました…


暇と言ったら仕事がないとか語弊がありそうですが、

仕事はありがたいことに安定していただいております。


余談ですが、仕事はこなくなるんじゃないかと不安もあったりしましたが、

独立開業して3年以上たち、2~3年くらい売り上げをキープできていれば、

そこからよほど変なことしない限り軌道が大きく外れる、ということはなく、仕事の依頼は安定していきます。


さて話を元に戻して、

具体的にどの程度暇なのかというと、

現在は、本業の仕事の時間は1日平均3~4時間程度です。


おまけに、

必ずしも決まった時間に仕事をするわけではなく、好きなタイミングで好きな時間に仕事をしています。


なお、僕は本業である弁理士業務の業務経験は10年以上ありますので、

自慢でもなくこれだけやってるのだから、当たり前の話、仕事のスピードは速いです。


一方で、雇われの頃は、どんだけ仕事を早くこなしても、1日最低7.5時間の労働時間を拘束されます。

なお早くこなせばこなすと、さらに仕事をふられるときもありました。

僕もあの頃は仕事を断れない性格だったので、いいように使われました…

その結果、1日10時間以上働いたこともほぼ毎日あります。

(余談ですが、正月3日連続出勤したこともありました。)


しかしながら、

僕はこの謎の拘束時間という社会的ルールの意味がよくわからなかったのもあり、

独立して好きなように仕事をしようと思い、独立開業しました。


果的にその目標は今は達成されていることになります。


なお、仕事は安定して毎日いただいているわけではなく、仕事の依頼が来ない日もあれば、めちゃくちゃ来る日もあります。

めちゃくちゃ来る場合は、仕事時間は4時間以上となりますが、それでも今は7時間以上も働いていないと思います。


雇われの頃は、まだ若かった頃もあり、気力、体力、何かしらの夢・目標があったのでそれでカバーできました。

しかし、今はもう気力的にも体力的にも無理です。


おまけに雇われの頃は、仕事をする時間だけはなく、通勤にも時間を使います。

あるときは、僕は片道1時間ちょいを電車通勤にあてていたこともあります。


往復で2時間以上です。


余談ですが、これに加えて、僕はこのとき働いていた特許事務所で、所長が帰れるまで帰れないという謎の縛りがあり、夜10~11時くらいまで毎日当たり前のように働いていたことがありました。(おまけにサービス残業です…)


しかし今では自宅で仕事をしています。


つまり、通勤時間は0です。


雇われの頃の仕事のために費やす時間/1日当たり

⇒ 通勤時間2時間+仕事時間10時間=約12時間


独立開業した現在の仕事のために費やす時間/1日当たり(平均値)

⇒ 通勤時間0時間+仕事時間3.5時間=約3.5時間


セミリタイアに近づいています。


そして最近は、朝9時くらいまで寝ていることもあります。

仕事をする時間を減らすかわりに、睡眠時間は多くとっています。


睡眠時間を多くとらず、仕事ばかりしていた雇われの頃、バスの運転手席近くにある鏡に映る自分の顔を見ては、

「ああ、老けてきたなあ…」と思ったものです。

しかし、あれからだいぶ年はとったものの、鏡に映る自分の顔を見ても「老けてきた」と思ったことはありません。

「アンチエイジング」には、睡眠と仕事(それにともなうストレス)のバランスを考えることはとても大事だと胸を張って言えます。


話をもとにもどして、まとめると、

独立開業したら雇われの頃とくらべてもっと忙しくなるのかと思いましたが、

今は集客しなくても仕事はとれるようになってきたので(お客さんの口コミなど)、集客・営業にかける時間もとらないですし、

仕事もこれまで10年以上やってきた経験で速くこなせて3~4時間で終わり、

しかもこれ以上事務所を大きくしようというような野望も特にないので、


むしろ暇になりました。


ただし、僕は経理もやっているので、売り上げを集計したり、請求書を作成する、といった事務的作業もしないといけず、

これが意外とめんどうです。

こうした作業は週末にやっています。


では暇になったらプライベートはどうなったのかというと、

次に続きます。



2.独立開業したら人生が変わった話(プライベート編)

独立開業して4年。

独立開業した時は、これからは自分で仕事をとらないといけないし、

営業と仕事でプライベートの時間もなくなるんだろうなあと思っていましたが、

今では、先述のとおり、暇となり、

おまけに家の近くに温泉が湧いているという情報を知りえてから、

毎日近くの温泉・サウナに通うようになりました。


おまけに、

温泉には朝と晩、

つまり1日に2回通っています。


温泉に浸かる、サウナで汗をかく、というのはもはや趣味というレベルではなく、

食べる・飲む・寝ると同じくらいのレベルにいたっています。


もともとお風呂は好きで、家のお風呂に1日2回入っていたこと、

独立開業して景気がよくなったときに有馬温泉に月1で通い続けたこと(当時はコロナ禍もあり、宿泊費用がべらぼうに安かった)

もあったのですが、

たまたま近くに温泉があることをネットで知って行ってみると、

温泉だけではなく、サウナにもはまり、

気がついたら、もはや生活の一部となってしまい、今にいたる、といった感じです。


まさか独立開業して朝晩温泉に通う人生が待っているとはつゆだに思っていませんでした。


ちなみに、余談ですが、

朝10時ぐらいに温泉の浴室にいくと、お年寄りしかいません。

こんな時間に働き盛りの年齢の自分がこんなとこでまったりできるのは妙な優越感も味わえたりします。


その優越感とは、

漫画「一日外出録ハンチョウ」におけるエピソード、

ハンチョウが一日外出券で身なりを整えた後に、

大衆食堂で昼間から生ビールをゴクゴク飲んで、

仕事で会社に戻ざるをえず、大急ぎでがつがつ食べるサラリーマンの羨望の眼差しを見て浸る、

あの優越感に近いかもしれません。


朝にサウナに入り、そのあとに水風呂に入り、

そして露天風呂の近くにあるリクライニングチェアで外気浴。

大空を見上げると、大きな雲のかたまりがゆっくりと動いており、

たまにドラえもん雲の王国でドラえもんとのび太と雲のロボット?みたいなのが王国を作り上げている光景を思い浮かべたりして童心に戻ったりします。


また、温泉・サウナだけではなく、

自炊もするようになり、最近は趣味で料理もはじめるようになりました。


このため、ご飯を作る・食べる・飲む・温泉に浸かる・サウナで汗をかく・寝る・仕事をする(3~4時間)で1日があっという間に終わってしまいます。

この人生が果たしていいものなのか、よくわからなくなってくることもありますが…


こんな感じで、

独立開業して4年がたち、

気が付いたら毎晩温泉通いをするまでにいたりました。

人生何がおきるのかよくわかりません。


まとめ

以上、弁理士がワンオペで独立開業したら人生が変わった話でした。

自炊について作った料理はインスタにあげていますので興味あったら寄ってください。

以上

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