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#光文社新書

新刊『「文」とは何か』の「ビーグル」にまつわる箇所を全文公開します!

8月刊『「文」とは何か』が、おかげさまで発売前から日本語好きの方を中心に話題になっています。とりわけ今回目を引くのが帯の「ビーグル」の写真。実は著者の橋本陽介先生はビーグルをこよなく愛しておられて、そのビーグル愛ゆえに本書の例文にも登場させていたのでした。今回は発売記念に、帯にもある「ビーグル!」の一語だけでも「文」であるというくだりを公開いたします。 単語一つでも「文」前章では、主語と述語、それから格を中心に「文」とは何かについて考えた。ただ、これまで取り上げてきたのは、

【名言集】光文社新書の「#コトバのチカラ」 vol.2

伊藤亜紗『目の見えない人は世界をどう見ているのか』 「足が不自由である」ことが障害なのではなく、「足が不自由だからひとりで旅行にいけない」ことや「足が不自由なために望んだ職を得られず、経済的に余裕がない」ことが障害なのです。 丸山宗利『昆虫はすごい』 この世のなかをとりまく問題に対するさまざまな評価や対処には、われわれヒトを一介の生物であると認識していないがために不自然になっていることが多いように思える。 池上彰『知の越境法』 人生では、さまざまな場面で高い壁に行く