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和尚のつぶやき #376(心の波)

波と言えば、海が思い浮かびます
波が立っているのが自然な姿で
波のない状態である凪(なぎ)は
風が吹き止んだ一時的な状態です
心の状態も同じで
常に波のない落ち着いた状態
であることは難しく
何かしら波立っています
それは元気な波であったり
イライラの波であったり
様々な理由で波立っています

波立つのが嫌だからと言って
まったく波がない状態は
動きが止まった状態であり
大波で荒れている状態とは
逆の意味で 大変な状態です
平常心を保つことは
そう簡単なことではなく
日常生活をする中では
心の波があるのが自然です
無理に平常心を保とうとして
心を病んでしまうこともあります

一日の中、週の中、月の中
季節の中で、波があり
その波の大きささも
その都度違います
それが生きている証であり
生命の息吹でもああります
荒波は静まるのを待つ
さざ波は楽しむ
波に合わせることも
自ら波を変えることも
いろいろな状況の中で
波と付き合っていくことが
大切だと思います








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