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和尚のつぶやき #368(一息一口を味わう)

健康な時は、息をすることも
食べることも当たり前なこととして
日々を過ごしています
一旦、健康を害してしまうと
息をすることが苦しくなり
食べることが辛くなります
意識することなく雑に呼吸をし
味わうこともなく
がつがつと食べてしまう
病気を経験しても
のど元過ぎれば熱さ忘れるで
元に戻ってしまう
人間の浅はかさであり本性です
これは仕方ないことで
繰り返しながら生きています

できれば一息一息を大切にし
一口一口を味わって食べる
そうありたいと願いつつ
それを習慣とすることは
かなり難しいです
頭ではわかっていても
がつがつ食べてきた習慣は
なかなか直りません
いつも妻にもっと丁寧に
食べてくださいと言われます
その時は修正できても
またすぐ元に戻ります
これを繰り返しながら
自分の行動を修正する難しさを
感じています

身のこなし一つにしても
体が調子のいい時は
何も意識せずに動かしてますが
膝や腰が痛い
どこどこが具合が悪いとなると
動きの一つひとつが
しんどくなります
高齢者の姿を見ても他人事で
自分の事としては考えられません
生きるとはこの一つひとつが
すべてうまく回っているお蔭です
ひとつ歯車が狂うと
生きることが難しくなります
生きていることが奇跡なんです
奇跡はこの一つひとつの
中にあります
この奇跡に感謝せずに
何に感謝するのでしょうか
ありがたいことです




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