見出し画像

私だけ職場のみやげを廃止した

新しい本がでた。

なかなか嬉しくなってしまったので、気が向いたら簡易生活で生活を簡単にしていく方法を書くことにした。

というわけで、今回はおみやげについてである。

おみやげを買ったり渡したりもらったりするのが好きな人がいる。しかし私はおみやげを買うのも渡すのももらうのも、あまり好きではない。だからおみやげ習慣のある場所にいくと、わりと大変だったんだけど、最近は私だけおみやげを廃止し快適にすごしている。

具体的にどう廃止するのかというと、おみやげが部屋に存在しない状況で、私はおみやげを好まないと伝える。おみやげが部屋に存在している際におみやげ批判をすると、すぐそばにあるおみやげに罪があるように思われてしまう。おみやげという物質に罪はない。だからおみやげがない状態で話す。おみやげ屋さんで働いている場合は、おみやげがない状態が欠落しているといったことも考えられるが、おみやげ屋さんで働こうというような人物はおみやげが好きなのだろう。もしもおみやげ大嫌いなのに、おみやげ屋さんで働いている人物がいたとしたら、彼はどういう心境なのだろうか……などと想像してみると時間つぶしになるわけだが、とにかくおみやげがない状態で話すべきである。おみやげが好きな人もいるわけだから、彼らの邪魔をすることはない。

こちらは簡易生活の、

- 他人の能力を活用するため「他人の能力を上げるように行動する」
- 向上した「他人の能力を利用を最大限に使う」

といったルールに則ったやり方で、おみやげを買うことで発揮されてる他人の能力を邪魔してはならない。我々は他人を邪魔せずに、おみやげを廃止するべきなのである。

続いておみやげ廃止について、どう話せばいいのかだ。これは正直かつ素直に伝えるだけでいい。

- 他人と効率良くやりとりするため「良いことも嫌なことも素直に伝える」
- 嘘は煩雑なので「正直にする」と簡易である

といったルールが簡易生活にはある。これに従っておみやげを私だけ廃止する。まずおみやげを買ったり渡すのは面倒くさいから嫌ですと伝え、今後はおみやげは買わないし私に買ってこなくてもいい。みなさんがおみやげ買いたい場合は買ってもいいけど、とにかく私はおみやげは買わない。旅行してる時に必要な荷物を持つのも嫌なのに、おみやげを持ち歩くのは嫌すぎるように感じてしまう体質と同時に性質で二重苦なので、なにかあげたいものがあったら荷物が少ない時に購入し、旅行とか関係なしに渡すことにしましたみたいな話を静かにしたら、おみやげから逃れられたので良かった。

簡易生活には、

- 好きなことは好きな時に好きにする」と簡易である
- 不合理な習慣を見直し「虚礼虚飾の廃止」を断行すれば生活が簡易になる

という原則もある。だから私はおみやげだけじゃなく、プレゼントも好きな時に好きなものを渡すようにしている。特定の日に渡すというのはプレゼントを渡す日を決めなくていいというメリットがある反面、イベントに合せてプレゼントを渡すために日にちを脳に保持しなくてはならない。これは簡易ではないから、好きなことは好きな時に好きにしたほうがいいかなといったところである。

そんなわけでプレゼントを渡さなくてはならないような人に、私は好きなことは好きな時に好きにしますとあらかじめ説明しておく。それで好きな時に好きなものを渡すと、そういう人なのだなと理解してもらえる。

こういうことはみんなを集め、宣言するようなことでもない。個別に雑談時のついでに話してもいい。最終的に理解してもらい、相手のやりたいことの邪魔にならなければいいのだから、方法はなんでもよくて、ただ良いことも嫌なことも素直に伝えれば事が足りる。

おみやげやプレゼントが好きな人も、廃止したいものがあれば廃止したいと伝えれば良い。自分が面倒くさいと思っていることは、誰か一人くらいは面倒くさいと感じているのだから、他人にもメリットがある。なにかを廃止して発生する余力で、みながそれぞれ好きなことをするのは実に心地が良い。

やる前は難しいように感じるかもしれないが、やってみたら簡単でわりと上手くいく。その人のキャラにもよるのではといった意見もあるかもしれないが、こんな文章を読んでやってみようかなと思うような人なら、恐らく大丈夫だと思う。


私について https://ichibeikatura.github.io/watashi/