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不要不急の外出ができなくて暇な人は暗記をして遊ぶと便利だと思う

必要ないから覚えてないけど、たまに出合ってそのたびにググるといった物がある。例えば尺が何センチだとか、英単語だとか都道府県の位置だとか、覚えている人もいるけど、覚えていない人もいるといった情報である。そういった情報の中で、自分がよく目にするけど覚えていないものがあるなら、暇な時に暗記しておくと便利だと思う。

私は40を越えているんだけど、最近になって日本の都道府県を覚えた。なんで覚えたのかというと暇だからで、別になにも期待してない。ところが都道府県を暗記すると、かなりのメリットがある。

今、鉄道の歴史の本を読んでるんだけど、県名が出てくるとああ、これはあのあたりかと考えることができる。考えることが増えれば増えるほど読むのは楽しくなるんだから、覚えて良かったといった感じである。

それだけでなく、暗記した事柄が増えることで、過去に消費したコンテンツがより面白くなるという経験もあった。昔に観たり読んだりした地名が関係するものを思い返すと、あの場所の話であったのだなと考えることができる。過去の経験がアップデートされた感じがあり実にお得だ。

地名より少し前には、英単語を200個くらい暗記して、こちらも便利だった。私はほとんど英語は読まないんだけど、英語でしか情報がないソフトウェアやハードウェアの情報を収集する時には読む必要がでてくる。そういう時は、グーグルとかで翻訳した上で、原文と比べて理解するみたいなことをするんだけど、学生の時に英単語を暗記してないのですごく面倒くさい。

というわけでちょっと覚えるかみたいな感じで暗記してみたら、すごく面倒くさいがちょっと面倒くさいくらいになって実用的だった。

暗記するコツは、次のような感じである。

イメージできるものを用意する
声に出して読む
忘れると覚えるを繰り返す
暗記する物事に関連する書籍を読む

都道府県を覚える時には、まず子供向けの日本パズルみたいなのをスマホにインストールして県名を読みながらだらだら続ける。これで県名を覚えて、だいたいのイメージを身に付ける。概ね覚えたら二三日くらい置いて、またスマホゲームをして思い出すという作業をする。これを続けていると、だいたい覚えるとができる。

次に簡単な日本地理みたいな本を買って読む。だいたい場所を覚えているから、覚えていない頃より面白く読めるし、少しだけ知識が増える。

最後に関連するもうちょっと難しいものを読む。私の場合は必要だったので、この本を読んだ。

少しだけ増えた知識を活用しながら読むので、より面白く読める。これで記憶が定着するので、一生使えるものになるといった感じである。

これは英単語も同じで、声に出して英単語と日本語の意味を読み続け、忘れたら思い出して、なるべく英文を読むようにすると、だいたいだけど暗記できる。

大人になって出来ることが増えてくると、別に暗記なんかしなくていいやってなるけど、誰でも暗記したら便利になるものっていうのは実はあるんじゃないのかなって私は思っている。

そしてちゃんと暗記をしようとすると、わりと時間がかかる。私の場合は都道府県だけで一月くらいかかった。もうちょっと知識を出す速度やら抽象化するパワーが欲しいので、今後も地名が出てきそうな本を読むかとか思ってるんだけど、こういうやり方をすれば何年でも遊べる。

私が学校に行っていたときに、全然暗記をしなかったので知らなかったんだけど、こういうメリットがあったのかと今になって理解したという感じである。子供の時に暗記しておけば良かったなと思わないわけでもないけど、大人になって自分の意思で暗記しようと思い立ち、その方法を考え覚えることができて良かったような気もする。

色々書いたけど、子供の時にきちんと暗記してた人にとっては、こんなことは常識なのかもしれない。でもそうじゃない人は、暇つぶしに一回暗記で遊んでみると良いと思う。実に楽しくて便利なので、とてもお勧めです。

こういう遊びを日常に取り入れると、どんどん生活が面白くなる。そういう方法を明治の人と一緒に考えようというのがこの本で、こちらも暇な人は読んでみると良いと思う。


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